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ひとがた流しのいわゆるスピンオフ。
子供の視線で書かれていて、ひとがた流しとはちょっと違って
大変興味深かったです。
子供の目線で書かれた本を読むと
自分が子供の時ってそんなに物事を
深く深く考えていたのかしら?といつもおもいます。
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感性の思うままに、自由に思考できるように育てられたさきちゃんは、やっぱり将来はお母さんと同じ物書きになったりするのかな~
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とっても優しくて愛らしい話だった。
暴れんぼうのくまさんは、信号を壊して紫にしたり、並んでる杉の木と松の木も結んじゃうらしい。
ほんとうにかわいい!
丁寧な言葉ってこんなに綺麗で愛情に溢れてるんだ。
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本を書くのを職業としたお母さんと
その娘のほのぼのとしたお話です。
のんびりとした、どこにでもある日常は
絵本のようなそうでないような…。
彼らはとてもよい親子関係を築いていて
これから先もこのまま進んで行くのかと。
優しい気持ちにさせてくれます。
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小学生でも読めるような絵本のような可愛い本
お話としては素敵だったけど、現実の子育てはこんなに甘くないのだわ
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タイトルも挿絵もかわいい。
北村さんがデビュー当時性別不詳といわれていたのは、何も名前のせいだけではないんだよなぁ。
だって、この本一見して女性作家っぽいでしょ?ぽいんですよ。装丁だけじゃなくて中身も。
こういうセンスが読者を惑わせたんだろうな。
すごく繊細な感じなんです。そしてあったかい感じ。
ただ、今回は再読なんですが、一度目読んだときとは受けた印象が少し違いました。
最初は児童書のような感覚で手にしたんですね。それで、さきちゃんの目線で読んだ。自分の子供時代を思い出して、重ね合わせて、私も母子家庭だったこともあり尚更共感しやすかったし。
今回は意識していた訳ではないのですが、もう少し引いた視点で見ていたんです。そうするとまた違ったものが見えてきた。
お母さんの気持ちや、母子家庭であることから生まれる二人の間の独特な関係や空気が。これらは、あとがき?からもわかるように意図して描き出されたものなんですよね。敢えて父親のいない家庭での母と子の繋がりを描こうとしたことと、それが作者の想像の域を越えて本当にリアルに描き出されていることが、すごいなぁって。鳥肌ものでした。
いろんな角度からいろんな楽しみ方が出来るのも北村作品の魅力ですね。
そういえば、解説が梨木香歩さんでした。気づかなかった。梨木さんのコメントもまた、いいです。解説を読んで気づかされたこともあって、曲がりなりにも本好きとしては恥ずかしいですが・・・。職業柄当然なんかもしれないけど、読み込み方が鋭くて脱帽。
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大好きな本。何度読んでも泣いてしまいます。(今では表紙を見ただけでも泣ける)でも悲しい涙ではありません。なんというかこれは、美しいものを見たときにあふれ出る、感動の涙。
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再読しました。二度目。☆3。
名前の話がすごく好きで、結果、購入して再度読んだ一冊です。
二度目では、名前の話にはそれ程、心を動かさなかったのですが、表題に関連した「さばのみそ煮」のお話に心がとまりました。ついつい歌ってしまいます。
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さきちゃんの小学生らしい言葉や音に対する無垢な感覚をバネに広がる、より柔らかく微笑ましい言葉の世界。北村薫がお父さんだったら、きっと幸せだろうなと思わせるような暖かさがそこにはあります。しかし母子の愛情物語だけで終わっているわけではなく、二人の親密な世界に欠けているものもまた重要なテーマとなり、黙して語られている。北村作品を貫くテーマとして、ひとつ「家族」というものがあると思うのですが、小編ながらこの作品は「家族テーマ」の重要なポイントとなるものだと思います。
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大好きな本になりました。
お母さんが素敵な人だし、その側で育ったさきちゃんも、素敵に育っていっている。
大人が子どもに影響を与えているだけじゃなく、ちゃんと子どもが大人(お母さん)に影響を与えて、お母さんはきちんとそれを受け止めている。大切なことだけど、誰もが出来ることではないような気がします。
何気ない日常だけれど、さきちゃんとお母さん、文章の言い回しなど、可愛くて、切なくて、愛しく思えるお話です。
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お話をつくるお仕事のお母さんと、さきちゃんの二人の物語。
穏やかな絵本のようなお話。
現実は、こんなにきれいなことばかりじゃない、そうわかっていても。
お母さんのつくるお話が、またとても素敵。
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母と妹と三人でちんまりとお二階の部屋でムーミンの柄の靴下について話をしている夢をみました。この物語を読みながら寝てしまったときのことです。
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再読。「ひとがた流し」を読んで初めてこの話の親子が、あの作品の二人だと知った。
ほのぼのいい話で深いのだが、イマイチ何というか…まあ、趣味の問題だろう。
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ほのぼの。大人のための児童文学?
北村薫の優しい世界観が好き。
サバの味噌煮を作りたくなった。
(作ったことないけど…)
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この親子大好きだった。お母さんが歌ってくれた、
月の砂漠をさばさばと、鯖の味噌煮がゆきました
っていうくだりも。
「山の斜面」っていう言葉が何故か怖かった、っていうの分かる。理由もなく本能的に怖い単語ってある。