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やや燃料電池バブルな印象, 2004/7/30
著者の本は何冊か読んで共感する部分が多いのだが、この本はちょっと共感できなかった。
燃料電池の本命は住宅市場であるという意見。確かに自動車用燃料電池よりハードルは低い面はあるが、まだコスト的に確立されていない。
著者は確立されていないが、可能性が高いので開発を進めるべきだと述べている。確かに必要かもしれない。しかし今の燃料電池はブーム、あるいはバブルのような印象を受けている。
本書は燃料電池のバブルを煽っているような印象を受けた。
本当に燃料電池は普及するのだろうか?
(家庭用コジェネとしては、「エコウィル」と呼ばれるガスエンジンコジェネが近年、普及している。あるいは家庭用エネルギーシステムとしては省エネ省コスト型の電気給湯システム「エコキュート」も強力なライバルになるだろう。これに燃料電池がどれだけアドバンテージを持てるのだろうか。ライバルは多い)
追記:2009現在、著者が煽るほど家庭用燃料電池は普及していない、むしろ家庭用太陽光の方が桁違いな活気がでてきています