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梶井基次郎が丸善河原町店に檸檬を置く有名(?)な話。面白くないと思う俺は文学少年にはなれないのでしょう。全部読みきれず。
短編の2,3は面白かった。泥濘と路上やったかな。
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その異常な美しさに魅惑され、買い求めた一顆のレモンを洋書店の書棚に残して立ち去る『檸檬』、人間の苦悩を見つめて凄絶な『冬の日』、生きものの不思議を象徴化する『愛撫』ほか『城のある町にて』『闇の絵巻』など、特異な感覚と内面凝視で青春の不安、焦燥を浄化する作品20編を収録。
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バイブル。繰り返し読みました。気づかぬうちに指先に出来た小さな傷が癒えずにいつまでも疼いているような感じ。表紙を眺めるだけで、十代の頃の意味もなく焦りを感じていた日のことを思い出すような・・・(実際には思い出さない)。とくに『Kの昇天』、『桜の樹の下には』が好きです。
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訳あって再読いつ読んでも 何度読んでも いいな表題作「檸檬」あまりにも有名なこのラストシーン。どきどきしてしまう。むかぁし若かりしころこれを読んで京都の大学に進むことを誓ったんだよねぇ。そして丸善で平台に画集を積み重ね(熟考の末)そしてふと気づいたようにポケットのなかの檸檬を一番上に乗せる…それをやってみたかったのさ。檸檬の黄色が心の目に浮かぶんだよ。スパッとね。あぁ 心が震える。こういう小説を心が柔らかいころに読んでおくととても豊かな人生が歩める はず かも きっと…
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感覚的な文章で、サリンジャーに近い印象。安吾くらい概念的に掘り下げてくれた方が、個人的には好感が持てる。
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受験の頃、現代文の問題でよく目にしていたけれど、きちんと読んだことがなかったので、今回挑戦。
すがすがしい文章だった。
他の短編もすてき。
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なんだろう、こう。私は文体を味わっていました。気だるいような、怠惰ではない、やる気の低下が文章から伝わってくるようです。
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しんと静まり返った本の中の空気がこちらまで漂ってくる感じがした。整然と並んだもの、単調な日々になにか事件や事故を求める感覚、不協和音が恋しくなる感覚に気づかせてくれる。
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大好き!
特に『器楽的幻覚』『Kの昇天』『檸檬』『雪後』の癒し効果が高いんですvv
色彩とか音とか空気の温度とかがとても鮮やかに表現されてる文体だと思います。
高校の時からの一目惚れで、ことあるごとに読み返します。
いずれちくま版も欲しいのですが、ね値段が・・・つд`)
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五、六つ短編を読み終わった辺りで、自分の気持ちが梶井に追いついてゆく。
今回特に気に入ったのは、「桜の樹の下には」のおぞましい恍惚感と「冬の蠅」の胸がしめつけられるみたいな絶望。
でもどの短編の中にも澄み切った何かが内包されている。やばい、はまりそう。
今度読んだらもっと好きになりそう。
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有名な「檸檬」のほか、短編がたくさん入っています。
芸術的だと思います。文章がとても粋。おしゃれ、とも思う。
何度も何度も本棚から取り出して読み返してしまう一冊。
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「檸檬」は鮮やかな幻想の描写に驚く。てか、どうでもいいけど、全体的に「然し」という語が沢山出てくる。
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梶井基次郎の檸檬。
文字の中から色と匂いが届く言葉のセンスがとても素晴らしくて、
本の上に檸檬という爆弾を置きたくなる一冊ですのでお勧めです。
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表題作「檸檬」は、文章からその香りがするような描写ですごく印象的。
短編集なので、適当に選びながら読みました。
「桜の樹の下には」なんかも好き。
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初めて読んだのはたしか中学生のとき。
その時、梶尾基次郎は美男子だと勝手に思い込んでいた。そう思うしかない文章だと…
大好きなホンです。