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映画と小説にはまた違った面白さがある。たとえば、映画では出て来ないスカーレットの子どもが小説には存在したりなど。全5巻あるにも関わらず面白すぎてあっという間に読み切ってしまう。南北戦争というアメリカの時代背景も綿密に説明されているので、全く分からない人にも親切であり、もちろんスカーレットとレットの恋の行方も気になるところ。そして、メラニーが映画の100倍天使である。この小説を読んだ後、もしかするとメラニーはスカーレットを愛していたんじゃないかしらと思えるほどの偏執さ。映画のメラニーは多少偽善性が鼻に付いたけれど、小説のメラニーは善悪を完全に超越し、スカーレットを神のように崇拝している。映画と小説を比べるのも面白い。
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この作品だけを残して筆を折ったマーガレット・ミッチェルのあまりに有名な大作。アメリカ南北戦争を舞台に、スカーレット・オハラという稀有なヒロインの生き様を描く壮大な物語の始まり。
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南北戦争を舞台にスカーレット・オハラ嬢が生き抜く話。スカーレットの傲慢さがすっごい好き。でも本当は弱いし、寂しいんだよなぜそれがわからないんだよレット!!続編の『スカーレット』は認めません、このラストがいいのです
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言わずと知れた、世界的名作。
ヒロインがツンデレで、ヒーローが照れ屋のナイスミドル。
バトラー船長になら騙されても良い。
人生とか、幸せとかを考えてしまう作品です。
全五巻。
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スカーレットの激動の人生を描いた作品。
戦争に巻き込まれながらも様々な経験を積み、1つ1つ心が強くなっていくスカーレット。
スカーレットの恋の行方が予測出来ない方向に向かうところが、とても面白かったです。
レットバトラー、アシュレ、メラニー、各々の役者が演じる舞台とは・・・。
読んでいて気持ちが納まらない作品です。
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2巻から第二部かと思ったら、1巻の2/3くらいのところから第二部やった。
というわけで、第一部を読了したわけですが。
うわー、スカーレットって未亡人だったんだー!とびっくり。つか、現代じゃあるまいし、婚約2週間で結婚して2ヶ月で子供できて夫が戦死(なのか?)して未亡人ですか…。なかなかジェットコースターもびっくりな人生ですな。
今まで私は、「結婚は親が決めた人と」なーんて考えは大嫌いでしたよ。まあ、現代では庶民のほとんどがそういうことはないだろうし、私はもう庶民という文字が全身にプリントされてるような庶民なので、親が相手を連れてくるなんてことはもちろん、見合いの見の字もなかったんだけどさ(でも、見合い結婚は悪くないと思っている。結局恋愛結婚だったけど)
今でも、恋愛もしくは見合いして、相手を納得して親親族も納得してっていう形がいいんだと思ってるよ。
でも、全ての人がそうできるとは限らないし…、スカーレットみたいな例を見ちゃうと、スカが若いって言うのもあるけど、親が決めるって言うのもそう悪くないんじゃないかと思うわ;;特にこの時代では。 もちろん、最終的には本人が納得しなきゃだと思うけど。
昔の人はとても早く結婚するよね。今だって女性は保護者の同意さえあれば16歳で結婚できるけど、実際する人は少ないでしょう。しかも高校生で結婚出産(もしくは順番が逆;;)とかするとたいていの場合退学だもんねー。法律的にはオッケーなのにさ。そんなに子供を産ませたくないのか世の中は(違う)。
まあそれはどうでもよくてですね、なにが言いたいかというと、今も昔も若い人は思慮が浅いということだ。もちろんそうじゃない人もいるし、年取ってても浅い人は浅いんだが。
昔の人は結婚も成人も早かっし、寿命も今より短かったので、精神的にも早く成熟するものだと思っていたよ。今の二十歳より、昔の二十歳のほうがもっと大人だと。
でも、そんなことないねー。16歳はやっぱり16歳だわ。あはは。高校生の私がやってたことと大して差ーないってー。あはは。
ちょっと安心したりして。(してどーするよ。)
そのまま二部に進めばいいものを、とびとびでかいつまんで──さわり(なのか?)の部分をね──読んでしまった。ダンスのところですよ奥さん!(誰が)
いやー、いいねえいいねえフフフ(でもやっぱりスカーレットってどうよ、と思うが…)。ちゃんと二部最初から読まなきゃ。
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時代に負けずに生きる強い女ってカッコいい。
