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エンデュアランス号漂流記 みんなのレビュー

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みんなのレビュー36件

みんなの評価4.2

評価内訳

36 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

行動する男たちの不屈

2009/11/28 08:42

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風紋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 英国は、探検家を輩出した。
 ロバート・F・スコットもその一人である。1912年1月に南極点に到達した。しかし、世界で初めて南極点に立つ栄誉は、わずか34日の僅差で、ノルウェーの探検家ロアルド・アムンゼンに奪われた。スコットたちは、帰路、遭難してふたたび故国の地を踏むことはなかった。
 ジョン・ブルはしかし、スコット隊の悲劇から間をおかず、ふたたび南極へ挑戦する。名乗りをあげたのはアーネスト・シャクルトン卿であった。
 折しも第一次世界大戦が勃発したが、当時の海軍大臣ウィンストン・チャーチルの激励を受けて、一行28名は旅立つ。1914年12月5日、南極に直近の捕鯨基地サウスジョージア島を背後にしたが、1年近くウェッデル海をさまよい、1915年11月21日、エンデュアランス号は沈没した。

 本書は、母船の沈没からはじまる。極度の寒気に強風、よって立つ流氷の崩壊といった自然の猛威に加えて食糧不足、燃料不足が隊員を痛めつけた。しかし、シャクルトンはよく指導力を発揮して、一行をエレファント島に導いた。
 さらに、1916年4月24日、5人の仲間とともに全長6.7メートルの小艇で出発した。めざすはサウスジョージア島、800マイルのかなたである。
 風と波に翻弄される苦難のはてに、5月10日、島に着いた。
 シャクルトンは、悪天候に再三阻まれながらも、ついにエレファント島へ救助船を送りこんだ。8月30日のことである。
 隊員は全員生還した。独善的で要領のよい隊員やら、むずかしい気質の持ち主もいたが、ともかく隊員たちは物資が乏しいなかで創意工夫をこらし、力をあわせて生きのびたのである。

 『エンデュアランス号漂流』は、史上初の南極大陸横断という目的を達することができなかった点で、敗者の記録である。
 にもかかわらず、読者を力づける。敗北のさなかにあって、人間性の最良の部分を発揮しているからだ。『アナバシス』のクセノフォンがそうであったように。
 かれらに共通するのは、ひと言でいえば、「不屈」である。

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紙の本

出会うことが出来て良かったと思える名著

2015/12/31 10:58

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちくわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

第一次世界大戦時に南極大陸横断を試みたシャクルトン船長率いるエンデュアランス号がウェッデル海の流氷に阻まれ、船は沈没。
シャクルトンの卓越したリーダーシップと実行力で、2年間の漂流から奇跡的に脱出。誇張した表現もなく、その時の状況やどのように考えて行動に移したのかについて、頭にイメージ出来るような表現となっている。
特に、船が沈没した後の氷の上での生活は想像を絶するものであったと思うが、忍耐力もさることながら、時たまみせるユーモアが、隊全体の雰囲気を物語っている。
誰も不平・不満を言わず、船長の決断を心から信じ、モチベーション高く任務を遂行する姿は、船長のリーダーシップの賜物である、現代の職場にも多いに当てはめることが出来る。
組織力を高いレベルで維持するためには、自ら実行して見せる、何故そのような意思決定をしたのかを明確にする、日々のコミュニケーションによって常にメンバーの状況を把握する、といったことが重要。加えて、ユーモアを忘れないこと。
出会うことが出来て良かったと思える名著。

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紙の本

艱難辛苦に対峙する態度が朗らか

2022/01/30 21:04

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もかが好き - この投稿者のレビュー一覧を見る

遭難から生還した人の手記なので、初めから安心して読めるさそ、明るいトーンが基調で、ハラハラも、安全地帯から見えるスリルで彩られているような感想を持った。それは、結末を知っているが故の自分の態度によるものなのだろう。
全体を通して、登場する人たちが規律正しく、明るく朗らかであることが印象的だ。困難に遭遇したときに、著者や行動を共にした隊員たちが、諦めない、投げ出さないで踏みとどまることができる人の集団であること、現状でできることと、できないことを振り分けて、各々が役割を全うして、力の及ぶところで勝負している上で、朗らかに振る舞う人びとであったことが、自分が感じた明るさの要因なのだと思う。

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紙の本

イギリスの極地探検家アーネスト・シャクルトン氏の南極探検の感動の記録です!

2020/07/28 10:46

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、イギリスの極地探検家で、初の南極大陸横断を企てた英国のアーネスト・シャクルトン隊長自らによって綴られた探検記です。壮図なかばにして船を氷に砕かれ遭難するも、氷海に投げ出されて孤立無援となった探検隊を率い、全員が奇跡の生還を果たすまでを描いた壮大な書です。シャクルトン氏のリーダーシップと隊員の団結心、深い友情と信義、大自然との死闘、そして彼らの不撓不屈の精神など、数ある南極探検のなかでも傑出した冒険記として読み継がれてきた、感動の記録です。ぜひ、この機会に一度、読んでみてください。

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紙の本

リーダーシップ

2015/08/23 22:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あしもと - この投稿者のレビュー一覧を見る

南極に向かう途中、氷塊によって船が破壊され漂流するも、全員生還することができた。指示するだけがリーダーシップではないのだなと強く感じることができた。

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2006/01/31 13:29

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2009/07/26 12:32

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2010/10/06 14:43

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2011/04/30 00:04

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2011/06/13 13:48

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2013/09/09 16:03

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2015/02/13 20:35

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2015/11/30 02:43

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2016/03/31 10:57

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2016/10/19 23:06

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