紙の本
難解だけど魅力的です
2015/05/02 00:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
稲垣足穂さんの作品を初めて読んだ私にはとても難しい作品群でした。
テーマは様々ですが、この作者は天体をモチーフにすることが多く、「天体嗜好症」というそのものずばりの作品も収録されています。
しかし、初めて稲垣足穂作品を読む方は表題作と「黄漠奇聞」から入ってみると良いと思います。比較的に読みやすく、かつその魅力が分かりやすい作品だと思います。私は特に自由奔放な天体描写に惹かれました。
投稿元:
レビューを見る
あまりに美しい言葉!モチーフとして星・月がよく出てきますが、文章の印象もまるで星のような煌き、月のような色彩。こういう感性を持ちたいと思うばかり。
投稿元:
レビューを見る
星をひろった話、流星と格闘した話、月光鬼語、月光密造者、雨を打ち止めた話、つきのサーカス、星を食べた話、箒星を獲りに行った話、月をあげる人、月の客人……。
タイトルを読むだけでも非常に楽しい作品です。
月と星の話のプロ!
うまい!
こんなに昔の人の作品にはまったのは初めてです。
投稿元:
レビューを見る
稲垣足穂御大の不思議な不思議な短編集。
読んでて目が回りそうになるけど、その浮遊感が心地いいんだな。
すごく短い話が集まった短編集なので、どこから読み始めてどこで読み終えてもいいのが、時間のない大人としては嬉しいところ。
投稿元:
レビューを見る
タイトルの一千一秒は幻想的なショートショート、というよりは詩。月や星や闇が魅力的に描かれている美しい世界。
投稿元:
レビューを見る
夜道を歩いてると、月が「どしんっ」ってぶつかって来ますよー!気をつけて!冷たくあたると、逆襲うけますよー!気をつけて!
投稿元:
レビューを見る
うーん今いち。
最初のやつは結構面白かったけど、後は全然頭の中に入ってこないのは、わたしのせいなのか。
投稿元:
レビューを見る
星を喰ったような話ばかり。短くてちょっとフシギで、どこかに連れて行かれるような気分を味わいたい時に。
投稿元:
レビューを見る
どこかおかしくて、どこか懐かしくて、どこか笑える、月にまつわる表題作などを収録したお得な一冊。「一千一秒物語」はナンセンスなショートショートが連続する、「話の夜店」的な作品。やめられない止まらない。独特の間を持つ歯切れの良い文章、脈絡のない、でもひたすら真面目な展開と登場人物、幻想的な月の浮かぶ街角に連れ去られること必至。少しドライな幻想文学の魅力がいっぱいです。その他の短編は、なんと少年愛関連の香り高いもの多し。長野まゆみ作品が好きな人必携の書。
投稿元:
レビューを見る
「一千一秒物語」は布団の中、月明かりの下で一夜に一遍読みたい作品。夢か現か、いや、夢か。。。一緒に収録された小説は、舞台が日本でもそうでなくても、美しい日本語で書かれてあるのに、どこか…砂埃の舞うアラビアンな気配を感じたり。
投稿元:
レビューを見る
たむらしげるさんや長野まゆみさんの原点かとおもわれる作家です。感覚で読む小説。
この人の頭の中はどうなってるんだ。
投稿元:
レビューを見る
タルホの一番メジャーな作品。処女作にして神髄。15分で読めるけれど、いつもとは違う夢を見せてくれるでしょう。宇多田ヒカルもタルホ好きなんだってさ。ふ〜ん。
投稿元:
レビューを見る
どきどき・ぞくぞく・きらきら。手放せません。手元にあるのは昭和44年版のもので、表紙はこっちのが好きです
投稿元:
レビューを見る
夜、お酒をのみながら読むと、
とっても良い感じ。
手にとって、ランダムに開いたページから読んでます。
投稿元:
レビューを見る
著者が語るに「一種の文学的絶縁ニヒリズム」なのだそう。星新一が好きな方におすすめ。
星のきらきら、月のきらきら、夕暮れのきらきら。ファンタジックに酔わされます。