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周公旦 みんなのレビュー

文庫 第19回新田次郎文学賞 受賞作品

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みんなのレビュー15件

みんなの評価4.0

評価内訳

15 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

聖人周公旦の生涯

2007/03/22 20:30

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

古代中国、殷王朝を滅ぼし、周を建国した武王の弟で、太公望呂尚、召公奭らと並ぶ最大の功労者にして、常に兄の傍に侍して補佐し、当時の儀式儀礼について書かれた『周礼』、『儀式』をまとめたとされ、かの孔子がもっとも敬愛したという人物、周公旦の姿を描いた小説です。
古い時代の人物にはよくわかっていないことも多いのですが、周公旦もそういった不明なところが多い人物の一人、その謎の部分をどう料理するかが作者の腕の見せ所なワケですが、そこは『後宮小説』や『陋巷に在り』などの名作を発表してきた作者のこと、ファンタジー風の味付けをしたとてもおもしろい歴史小説に仕上がっています。
先に挙げた二作と比べてかなり短いのが残念です。

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紙の本

礼は霊力

2003/11/08 09:48

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

 実は中国史は詳しくないのだけど、授業で丸暗記した殷周秦漢隋唐宗元明清の10王朝ぐらいはかろうじて覚えてる。その最初に出てくる殷を滅ぼした周の話だから、もう相当に昔も昔の紀元前10世紀のこと。
 周を治める者としての周公という呼び名を得た旦という男。殷を滅ぼした武王の弟であり、後には成王の摂政となる、とんでもなく優秀な文官ということになるだろうか。この時に軍事面の英雄は大公望。この辺りの設定は、「封神演義」で最近は有名らしいので説明不要なのかな。とにかく神話に近い時代の人物であり、どの程度の真実を含んでいるかは極めて怪しいのだろう。史記でも旦についての記述は僅かとのこと。
 500年後の孔子が仁義礼智忠信孝悌としてまとめた道徳体系は、古くは礼
という一つの体系だったのを分化させたものであって、旦はその礼をまとめあげた思想家にして呪術者(シャーマン)であったと作者はする。
 そして、あまねく天地の理に基づき、社会、人心を動かす論理体系が礼だと言うのだ。
 儀式(占術、禊ぎ)には農耕民族として必要な天文学や、言語の効用は当然既に適用されている。礼は、その時代の最先端の科学でもあった。これを操れる者は、当代一流の知者・秀才でありながら、同時にシャーマンであることが条件だった、いやこれらはこの時代には一つのことだったわけだ。
 旦は、太公望の密かなライバルという位置付けかな。太公望もとんでもない傑物として描かれているが、また彼らは国=中華世界を平穏に治めるべく奮闘する一群である。
 ただこの時代の中国は、いかに広いとはいえ黄河流域が中心であり、長江すなわち揚子江周辺以南は楚と呼ばれていて、交流は少なく、まだ(北方から見ると)未知の多い地域であったようだ。政変で旦は楚に関わるが、旦の礼と楚国の交わりがこの物語の肝であり、礼の魔術的な力が圧倒的に発揮される場面が白眉。
 楚もそうだが、周も元は西方の部族であり、太公望は後に東方に封じられ、中国世界はまさに多民族世界だった。この物語は単に魔術的かつ知的な冒険の物語にとどまらず、その世界を平和に導こうと苦闘する人々を描くものでもある。聖人というものかくありき。

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紙の本

古代中国の歴史小説

2023/11/17 10:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る

周の国ができて間もない頃のお話です。まだ、まだ、国は安定していない時に幼い子が王となり周りの者が支えるという図式の中、周公旦が活躍が描かれている。なんとも神の力を借りた政治が行われていた時代なので神秘的な要素がいっぱいです。田植えにしても呪術的な儀式が執り行われている様子が興味深い。想像力が掻き立てられます。

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2008/05/03 01:58

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2009/08/17 20:59

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2009/10/30 15:22

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2011/02/17 13:25

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2012/10/30 10:59

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2013/10/16 18:56

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2013/07/19 19:08

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2014/01/15 08:46

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2014/09/29 21:48

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2016/11/08 00:15

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2018/10/31 17:29

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2020/03/26 12:33

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