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旅の情景と主婦の心模様を描いた短編12作。
・姑の写真(秋田・男鹿)
・一粒の真珠(熊本・天草)
・微笑む女(北海道・斜里町)
・最後の嘘(大阪・富田林)
・青年のお礼(新潟・佐渡)
・母の家出(山梨・上九一色村)
・湯飲み茶椀(岡山・備前)
・姉と妹(福島・三春)
・Eメール(山口・柳井)
・越前海岸(福井・越前町)
・泣き虫(三重・熊野)
・春の便り(高知・高知市)
・解説 立松和平
全て主婦が主人公で、妬み、嫉み、後悔、悲壮、喜び、怒りと様々な感情を抱え、その地を訪れ、情景に癒され、あるいは改心し、情を深くする。
旅の一面を切り取った作品。
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短編は苦手なんですが、これはなんだか良かった。
なんだろか?
別に何があるってわけでもないのだが。
それぞれ抱えながら旅に出る女性達の物語です。
義母、旦那、愛人、子供、友人…
日常どこにでも落ちているような単純なストーリーですが…
読んだ後少し前向きになれる話ばかりでした。
旅はいいな。
私も早く旅がしたいです。
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日本全国各地を舞台にした家族の物語。短編なのに色んな感情それぞれ湧いて読後は自分が旅に行ったような気持ちにさえなった。それぞれの感想はあとがきとまるで一致していたことにも驚いた。