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紙の本

静かなる教祖たち

2003/08/31 16:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぼこにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私の知人に今時いしいひさいち氏とやくみつるの区別がつかない愚者がいる。私がいくら「面白い方がいしいひさいちで、そうでない方がそうでない方ですよ」と諭しても分からないというのだから気の毒なタワケ者だ。
 いしい漫画の優れたところ(のひとつ)はそのその鋭く卓越した人物造形にあると思う。野球選手や政治家といった実在の人物(と、その変形したキャラクター)が登場するのは周知の通りであるが、それもナマの状態でドンと出されるのではなくて、一旦いしいひさいちの中で咀嚼され吸収され消化され、コナレにコナレた存在として描かれているのだ(いや、文の途中まで『手の込んだ料理』にたとえる予定だったが、なんとなく『排泄物』のような言い回しになってしまった)。それがいい。
 それは例えばイッセー尾形とかシティボーイズなどのライブを見る時にも似て、でき上がった作品そのものがめっぽう面白いのはもちろんなのだが、それに加え、送り手の心象をのぞき見する楽しみが実に大きい。イッセー尾形の舞台は、『舞台を観る』という幸せだけでなく、『イッセー尾形の視点と見解』というものを垣間見せてもらい、あわよくばそれをちゃっかり共有しようという副次的な魂胆をも刺激してやまないのであるが、いしい漫画にもそんなところがあるのだ。押し付けがましいところはいささかもないのに、もう命を捧げても惜しくないような気がしないでもないと言っても過言ではないというほどである。
 最近ではあのナベツネ氏から目が離せない。ある時には町内会長さん、またある時にはワンマンマンとなるあの御仁だ。あの横暴で尊大で少々野卑な感じの大富豪が、いしいひさいちの中で少しずつ傍迷惑な高血圧オヤジ(でもカワイイ)に変じてゆく様子は見ていてたまらなくおかしい。
 それに『山田家のスクルージ』の異名を取るひねくれ犬ポチ(すでに他界したいしい家の犬がモデルだそうだ)に対するはかり知れない愛情の丈を思うとまたおかしい。私はほとんどツッカケばきで行けるような近所に山田くん一家や町内会長さんが住んでいて、その気になればいとしいポチの仏頂面を見に行くこともできるような錯覚を起こし、ふと我に返った時にはひどく切ない気持ちになったりするのだ(泣)。
 うちは朝日新聞なんで(考えてみるとそこにナベツネ氏が出ているのも味わい深いではないか)味読の『ののちゃん』が読めるのは嬉しい限り。初出一覧を見ると『非売品小冊子「ホットケヨとりなしの山田くん」』というナゾめいた記述が。
 難を言えば巻頭の登場人物紹介、描き下ろしの部分以外は余分な印象。『ミヤベくんは名(?)探偵です。難事件をいつも解決してくれます。』といった調子の文を読んでるとなんか情けない気分になって来るもんでねぇ。それなのにスミズミまで熟読してしまった貧乏性の自分が憎いぜ。
 私が一番好きなのは106ページ。ぜひ読んで。
 

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紙の本

内容紹介

2003/09/10 23:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「となりの山田くん」から「ののちゃん」へ。スタジオ・ジブリでアニメ化された、朝日新聞朝刊連載中の、いしいひさいちの代表作。本書は、その作品世界を、単行本未収録4コマ漫画や、長編漫画「アニメ『となりのののちゃん』のトホホ」などで読み解く格好のガイドブックである。突然登場して読者を面喰らわす地底人やもったいないおばけ、カオナシバアサン、小山堂……といったキャラクターも、この本を読めば理解できる(かな?)。

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