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いかに万能な道具だろうと、それを手にして幸せになれるかどうかというと、むしろ足をすくわれる確率の方が高いんだなぁと思った。
皮肉が効いていて面白かった。
2014/6/21
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中古で買いました。
表題のショートショートはありませんが、誰かしら悪夢を
抱えることがあるという内容でぞくっとしました。
特に印象に残ったのは「レジャークラブ」「コレクター」「眠る前のひととき」「クーデター」「会員の特典」「一日の仕事」「だまされ保険」「飛躍への法則」ですかね。
今回の本はロボットがあまり出なかったですが、人間の欲を
じっくり描いた作品だと思いました。
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私が星新一を知ったのは、小学校4~5年生の頃、いとこのお姉さんに教えてもらったからだった。
お姉さんから『ようこそ地球さん』『ボンボンと悪夢』『ちぐはぐな部品』を借り、最初に自分で購入したのは新書サイズの『未来いそっぷ』で、次に購入したのが『だれかさんの悪夢』だった。
その『だれかさんの悪夢』が段ボールの中から出てきたので、読んでみました。
解説では、川又千秋さんが「僕の星新一」というエッセイを寄稿されております。実は、当時の私には本文のショートショートよりもこの解説の方が実感を持って感銘したのでした。
川又さんは中学1年生の時、足を骨折して入院し、病院の院長から星新一の本を貸してもらったのをきっかけに星さんのファンになったという。
その後、北海道のSFファンクラブで活躍し、東京の大学生となり、書店で偶然星さんと遭遇してサインをもらい、やがてSF作家となるまでの半生記が描かれています。
思えば、私も川又さんと同じような年代の頃、星さんを知ったのだった。
本屋のない田舎のことで読みたい本も読めないという、川又さんと同じような境遇で、共感しながらこの解説を何度も読み返したものです。
しかし私には、SFを語り合う友人もなく、中学から高校にかけての時期に学級崩壊の犠牲となって精神を破壊され、好きだった読書すらできない精神状態に追い込まれ、SFの道に入ることができず、その後躁鬱病が治らないままズルズルと沈み続け、とうとう人生を転落してしまったのだった。
思えばあの日以来、永遠に覚めない悪夢の中にいる。
私にとっては人生そのものが悪夢なのです。
http://sfkid.seesaa.net/article/429032910.html
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「宣伝の時代」はちょい前の映画『トルーマン・ショー』みたいだ。
もしかしてハリウッドがパクッたのか!?
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図書館にずらっとならぶ星新一さんの文庫群。昔のように読書カードが入っていれば、既読か未読が分かりますがこの頃はそういう洒落たものはありません。
ブクログさん本当にありがとう。未読既読がすぐにわかり、なんだ読んだことあるじゃん!というのがなくなりました。
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2022年1冊目
皮肉のセンス。反射神経を企業に売って広告に使う時代の話「宣伝の時代」が面白かったなぁ。
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昭和56年に発行されていたことに驚いた。現代に通じる話がたくさん。時代が変わっても人間の本質は変わらないのだな…。
印象に残った言葉。
「 気力は記憶なりだよ 。気力とは、この世や人生に対するいい記憶の集積から生まれてくるものだ。」
事故に遭い重症になった男に試された気力発生装置。
この装置が作用している間は 患者は別な人生記録に至っていると言えるという。
自分の気力も、記憶の集積を操作すればうまく引き出せるのではないかと思った。
いいことに目を向ける考え方の癖を意識することや、日記などいいことを記録していくこと、写真など目に見える形にするなど、自分なりの気力発生装置に代わるものを試してみたいと思った。