電子書籍
いつ読み返しても
2018/01/11 21:25
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:N B - この投稿者のレビュー一覧を見る
池波正太郎さんのエッセイは随分読んでますが、何冊か読んだ後で、また読み直しても飽きません。今までは本で集めていましたが、エッセイだけでかなりの冊数、かなりの重さ。思いきって電子書籍でまとめ買いしました。買ったからにはまた読み直しましたが、良いですねー。食べ物の描写は、お店の感じもメニューにしても、「まだお店があるならいってみたい」と思わせてくれる文章力は、池波正太郎さんならでわですね。永久保存版です。
紙の本
美味しそう
2020/02/28 19:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく美味しそうです。端整な文章でこれでもかと美味しさを畳みかけてきます。しかも、イラストも描いていたんですね。
紙の本
食卓の情景 改版(新潮文庫)、最高です!
2023/03/26 09:55
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投稿者:ケンドーニシン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひょんなことから池波正太郎さんのエッセイが面白いことを知って読んでいます。
「食卓の情景」は、池波さんの食にまつわるエッセイですが、今、読んでも
時代の差を感じさせない楽しい気持ちに浸れます。本当に美味しそうです。
今も紹介されるお店が実在するか分かりませんが、訪れてみたい気持ちにもなります。
文体、言い回しも素敵であこがれます。
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池波正太郎のエッセイを読むと、太る。
何冊か読み終わり、気が付くと8kg増であった。
忙しく、ストレスがたまる時期と重なってもいたが
とにかく、読んでいると生唾がわいてくるので
何かを食べながら読むと格段に本に集中できるのである。
その池波氏のこの本で、「芋ノコ汁」という章を
見つけた。
東北地方へ四泊五日の講演旅行に出かけた際、二日目に
大曲市外の田園地帯にあるヘルス・センターに宿泊し
様々なハプニングが起こる様子が楽しそうに綴られる。
そして夕飯は、芋ノコ汁。私達が日常的に食べている
芋ノコ汁を池波氏もたいそう気に入り、3杯もおかわり
をしている。それが、うれしかった。
最後に、氏が宿泊したヘルス・センターはいったい
どこだったのか、今でもあるのだろうか?と思いながらも、探したことは一度も無いのであった。
※後日、ここでは?と思う温泉施設に電話をしてみたが、
経営者が変わり「昔のこと」はわからないとのこと……。
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センセイの食に対するこだわり、とくと味あわせていただきました。
どんどん焼き、寿司、カツ、すき焼き。食を通して人生を語ってしまうセンセイ、さすがです。『池波正太郎ごっこ』がしたくなること間違いなしの1冊。
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古本屋で100円で買いました。掘り出しもん。
読んでると池波正太郎って優しいのか亭主関白なのか、グルメなのかどうなのか、判らなくなります(笑)。
でも、食べることに命をかけてる気がする。
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鬼平・剣客商売…江戸の人情を書かせたらピカイチなこの方による食べ物論です。
その生き方、食べ方、これまたヤボが一番嫌いな東京っ子の「粋」にうっとり。
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080914(n 081027)
081202(n 090105)
090404(a 090505)
090405(n 090718)
090809(n 090826)
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鳥の巣焼きが食べたい。
読めば読むほど唾が沸く、腹が鳴る。
なんて美味しそうな文章なのでしょう!
池波氏のご母堂、細君のとぼけた味のあるキャラクターがたまらなく素敵です。
家族で読みまわし、読後、ジャガイモを焼き、しめ鯖(レモン添え)を作り
漬物をばりんばりんと食べまくりました。
読み返すほどに食べたいものが増えそうです。
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人間誰しも毎日食べる。
とすれば食い物を単に栄養補給としか考えていない人間はつまらない。
男は美味しい料理と旨い酒を嗜むべし。
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エッセイをほとんど読んだことのなかった私に、「好きな作家のエッセイは小説と同じように楽しめるものだ」と気づかせてくれた1冊。この本のおかげで、池波氏の他のエッセイから、幸田文、向田邦子らのお気に入り本とも出会うことができました…
『食卓の情景』には、そのタイトル通り‘食’にまつわる池波氏の体験が詰まっています。個人的な食事から、取材旅行先の食事、幼い頃や戦前・戦後の特殊な事情下の食事…いろいろな時・場面での食事の風景が生き生きと語られていて、本当にその場に立ち会っているように感じられます。
‘情景’とあるように、そこにはいつも深い気遣いや感謝の心が存在する。単に腹を満たすだけでは物足りない、料理といっしょにその場の雰囲気も味わってこその食事でなければならない。池波流・食の哲学が、味わいのある文章で読み解けます。
登場するエピソードを読むにつけ、池波氏の‘食’へのこだわりがよくわかる。小説で描かれる食事の場面が、ああも魅力的な秘密は、ここにある!
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こんな旦那さんを持ったら苦労しそうだと思いつつ。
池波正太郎の食いしん坊っぷり、職人への尊敬のまなざしが、読んでいて楽しい。
おいしいご飯を食べてる時が1番幸せ。それでいいじゃないかと思えます。
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時代小説の名手で食通としても有名な作者の美味しそうなエッセイ。食べ物の話をしながらも、人としての生き方やマナー、時代背景まで楽しめる1冊。
表紙も作者自身のイラストで改めてすごい人だなあと思えます。
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お爺ちゃんの昔話を聞いている感じでした
元祖のビフテキやカツレツって どんなだろぅ
こうずぶくろって キレイな色なんだろぅなぁ
池波家のライスカレー 作ってみたいです
そうだ‼
焼きまんじゅうのタレで、煮こごり してみよぅ‼
師走の私 新年の私 平和な気分になりました
塵取りぽかぽか うけたぁ
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池波正太郎氏の描く食と人間の営みは秀逸です。それは、著者の代表作である『鬼平犯科帳』や『剣客商売』を読めば一目瞭然です。そこには、人間のあくなき食への探求が、実に生き生きと見て取れます。
この本はよくあるグルメ本ではありません。我が国の伝統的な習俗や気質、はたまた国民性というものが、戦後の急速な発展の中で喪失した、あるいは喪失しつつある事に対して、自身が経験してきた「食」に関する営みを通じて、あくまでもソフトに、さりげなく警鐘を鳴らしているやにも思えます。