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どうして今の日本は少子化が進んでいるの?それは女性にとって産み・育てることが困難だから。そして、現代社会で育った私たちは困難にガマンできないんです。作者の少子化への考察が(ちょっとワガママかつイジワルに)鋭い視点で書かれています。子なし国と子持ち国の間には暗くて大きな川がある……
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私は現在妊娠中なのですが、「少子」は妊娠が判明するちょっと前に読みました。
数ヶ月前なので、ちょっと内容が曖昧なのですがとても面白かったです。
私の場合はたまたま子供が欲しかったです。昔から。
思うには、著者の酒井順子さんは自己中心的で、自己愛が強すぎるなどと言われていますけど、本当に自己愛が強いのは「子供が欲しい人」のような気がします。
私が子供を欲しいと思う理由のひとつに、自分のことを愛しているから、自分の子供は可愛いに違いないと微塵も疑わず思えることがあります。自分のことを愛していないならば子供は欲しくなかったと思います(そういう時期もしばらくありました)。
子供がいらない人は無理して産まなくてもいいと思います。もし本当に子供を愛せなかったら悲劇です。少子化で人口が減ったからと言ってそんな未来のことを思い煩う必要はないと思います。
ちなみに私の妹は子供は間違って出来たとしても絶対にいらないといっていますが、その気持ちもよく分かります。「少子」で説明されているとおりです。
(アマゾンに書いたレビューをそのまま載せました)。
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酒井順子さんの開き直りが感じられる、少子化についてのエッセイ。子供を持つ人々と持たない人々との隔たりについて、面白おかしく分析してます。相変わらず、想像力がすばらしく羽ばたいてます。
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子どもを生む人、生まない人。私がどっちになるかはわからないけど、面白かった。生まない理由もなぜか共感した。酒井順子さんの書いたものは爽快で的を得ていて、考えさせられることもあってこの本を読んで以来はまってしまった★
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既婚も未婚も、子供がいてもいなくても、現在の日本女性が1度は思ったことがあるはず、それを実に巧みな表現で書いてあります。
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2007年10月16日
くだけた文章。かなり笑えた!そうだよね、少子化しょうがないよね、って思う。子を産んで自分で育てるメリットが明確じゃない。兄弟がいて楽しいんだから、子どもがいても楽しいんだろうけど。。。
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「両極端は紙一重」という言葉を思い出した。なぜかというと、解説が内田春菊さんだったから。二人は以前雑誌で対談もしているらしい。酒井順子氏は「サラサラ少子系」で、内田春菊氏は「波乱万丈繁殖系」と紹介されたらしい。ということは、子供はいないけどどちらかというと内田氏に近い私は「波乱万丈少子系」ってことか?
この本は「はじめに」から「解説」まで本当に気持ちがいいほどすっきりばっさり言ってくれている。産まない理由と対策があって、目次を読んでいるだけでも膝を打つ。(2005.5.30)
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確かマルグリッドデュラスが「すべての女は、自分の母親のことを気が狂っていると思っている」的なことを言った。という話をどこかで読んだ私は大笑いしたことがあります。
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いやー、相変わらず痛快痛快!内田春菊があとがきで「よくもまあこんな言いにくい事を……」というような事を書いていましたが、私もホントにそう思う。今の私は酒井さんが今作で書かれた事とほぼ同じ事を考えているのですが、ネタがネタだけに色んな意味で話しづらいなーと思う事もしばしばなので、「おお、こう考えているのは私だけじゃなかったのね!!」と、しかもどわい好きな酒井さんが同じような考えをお持ちだという事に、「私、これからもこう思っていていいのね!!」と、とても感激した次第です。今まで、こういう風に思っている事を声高に言い放った人が周りにいなかった事もあり、ものすごく力強い気持ちもあったりして(とは言え、私もまだ揺れている部分があるので、一生この考えを貫き通すかどうかはまだ分からないのですが)。でももし子どもを持つ事になったとしても、自分が過去こういう考えを持っていたという事は絶対に忘れたくないし、子どもを持たない人にあれこれ言う事もしたくないな、と、改めて強く思いました。後半の少子対策の項にあった“男にも産んでもらう”というのには爆笑したなあー。男同士がバーの片隅で「俺、できちゃったかも知れないんだよー」などと語っているシーンは、想像しただけでもう!!(笑)ちなみに。このまま少子化が続くと、西暦3500年には日本の人口はなんと1人になるそうです。16へぇ〜。
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「負け犬の遠吠え」のときもズバリアラサー女子論であったが、これまた負け犬女子にはバイブルのようなエッセイ。少子対策の委員か何かに選ばれたはずだがその後対策はどうなったのか気になるところ。彼女の意見を参考にしたら、少子対策はすすみそうだが...
