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紙の本
魔術的に理解できてしまうトンデモ解説書
2002/12/27 23:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょいかごねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすい。面白い。なのにとんでもなく難しそうな概念が不思議と理解できてしまう。そういう魔術的な本である。
コンピュータの使い方がわかる、という本ではありません。でも文章は面白おかしく極めて平易なので、コンピュータに詳しい人にも全然知らない人にもお薦め。解説書としてだけでなく、「解説のテクニック」という視点からでも面白い本です。
本書が解説しているのはコンピュータというよりは、情報理論とか計算機工学に関する話がほとんどである。だから各章のキーワードは、エントロピーだのチャネルだのオートマトンだの、恐ろしそうな単語が並んでいる。ところがこれが作者の手にかかると、とんでもないものに例えられてしまい、各章を読み終わったときには、これらのタームがおそらく非常に的を得たイメージとして頭に入っている。
この本のような解説の仕方は、ちょっと極端なところもあるけれど、なんとなく僕の目指しているものに近い。また特に後半には、作者のコンピュータに対する思い入れや哲学が語られ、これもまた共感するところが多い。本書の作者は大学の助手さんということだけれど、大学の学生さんにこの調子で講義をしているんだろうな。こんな難しいことを楽しいたとえ話を使って、わかりやすく説明できるなんて、さぞかし気持ちがいいだろうな、そういった羨望すら感じてしまった。
紙の本
イメージをつかむのに良い本
2002/12/07 16:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふがく - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般の入門書とは違った視点で書かれており、理解しやすいようにいろいろな例えを使って説明しています。
エントロピー、チャネル、有限オートマトンなどが理解できなかった、またはイメージしにくいというのであれば、この書籍を読めば理解しやすくなると思います。
上記の言葉を一度学んだがよく分からなかった人にはお薦めの書籍だと思います。
紙の本
技術という思想
2002/11/08 18:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
技術を、それを成立させている思想およびその背景にまで踏み込んで解説している点で高く評価できる。
また、一見訳のわからない、しかし初心者にとってはとても理解しやすいたとえを用いているのもよい。
方法論を覚えても、必ずしも結果としてよいものになるとは限らない、というあたりまえのことが忘れ去られつつある昨今、特に若い世代の方には読んでほしい一冊。
(個人的には)「真・窓と林檎の物語」でのワガハイ口調で書いてあれば満点をつけたかった(笑)。
紙の本
目次内容
2003/01/09 14:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第0章 コンピュータを理解するということ〜この本には何が書いてあるのか〜【予告編】
第1章 その味噌汁の塩分はいかほど?〜正味の情報量は意外と少ない〜【エントロピー】
第2章 油田のパイプラインと伝言ゲームの連続〜パイプが細けりゃ、通るものも通らない〜【チャネル】
第3章 自動販売機はコンピュータ理解の始まり〜あるいは、自動販売機と人生ゲームのステキな関係〜【有限オートマトン】
第4章 記憶のカースト制〜時間と空間の近さ・遠さ〜【メモリ階層と参照の局所性】
第5章 顔の細道〜面と面とが面するところ〜【インターフェース】
第6章 師宣わく「未来は常に移り変わっておる」〜コンピュータの限界とその先〜【私たちの未来のために】
参考図書
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