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これは・・・ツライ(汗)これでもか!!って家族がズタズタに描かれてる・・・(笑)最後の「亡母渇仰」は読んでて気持ちが悪くなりました。全く同じような夢を見たことあるから・・・。
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主人公七瀬のねっとりした趣味を「人間の後ろめたいんだけど、いかんともしがたい欲求」というように記述されているのはなんだか不満です。面白かったけど。
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昔、NHKでやってた「七瀬ふたたび」(大好きだった!)の「七瀬」シリーズ第1作 「七瀬ふたたび」はSFだけどこれは〜人間内面の怖さ、愚かさ、哀しさが書かれてます。 ・・・心を読まれるのもイヤだけど(苦笑) よかったぁ、人の心が読めなくて
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精神感応力者(テレパス)、人の心が読める七瀬が家政婦として働き歩く連作短編。
行く家行く家、さすがにそんな人間ばかりでもないだろうに……と空しくなるような心さもしい家族模様。
いかにもな極悪人はいないものの、小市民的な胸の内がさらされるだけで、人間てこんなにも滑稽で醜いものかと眉を寄せたくなります。
お手伝いさんを呼ぶような家庭には難があるってわけでもないんでしょうが、実際のところ、ここまで裏を抱えた関係なんて滅多にないだろうな。
人より落ち着きがあって優秀で、思いの外したたかな主人公でした。
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人間って恐ろしい!怖い本だった。七瀬という読心能力を持った女の子が8つのお家を転々としてお手伝いさんを勤めるんやけど、その家々の心を覗いて観察したりちょっと手を加えたりする話。初めはそんな汚いこと人は思ってるんかな〜って半信半疑やったけど、楽しかった会話とかを反芻してその時の自分の受け答えをシビアに批判したりする描写はリアルすぎた。そうか、みんなもそんなことしているのか。私が変だからだと思っていたけど、結構私が思っていることはみんなも同じノリで思っているような感じで、なんか怖かった。むしろ私が心を読まれているような気がした。でも七瀬が読心している相手によったら全然共感できない人もいっぱいいて、そんな怖いこと考えてる人もいるんだと思うと怖かった。そしてそんな人の周りにはそんな人が多くて、そのお互いの心の醜さ、やりとりに吐き気がした。筒井康隆とはこういう人間の本性を描く作家らしい。筒井康隆好きにはたまらない作品らしいけど、私はそこまで共感できないなぁ…。わたしのグランパみたいな平和な本が読みたいな。
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七瀬三部作の始まり。実験的で異彩を放つ珠玉の連作短編をお望みならば、この一冊をお薦めします。続く「七瀬ふたたび」も是非。
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七瀬三部作といわれる本作が第一部。
二作目「七瀬ふたたび」以降はSFっぽくなりすぎててイマイチ不評のようですね。
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人の心が読める超能力を持って生まれた七瀬という19歳の女の子のお話。
ひとところに留まらず、女中の仕事をして家々を転々としながら自分の能力をひた隠しにして暮らしているのですが、彼女の行く先々がどれも大きな問題を抱えた家庭ばかり。
でも、それはあくまで「心の中が読める」七瀬視点から見てるので感じるのであって、本書は大げさに書かれてはいるものの、人間誰しも心の奥底では常に打算的なことを考えているはず。
七瀬の勤めた家ごとに短編のような形式で書かれているのですが、その殆どが悲劇的な最後で終わるのは、人の心が読める故に行った七瀬の実験的な裏工作によるものも多く、人や人間関係の脆さ、あるいは不思議な結びつきなどを深く掘り下げて表現していると思います。
決して明るい内容ではないですが、筒井特有の人間関係のドロドロ感が好きなら是非。
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◆テレパシー少女七瀬シリーズ第1弾!
■筒井康隆の作品を読むのは初めてだった。家族という社会内部においての人間の心の中を七瀬という心が読める超能力を通して観察された面白い作品。8つの家族の内面を読みながら、自分の家族と比較し、共感し、家族という社会に失望を強めることになった。これを読んだのが未婚だったらどう感じただろうか。他人事としてしか感じられなかったか、または、自分はこんな家族にはならないだろうと楽観的に捕らえただろうか?家族という特殊社会において人間はどう生きるべきか考えずにはいられない。主人公の七瀬のその後も気になるので、「七瀬ふたたび」などの作品も読んでみたい。
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初めて読んだ筒井作品。この作者、普段何を考えてるのかしら?と疑ってしまうくらい人が向きだしの話。七瀬が気になって一気に読み進めてしまった。人間は醜い生き物。
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父の影響で、小学生の頃読んだ。まだ幼かったので、難かった。だけど面白いと感じたのを覚えている。で、筒井さんの短編結構読んだなぁ。
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人の心が読める精神感応能力者(テレパス)の火田七瀬。住み込みの家政婦として様々な家族の下で働き、表面上万円な家族の心を読み取る。嫉妬。怒り。欲望。悲しみ。愛。憎しみ。8つの家族の下で、七瀬は何を感じるのか。
SFの中では最高峰でしょう!ミステリが好きだとか、SFは嫌いだとか。そんなこと言っている場合ではありません。これは読まないと後悔します。短編なので立ち読みで(オイ)1篇だけでも読んでみて下さい。
・・・あ!イッペンだけでいいんで一遍だけ読んでみて下さい!
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客観に徹すると主観を表現しにくい。
逆もまた然り。
でもこういう設定なら両立できるのね。
素晴らしい発想。
…そして人間不信になれる本(笑)
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コレを読んでツツイヤスタカに本格的にはまる。
エスパー七瀬になんとなく憧れたのを思い出す。
しかし、人間の心理を醜く表現した文章は、中学生にはキツすぎました。
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超能力者の主人公
特異な視点から見た人間関係
とても興味深い
その能力を持つゆえの冷酷さを感じた。