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何度読んでも、いい本だと思う。
いい本というか、考えさせられるというか、胸に響く。
でも、かなりひっぱられるので
読むぞという気合をいれてからでないと。
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この話にでてくるキリストのイメージって、どこか菩薩に似ているように思います。信徒の苦難に「救い」は現れず、神は頑なに「沈黙」を守りますが、それでも「踏むがいい。私はお前達に踏まれるため、この世に生まれ、お前達の痛さを分かつために十字架を背負ったのだ。」踏み絵を強制された司祭に語りかけるキリストの声が、忘れがたいです。
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神の沈黙。時は江戸時代。切支丹弾圧の最中、殉教を遂げていく信徒を目にし「神はなぜそれでもまだ黙っているのか」という疑問を抱く司祭の心の葛藤とそして棄教にいたるまでを描く。読者は徐々に物語の中へ引き込まれていく。これはほぼ史実に基づいた話である。
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信仰とはなにか。神の救いとはなにか。子供の頃、キリスト教が身近だったからだろうか、引き込まれるように読んだ。最後嗚咽した。高2の夏に、先生に薦められて読んだ。この1冊から遠藤周作先生の本をひたすら読んできた。
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遠ざけてきたけど、思ってたより読みやすかった、けっこう好き。
自分なりの神の存在の解釈ができた。あらためて日本の無宗教の奇妙さと西欧においての宗教について考えた。
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重く、熱く、苦しい。読んだ後、胸がもやもやして神や宗教、信仰について考えた。でも一度は読む価値のある話。
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困ったときの神頼み程度の信仰心しか持ち合わせていない私だから、この小説を読んで「あるある」とは思わなかったけれど、宗教だとか信仰だとかいったものを考えてみるにはいいきっかけになったと思う。
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すごく考えさせられました。
深い。暗い。重い。
神とは何なのか。
私達は何故何のために信じるのか。
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C・S・ルイスと遠藤周作ではだいぶ違うようです。キチジローと余生を過ごしたロドリゴにとっての救いとは何だったのでしょうか。時々読み返したくなる1冊。スコセッシが映画化したがっているという噂なので期待してみましょう。
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キリスト教のことを知ろうと思って手を出してみました。
一人の神様を信じるという感覚がなかなかよく分からなかったのですが、本書を読んでそれが少しつかめた気がします。
物語は重いんですが、目を離すことができませんでした。
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講義の参考図書として挙げられてたのがきっかけ。キリスト教を知る手がかりになると思う。テーマからして重いし、読後感も暗いけど、考えさせられることの多い一冊。名作は食わず嫌いで敬遠しちゃだめね。おすすめです。
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キリシタン迫害史を背景とする緊迫のドラマの中に、神の存在を問い、信仰の根源を衝いて、西洋と日本の思想的対立を鋭くえぐり出す長編小説。谷崎潤一郎賞、ピエトロザク賞受賞
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狐狸庵先生以外ではこれが初。
やるせなかった。百姓達にとって、神父にとって、沈黙を貫く神とは一体何なのか。キリスト教徒でなくとも神性について考えさせられる。今でも一番好きな小説のひとつ。
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大学1年生の時、夏休みの宿題で、川端康成の本を読んでレポートを書くと言われたにもかかわらず、“川端康成の”というところを聞き逃した私が選んだこの本。
難しいという噂やイメージがあったけれど、読んでみると意外や意外、おもしろかった。
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信者の苦しみの前に、神はなぜ沈黙し続けるのか・・・。宗教弾圧の時代に、日本に降り立った司教ロドリゴが、遂に背教の淵に立つまでを描ききった本。
キリスト教の教えには惹かれながらも、どこか違和感を感じていた自分には、この本の心理描写は、ガツンと染み入るものがあった。やはり宗教感というものは、宗派とか教条とか形式ではなく、心の中の信仰心に深く根差すものなのだとあらためて思った。