投稿元:
レビューを見る
愛とは、生きることとは・・。
私には解らない愛情の形だった。
だからこそ、いろんな意味で興味深かった。
投稿元:
レビューを見る
一寸余計な描写があるんじゃないかと感ずる.人間の裏表の描写が忠実なのに,全体的に透明感で包まれているように感じるのはすごいと思います
(2004/8/20(金))
投稿元:
レビューを見る
ステレオタイプなエリート企業マンが、何もかも捨てて、DVに怯えるぬれた子犬みたいな短大生に入れ込む話。というとみもふたもないが、設定が99%であった。登場人物が型にはまりすぎ。
投稿元:
レビューを見る
白石一文の作品を初めて讀んだ。
超一流企業のエリート社員、橋田浩介といふ男が主人公。
彼は、社長の覺えも目出度く、出世街道まつしぐら。
サラリーマンとしては順風滿帆の生活である。
38歳の若さで人事課長に拔擢、しかもこれとてキャリア・ステップの一環にすぎない。
一般職の面接で、ヒロイン、中平香折を面接、落とす。
しかし、その後、飮みに行つたバーでバーテンをしてゐる香折に出會ふ。
そして、その歸りに、バーのマスターにからまれてゐる香折を助け、附合ひ始める。
ま、臭い展開なのだが・・・
會社での派閥抗爭、社長の姪との交際など、浩介の周圍は慌ただしくなつてくる。
さうしたなかで、浩介、香折との附合ひが自分にとつて大切なことである、
といふことに氣づいてゆく。
私は、社長の姪である瑠衣といふ女性が好きになつた。
才色兼備の素晴らしい女性だと思ふ。
香折なんかと附合はず、瑠衣を倖せにしてやるはうが、自分も倖せになれるだらうに・・・
馬鹿なヤツだ。
などと斜に構へて讀んでゐたにも拘らず、やはり感動させられてしまふのだから世話はない。
馬鹿なヤツこそ人間らしゐものなのだ。
2004年3月26日讀了
投稿元:
レビューを見る
去年エライはまった、白石一文氏。
ヒロインの女がすげぇ嫌い。さとう珠緒みてぇな気がしてならない。
いつかどんでん返しがあるだろうと思っていただけに彼女に体する恨みは増したという。
ま、内面描写は好きなので別に良いんだけど。
投稿元:
レビューを見る
白石一文の著書は分厚くて大好き。読み応えありました。気になったのは、どこまで人を愛せるか。。ではなくどこまで自分を愛せるかっていう男のナルシズムだったのでは?
それぞれの愛の形。
投稿元:
レビューを見る
久々に本を読んで泣いた。
踏み込む気も、踏み込める気もしないのに不思議と親近感がわいてくる小説。恋愛小説というにはあまりにも醜い状況設定のなかで、主人公の感情だけが純粋。
投稿元:
レビューを見る
「この人いいよ。感性が合えば。」と薦められた1冊。
・・・合わなかった。
主役の男性にも女性にも、どちらにも最後まで共感できなかった。登場人物に共感できない本ほど、苦痛なものはない。
投稿元:
レビューを見る
私自身イケメン&仕事がデキル人間では無いが,色々考えさせてくれる。1冊のボリュームはあるが苦にならず読み進められる。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりに激しく心を揺さぶられた。虐待の経験を持つ女性とエリートから転落した男性の純愛物語なんだけど、これすごい。愛、情、仕事、才能、誇り、人間の醜さ、汚さ、無力さ、孤独、死、そして、ほんの少しの救い。いろんなものがつまっている。人生とは。生きる目的とは。どれもリアリティを損なわず、心の奥底に訴えてくる。誰だこの作家知らないぞ。デビュー作!?出版社勤務を経て40代でデビューだそうだ。なるほど。経験のない人に書ける話じゃない。自分の生き方に疑問を持っている人にオススメ。
投稿元:
レビューを見る
エリートサラリーマンが忙しい毎日を送る中で、短大生と出会い、愛を見出す話。
デビュー作なのに、「人は何のために生きるのか」「人を愛するとはどういうことか」を考えている本。
冷たい現代社会で、一瞬の光を見つけられる、のかな。
表現は粗いけどなかなかでした。
投稿元:
レビューを見る
最後の部分「煙のなくなった青い空の彼方に、かすかに香折の後ろ姿が見えるような気がした」
ってど〜ゆう意味なんだ?!
投稿元:
レビューを見る
長い。長すぎ。3割くらいカットできるって。キャリアも人望もあるエリート男がトラウマで苦しむか弱い少女を救おうとする感動ドラマといやぁ響きはいいけど、同じ展開の繰り返しで単調だし、とにかく話が出来すぎ。入り込めなかった。
投稿元:
レビューを見る
ここで少し触れました。分厚い文庫。http://blog.livedoor.jp/subekaraku/archives/5602252.html
投稿元:
レビューを見る
一流企業の中で、仕事一筋でエリートとして生きてきた橋田。彼は深夜、男に絡まれていた短大生の香折を助ける。香折は思い出したくもない過去を秘めていて、人を愛する事も、愛される事も知らないまま生きてきた。その痛々しげな香折から目が離せなくなる。一流企業の派閥争いに翻弄されながら自分の居場所、人を愛する、愛されると言う事はどう言う事なのかを、香折と過ごす時間の中で少しづつ見つけ出していく。企業の派閥による裏切り、死、別れによって、すべてを失くした橋田が、自分を自分のままで受け入れられ、静かに癒される場所へと帰っていくまでを描いている。真の安らげる場所は、本当は身近な、目の前の暖かな陽だまりなんだと、気づかされる作品。