投稿元:
レビューを見る
短編集だが、表題にもなっている『停電の夜』以外はたいしたことないと思うけど、同作はほんとに良い作品だなと思う。良すぎて(濃すぎて)似たような他の作品を味わうと食傷気味になってしまうという感じかな。
投稿元:
レビューを見る
アメリカとかイギリスに移住したインド人の話。短編集。
微妙な心理描写がすごくうまい!
夫婦、もしくは恋人の間にいつの間にか亀裂が入っていく様子。どきりとするほど「言い当てられてる」感が・・・。
表題作もいいけれど病気の通訳が好き。
特に「一週間友人を泊める」といったご主人に怒りを覚える、というくだり。奥さんに同情するというより一緒に怒りを覚えてしまいましたww
投稿元:
レビューを見る
久しぶりに海外の作家さんの小説。
インドの文化そのものが新鮮で読みづらいような気がしたけれど、それも最初のうちだけで、読み進むうちに淡々とした語り口がとても味わい深くなってきた。
決して大げさでない人間の心の動きが、すんなりと表現されていて、胸にふと響く。
分かりきることができないからこそ、優しくなれるような、人と人の間の空気が書かれているような。
投稿元:
レビューを見る
どのお話も単調だけどつまらないことはなく、むしろぐっと引き込まれる感じ。単調だから主人公と同じ気持になれると思います。表題作「停電の夜に」はすれ違いがとても切なく最後の展開には驚きました。個人的には「三番目で最後の大陸」が良かったです。老女との会話も老女の一言も味わい深い一作でした。
投稿元:
レビューを見る
デビュー短編集でピューリッツァー賞受賞という快挙を成し遂げたのも納得。
老練の作家のような熟成した手触りと、若い女性の澄んだまなざしを感じる作品集。
作者は67年ロンドン生まれ、両親ともベンガル生まれのインド人で一家でアメリカに渡ります。
99年にデビュー、日本でも翌年8月には発行されてます。
少女時代の経験を思わせる「ビルサダさんが来たころ」や両親がモデルと思われる「三番目で最後の大陸」も人間味溢れる筆致ですが、「停電の夜に」「病気の通訳」となると名人芸!
投稿元:
レビューを見る
まずインド色満載なのがいい。
予想外の展開がいい。
行動の細かいところを表現しているのがいい。
心地よい短編が多いのがいい。
視点が様変わりするのがいい。
投稿元:
レビューを見る
原文を読んでいないのですが、文体や文章の調子が丁寧だと思いました。人間関係の中にある、ちょっとしたしがらみだとかひび。それは、本人達にとっても周囲の人間にとっても、実はすごくドラマティックな事なんじゃないかと思います。
投稿元:
レビューを見る
キライ。
ストーリーはいい。
インドにこだわりすぎ。
ま、インド人が書いたらそうなるんだろうけど。
投稿元:
レビューを見る
当時新しく知り合った人に薦められて読んだ一冊。新潮クレストブックにはまるきっかけになった一冊。初めてアーウィン・ショーを読んだ時のような読後の爽快感があった。女性的視点が少し怖いけど。
投稿元:
レビューを見る
最初はたいくつだと思ったのだけれど、最後まで読むころにはなかば感動していた。じわっと心の固まった地面みたいなところにしみこむ、地味にぐっとくる感じ
投稿元:
レビューを見る
080412(a 080615)
080513(a 080823)
080817(a 081002)
090103(a 090217)
090228(a 090329)
090404(a 090902)
090924(a 091108)
100413(a 100424)
100625(a 100722)
100817(a 100827)
101205(a)
投稿元:
レビューを見る
翻訳モノは違和感があることが多くて読まないんだけど、これはすっと入り込めた。
停電の夜にが一番心に残っている。
投稿元:
レビューを見る
わたしは勧善懲悪とかハッピーエンドがだいすきな単純な奴なので、
ちょっと物足りなさをかんじた。
家族のぎくしゃくとかちょっとしたずれを描いた、繊細な作品。
料理をつくる場面やインドっぽい細かい描写はすき。
投稿元:
レビューを見る
何気ない日常の中、近しい人との間にふと感じられるすき間や揺らぎを描いた短編集。
インド人の作者の、日本人とは違う見方や感覚も新鮮でした。
投稿元:
レビューを見る
When Mr.Pirzada Came to Dine
を英語の授業でやって、珍しく買った短編集。けどこれ以外の話は面白くなかった。。。笑
この話はすっごい好きー。主人公とインド人(ではないんだっけ)のピルザータさんの想い合いがすごく綺麗。