サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

内田百間集成 4 サラサーテの盤 みんなのレビュー

文庫

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー31件

みんなの評価4.7

評価内訳

  • 星 5 (17件)
  • 星 4 (6件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
31 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

この集成の中ではまともな編集方針

2021/11/06 11:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Eternal Kaoru - この投稿者のレビュー一覧を見る

編集方針がはっきりしないこの集成の中では割と方針が見えやすい巻で,内田百間先生の幻想短編・小品集です.「東京日記」,「南山寿」,「サラサーテの盤」,「とおぼえ」が収録されているのは結構です.『冥途』,『旅順入場式』収録作以外の百間先生の幻想短編の主だったところが収録されているといってよいでしょう.これに「青炎抄」が加われば百間幻想作品の中核は概ね網羅できていることになりますが,「青炎抄」は他の巻に収録されています.編集者の鑑識眼がないことをよく物語っています.ただし,責任は筑摩書房にはありません.ちくま文庫版が底本とした福武書店版全集にあります.
 岩波文庫版の『東京日記』にかなり近い編集方針とお見受けしますが,岩波文庫版には残念ながら「とおぼえ」が収録されていません.本書と岩波版『東京日記』にはそれぞれ一長一短があります.本書には嬉しいおまけもあります.三島由紀夫の解説です.これは掘り出し物で,嬉しいサプライズです.それにしても,近代最高の幻想文学作家の一人でもある内田百間の全体像を示す選集をどこか出してくれないものでしょうか.
 「東京日記」は一貫した小品集で,全編をこの順序で通読しないと面白さがわかりません.最近はバラバラに収録して喜んでいる人もいますが,「東京日記」は全編をこの順序で通読されるようお勧めします.読後の印象がまったく違います.

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

叔父さんのお骨を頂戴

2003/01/17 22:11

4人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:MCN - この投稿者のレビュー一覧を見る

「狐の穴に墜ちこんでしまったのだから、もう後戻りは、できませんわねえ…」な名台詞も今だ生々しい名作『ツィゴイネルワイゼン』原作を含む筑摩版百鬼園集成第4弾。
ワタクシゴトですが、つれづれNet漁りで最近ナンかハマってんのが『チバ!シガ!!サガ!!!』Flash。
たしかモトネタ漫才だったよーな気がするんだけど、『ニッポンのステキな都道府県』を絶妙イントネーションと間合いで連呼するヤツ。
『東京、大阪…』高らかに読み上げられる「都道府県名」が連呼されるうちに意味を喪失して融合してくトコがサイコー。『群馬、埼玉/グンタマ』『オオグンタマのメス』『オオグンタマの貴重な産卵シーン』『山梨、北海道/ヤマイドウ! 全日本アマチュアヤマイドウ選手権大会!』『兵庫、岐阜/ヒョギフ。ヒョギフ大統領!』『ヒョギフ大統領の貴重な産卵シーン!!』指示性をとっぱらわれた固有名詞の暴走ぶりが快感。
んで、ナニが云いたいかっつーと(ゆうかストレートな意味合いだとスラディッシュとか別役実とかな「言語遊戯」ホン噺なりそーな前フリですが(笑))、このホン読むトキに身構えるな、と。
漱石弟子とか芥川盟友とか卓抜文章の鬼とか本邦幻想文学大家とかそーゆう余計なゴタクはひとまず措いといて、浸れ、と。
流石練達文章とか幻想怪奇って無理にゾクゾク戦慄してみせるコトねえでしょ。唯もお味わって、各々好き勝手に愉しめばイイ。
そっから精髄ジブンfilter濾過で例えばかの名作『ツィゴイネルワイゼン』精製もアリ。かなり好きだけどソレ方面で総てぢゃねーだろ、そおゆう立ち位置で偏愛してます。
例えば『東京日記』その四/丸ビル消失編『「丸ビルはどうしたのでしょう」「丸ビルと云いますと」その男は一寸言葉を切って、人の顔を見てから、
「さっきもそんな事を云った人がありましたが、一寸私には解りませんね」
と云って向うを向いてしまった』…変事を目の当たりにしてコノそっけなさ。
あるいは『とおぼえ』田舎氷屋とのやりとり『「すいを下さい」「すい、たあ何です」「氷のすいです」』のトボケ具合。
老獪童心茫洋魁偉な百鬼園、全体を統括するとか、そーゆう気負いナシで、まずは喰いつける処から取っついて見ては如何か。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2006/11/22 11:52

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/05/13 23:37

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/06/10 22:24

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/06/06 21:17

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/06/02 15:12

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/07/24 01:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/12/07 01:22

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/11/19 01:11

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/10/01 00:38

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/11/01 12:30

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/12/11 10:21

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/11/09 14:11

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/02/25 03:35

投稿元:ブクログ

レビューを見る

31 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。