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衝撃を受けた1冊。
罪をどう受け入れ、どう消化していくか。
どう生きていくか。
それを考えさせられた。
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ドイツ人は恋愛小説が苦手っていうステレオタイプを覆した本。年上の女の謎がだんだん明かされていくところが、ミステリーで、ただの壮大なラブストーリーじゃなかった。
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最初はただの恋愛小説だと思っていたけど、実に深く、哀しい話でした。戦争が終わっても、戦争の傷はいつまでも残っているんだな…。
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最初は、オーソドックスな年上の女性への恋物語かと思った。でも実は、人間と戦争についての深い洞察と悲しみをたたえた物語だったんですね。
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なんとも伏線の張り方に無駄の無い、きめ細やかな作品だなあ思いながら読み進めていたのだけど、
最後は穏やかななのに激しい話の盛り上がりに、泣きました。
名作といわれる理由がわかりました。読んでよかった。
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36歳の女性と15歳の主人公との恋愛。
主人公による本の朗読を真剣に楽しむ女性。
突然の失踪。
主人公の成長と、法廷での再会。
大人になった「ぼく」による再読と交流。。。いろいろな要素がこの物語に入っています。特に読み直してみて興味深かったのは、主人公と父との対話部分です。もし、読まれた方がいらっしゃったら、あのあたりをどのように捉えられたか、感想を聞かせてください。あの5,6頁くらいの部分が、わたくしはなぜか痛烈に印象に残っています。
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外国文学って性描写が多い気がする。
話は面白い。ドイツの戦後裁判の知識があればもっと面白く読めたと思う。
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三谷龍二さんの表紙につられて買ったのですが世界的なベストセラーだそうです。最初は少年と年の離れたの女の人との恋愛小説かと思ったら、いろんなものがつまってました。戦争、苦悩、プライド、偏見、愛、時代。もう一度読むともっとよく理解できるかな。
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すすめられて読んでみた。再読すると、多くのことに気付きそうです。麻痺感覚、というのがいかにおそろしい状態なのか、迫害、虐殺がいかに日常的なものであったのか、ナチの話にふれるたびに思う。ハンナに対する主人公の態度が印象的。世界的なベストセラーだそうです。
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ベストセラー、ということで気になったので読んでみました。前半は恋愛小説の雰囲気ですが、後半はがらっと変わったのでびっくり……取り上げているテーマが重い。そして深い。主人公がいやに冷静だったなあ。
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ふさがりかけた瘡蓋を引っ掻いてえぐるような生々しい感情の上に、しとしとと静かに春の雨が降り続いているような小説だった。
「あんたはとってもいい声をしてるじゃないの、ぼうや」
ハンナとミヒャエルの間にあったものは愛よりも、もっと乾いてさらさらしたものだったのではないだろうか。
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何について考えればよいのか、正直わからない。ただ、ずっとずっと微妙なバランスであった彼らの愛は、本物であったと、それだけは信じている。どうしてこうなってしまったのか、何がいけなかったのか。私は彼女を救ってあげたかった。もし、主人公がもう少し、思い込みの激しくない性格だったら。たぶん、そんなことではどうにもならないような時代だったのだと思う。
このお話で舞台となったナチズム崩壊後の世界だけでなく、日本の終戦後もこんな不安定な時代だったのかな、と思った。戦犯とその子供の世代。誰をどう恨めばよいのか、私にもわからない。
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本は薄いが、内容はずっしりと重く厚い。
何度も本を置いて考えてしまった。読破した後もなんだろこの気持ち。
問題を掲示されているのに答えが出せないみたいな・・・。
主人公のミヒャエル自身がそうであるように。
ハンナへの愛、ハンナのプライド、ナチスドイツの戦前と戦後、有罪と無罪、人間の精神。そのようなテーマだからだろう。
「理解に苦しむものを理解できると思ってはいけないし、比較にならないものを比較してはいけない…。ぼくたちは、嫌悪と恥辱と罪の意識を抱えたまま、ただ黙っているべきなのだろうか?何のために?」
しかし、原文で読んでみたいなぁ。翻訳だと微妙にニュアンスが変わってしまうだろうし。とはいっても読めませんがねw
2007/8/7 読了
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少年とミステリアスな女性との不思議な関係、隠された悲しい秘密、重く、しかし淡々と進む物語。いいです。
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理屈っぽい事言ってる割に、主人公の純粋さというか、15歳の頃好きになった人に対して、いつまでも想っていられる事に関しては理屈っぽくない。そういう感情的なとこがいいな。
いい話だよ。