でも理解してくれる人が隣にいてくれなきゃやっぱりツライよなぁ
明日は明日の風が吹く…か。
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思っていたよりも読みやすくてどんどん進みます
スカーレットのような強い女性はやっぱり憧れます
これからの彼女の人生がどうなっていくのか期待です
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持っているものは表紙が違いますね。高校3年生で読みました。当時は本の中のアシュレーに憧れました。同時期にビデオを観て、“私のアシュレーはこんなのじゃない!!”とブリブリしたのを覚えてます。だって、なんだか髪の毛のっぺり(失礼!)。まあ、今は断然バトラーなんですがね。
映画のグリーンのドレスが印象的ですが、物語の中のスカーレットもかなり華やかです。スカーレットにもなれないけど、メラニーにもなれないわ。どっちもすごく強いもの。
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超肉食女子、スカーレット・オハラのあまりにも率直で、愚直な心理描写が面白い。それに加え、戦争にうかされる南部アメリカの人々の熱狂、そして戦争の愚かさを、冷静に書き連ねている。米文学らしく、読みやすい。
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読んだのはずっと昔、高校生の頃。
スカーレット・オハラ・・・こんな女性ありえるの~ってとっても驚いた記憶がある。すごく、わがまま。妹のフィアンセもとっちゃう。やることがスゴイ。
自分の年齢が上がった今、スカーレットのような
生命力にあふれ、強~い女性にとても憧れる。
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もともとは映画が大好きで、いつか本を読みたいと思っていた。でも全5冊だし・・と挫折覚悟でまず1冊手に取ったら、とても読みやすい訳文で、スカーレット・オハラの世界にどんどん引き込まれていった
言う間でもなく、素晴らしい大作!!
220分の映画でも伝わりきれない詳細・・・南北戦争の様子、いかにタラやアトランタが荒れ果て、人々が苦しみ、いかにスカーレットが苦労して皆に食べさせ、周りからの反対や衝突を押し切って材木屋を経営したか、がよーーくわかる。
また、アシュレやメラニーとの複雑な関係、レット・バトラーのスカーレットへの愛情がどれ程のものだったかは、映画を観ただけではわかっていなかったと痛感する。
スカーレットの、完全に嫌な女ではないところが好きだ。悪態をつきながらも、弱りきったメラニーを連れてタラまで帰るシーンは、アシュレとの約束とはいえ、彼女の責任感や意思の強さを感じる
母が亡くなり、父がおかしくなって皆がスカーレットを頼った時に、皆を食べさせた男にも勝る頼もしさは、彼女の性格の難を隠した様な気がする
また、ポークに父の時計をあげるところや、黒人達に襲われた時に、ビッグ・サムに体を張って助けられたのもなかなか印象的。
我が儘で自惚れが強く嫌われる人にはとことん嫌われるが、慕われる人には慕われるスカーレットの一筋縄にはいかない性格も、インパクトがあり、魅力でもある。
少なくとも、私は山崎豊子の作品に出てくる聖人の様な主人公より、こちらの類の方が好きである。
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映画を見る前に読むことをおすすめ。
南北戦争や奴隷制についてもとてもよくわかる。
マーガレット・ミッチェルは続編を書くつもりだったのかどうかはわからないけれど、読み終わった後、「この後どうなるんだろう…」とかなり気になった。
しかし他の作家が続編なるものを書いていたりもするけれど、今後もあえてそれは読まないつもり。
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スカーレットの強情さはよく父親譲りのように記述されていますが、実は母親から受け継いだものなのではないかと思ったりします。なにしろエレンはいとことの仲を裂かれた後、ちびで中年のオハラ氏と結婚し(ほとんど周囲へのあてつけか捨て鉢のようにも思われます)、もくもくと夫に仕え、子を産み、家庭内と農場の両方を切り盛りしていくのです。〈以下2巻へ〉
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南北戦争時代のアメリカの物語。慣れ親しんだ生活が、新しい時代のうねりに呑み込まれていく。登場人物を通して激動の社会がよく描かれている。長編や歴史ものが苦手な人にも非常に読みやすいでしょう。
スカーレットの淡白で激しい気性も魅力的。こういう人、嫌いじゃないです。表に出す人は稀だけど、誰しもスカーレット的なところを持っているのでは。
メラニーも本当に好きです。メラニーがどんなに強く優しかったか…スカーレットと同じく最後に気付きました。