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「来訪編」のラストでアスラに示された希望がことごとく潰えてしまいました…
アスラ自体の罪とも言い切れないにしても殺戮を行ったわけだから、力を二度と使わないとか何とか決意して違う場所で新たな生活を送るっていうのも何だかな…とは思っていたんだけど、それになんといってもちびっ子向けの本だしなと甘く見てたとこもありますが、それにしてもかわいそうでかわいそうで (T.T)。
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良い終わり方だったと思う。ハッピーエンドとは言えないけれど…。
アスラが普通の幸せを手に入れられる日がくれば良いのに。
守り人シリーズはやっぱり面白い。
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アスラは自らの力にめざめ、サーダ・タルハマヤ“神とひとつになりし者”としておそろしい力を発揮しはじめる。それは、人の子としてのアスラの崩壊を意味していた…はたして、バルサたちはアスラを救うことができるのだろうか(「BOOK」データベースより)
史実の正しさを信じるほど馬鹿ではないつもり。
でも善悪の表裏を明確にするのって難しいよなぁ。
どちらかが完全なる善で、どちらかが完全なる悪って事自体、あんまりあり得ることではないし。
これはそれを考え続けることの大切さを学べる本なのではないかしら?
多感な少年少女時代にこそ読んでいただきたい一冊ですね。
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夕暮れの光が、王城の裏庭を黄金色にそめている。(p.8)
シハナのたくらみでサーダ・タルハマヤとして
(2003年06月07日読了)
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バルサは、強いことを誇りに生きている人だと思った。
それだけでないことが、むしろ痛みをかかえつつ、強さを求める自分をみつめつつ生きる人だった。
ひとつの価値だけでなく、いろんな見方や価値観があるということ、そういうことを否定することはしない。
ファンタジーの中に、大切なメッセージや問いかけがいっぱいつまった上橋ワールドを楽しめます。
このシリーズの中で、今のとこ、これが一番好きです。
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自分の中に、強大な力を持つ「神」が宿り、自分の感情に呼応して一瞬で人を殺せる、おまけに自分の感情は傷つかないとしたら、正義の味方として自信満々で生きていけるだろうか。ハリウッド映画のスーパーヒーローのようには、普通なれないと思う。バルサが信頼されるのは、人を傷つけた時、自分も傷ついているからだろう。
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おもしろかったです~♪
バルサとシハナとの戦いのシーンがゆっくりな描写なのにスピード感があってすごい。
のちのちまたどこかで対決しそうな気配がしますが・・・。
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守り人シリーズ。先に天と地の守り人を先に読んでしまったので、一部ストーリが見えていたが、絡まった種族とそれぞれの伝説がノユークとバルサ、タンダを絡めて、ロタ王国で繰り広げられる物語。思わず助けてしまったバルサが中心だが、今回はかなり傷も負う。孤児どおしのつながりと殺人の世界に踏み込むか踏み込まずにとどまれるか。バルサの心情が思いやられる。
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タルの民はナユークを見ることのできる者をひっそりと隔離していたが、アスラの母は掟を破り処刑された。ロタ国の南北の対立、タルの民への差別、それらの状況を操り、アスラを利用しようとするシハナ。
祭りの儀式のときにアスラの怒りは「神」を呼び込むが、バルサたちの助けでアスラは我に返るが、深い眠りについてしまう。
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ラストが秀逸。
上橋さんの凄いところは、登場人物の視界をそのまま私たちに見せてくれること。
ラストシーンは目が痛くなるような日差しと幸せに包まれている。私たちは、同じものを見る。
虚構の世界ながら、私は、自分が、幸せを手にできたような気さえした。
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人として温かい思い出や大切にしてくれる人がいたら、つらくとも生きていけるということかなあ。ああいう終わり方しかないかなあと思う。
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面白い。
様々な国のごたごたが続くけれど、それをどうするのか。
本当に面白い世界観だなとつくづく思わされる。
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このシリーズは各国の政治機構が話に大きな影響を与えているが「神の守人」でもそうだったなんだか最後の終わり方が今までのものとは異なり少しはっきりしない終わり方だったけれどこれはこれで有りだと思う。サクサク読めた。
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バルサの戦闘シーンはカッコイイ。目の前で繰り広げられてるみたいに迫力があります。バルサがアスラに静かに諭すシーンは、自分が語りかけられてるような気持ちで読んでいました。
バルサとタンダが、深い絆で結ばれているのを感じさせる描写が出てくると嬉しくなります。はやく一緒になってほしいな~。
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守り人シリーズ第五段②
隊商の用心棒となってジタンへ向かうことにした、バルサとアスラ。
全ての行動は、アスラを何としてでも奪還したいシハナの手の内だった。
大きな構図を見据えて、まるでゲームのように駒を動かしていくシハナ。
やがて、罠にかかり、バルサは瀕死の重傷を負い、アスラも連れ去られてしまう。
そして、約束の日が訪れる。
シハナは大義のためには、少々の犠牲は当たり前だと思っているのだろう。でも、頭のいい彼女には、ロタを恐怖で治めた後まで見据えられていたんだろうか…。
まだまだ何か起こしてくれそうなシハナ。
それを追わねばならないスファルが切ない。