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少子化、ということを酒井さんの自分の概念から眺めた話。とても共感できる部分が多かった。日本の国民はあまり愛国精神がないので、国の行く末に興味がなさそうというのがよくあらわれている一冊。
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「負け犬の遠吠え」で話題になった著者の、「負け犬」より前に発表した作品。「負け犬」より、もうちょっと「結婚しない」「子どもを生まない」理由に力を入れて解説し、それゆえにまわりくどいところもあるけれども、言っていることはすごく率直で正直でストレート。
「なぜ子どもを生まないのか?」といった問いに、「痛いから」「面倒くさいから」「シャクだから」「男が情けないから」等々の理由をあげて論じるところが、はっきりいって「ステキ」としかいえません。少子化が女側だけの問題ではないことに、そろそろ少子化対策担当者たちは気づいてほしいところだけど、そのあたり、どういう状況なんだろうか。
老人介護については、介護保険制度もできたけど、育児にも、どこか(または誰か)に一部委託するといった制度があってもいいんじゃない?という意見は、笑いながらもしみじみ共感できた。なぜ育児は生みの母親が世話しなきゃだめなの? メイドとかシッターとかを使って、作業の一部分でもアウトソーシングできたらどんなにラクだろう。はっきりいって、働いてれば、女である自分でさえも「…ヨメがほしい」と思うぐらいなのだ。もちろん、「ヨメ」は専業主婦のこと。つまり、掃除洗濯アイロンかけ料理、と、そういうことをやってくれる人がいればいいのになあ、と思うことがちょくちょくあるのだ。下衆の勘ぐりじゃないけど、老人介護にはサポートがあるのは、政治家やら官僚やらが、老いゆく自分の将来がかかっているからじゃないかと思ってしまう。
それから、「ボランティアをやるときでも、『偉いねえ』とほめられたいとか、『ありがとう』と感謝されたいという欲求を、人はどこかで抱いてしまうものなのではないか」という部分も、ものすごく納得した。仕事柄、整体やヘルパーといった仕事に従事している人に仕事の醍醐味を聞く機会が多いのだが、そのたび、「ありがとう、といわれるのが一番嬉しい」と、ほとんど全員が口そろえて言うのだ。「ありがとう」と言われるってことは、自分のやったことに反応があるということなわけで、いかにそういう反応がモチベーションに影響してるかってことじゃなかろうか。
保育園を増やすのも結構だし、男性が育児休暇を取りやすくするのもいい。でもさ、正直なところ、子どもを生もうと積極的に思わないのは、こういうことだよ。と、えらい方々に言いたいのだった。
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実におもしろく読めましたなぁ!
初めは、このタイトルと、酒井さんが結婚・出産されていないというところから見て、たまにある経産婦に対しての「結婚、出産したからっていい気になるな」的な話かと思ってましたが、全然そうではありませんでした。
日本の少子化について語ったエッセイです。
「このままいくと西暦3500年には、日本の人口は約一人」なんだそうですよ。
一人か…。
少子化が進んでいるその「理由」を、自分自身のことも含めて書いてあり、その後「対策」として「こうしたら出生率上がるんじゃない?」ということが書いてある。
それがまた極論なんだけど…(笑)
最初は、「痛いから」とか「うらやましくないから」とか、子供を産んだ経験のある身としては「な、なんだよぅ」と思ってしまいたくなるような話もありましたが、それ以上に「なるほど〜」とか「わかるわかる!」と思うような内容がたくさん。
特に「シャクだから」の章が「そうだそうだ!」と拳をつきあげたくなるような内容でした。
時々出てくるグラフについている酒井さんのコメントにクスリとさせられました。
それにしても丙午の時って、本当に出生率がガクーッと下がってるんですね。
時がたったらまた読み返して「そうだそうだ!」という気分になりたいような、そんな本でした。
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読むの二度目ですけれども、楽しめましたね。てか、この頃のサカジュン、まだ三十代ということもあって文章が若い…ものすげくトゲトゲしている感じがあるのであって、最近の、四十代後半になったサカジュンの文章を読んでいる身としては非常に違和感というか、勢いあんなぁ…という感じ。
まあ、未婚の女子が出産したくない理由などが列挙してありますけれども、まあ、男のボキでもわからんでもないなー、という感じでありますね。ってか、サカジュンってなんというか男性的な感性をお持ちですよね!
とこの本を読んで思いました…。この本の初版は2003年頃ですけれども、あの頃と比べて今は…さらに少子化、サカジュンの予想通りになっています…。今後、日本はどうなるのか!? まあ、このまま順調に少子化が進んで人口減少に繋がるのでせうね…。それで誰が困るのか!? まあ、困る人はいらっしゃるんでしょうけれども、このままなんとなーく少子になる流れは止められないでしょう…さよなラーメン。
ヽ(・ω・)/ズコー
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これはなんともトンがった少子化論な気がする。
最新の酒井さんの著作にあるいろいろ通り越した感じ、結構乾いた笑いみたいなものはまだなくて、まだ産めるけど。。。という、なんというかこう煩悶のようなものを感じさせる文章だった。
母親になった友人のおばちゃん化にひいてしまうあたりとか、なんとなく男性としても共感できるところもあり。
男汁が全体的に足りないのでしょうか。うむむ。