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デパート業界の名門、大松屋銀座店の法人外商第一部第二課長・津川直二郎は、自ら開拓した大口顧客から、突然取引き停止の通告を受け、窮地に陥った。そして、責任を負わされるように降格されてしまう。懸命に巻き返しを図るなか、娘の万引き事件、妻の不倫と、家庭にも大きな亀裂が走った…。会社と家庭の両面から苦悩するビジネスマンの姿を、鋭くも暖かく描写する長編企業小説。
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高杉良の本は好きで、何冊か読んでいる。
この本は、バブル期に書かれたもので、銀座のデパート戦争時の、1人の管理職が家庭と仕事、妻の浮気、子供の進学を舞台に書かれた本である。読みやすく2時間ほどで読み終わった。
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高飛車な取引先との攻防、ソリの合わない上司との対峙
部下の不正と裏切り、妻の不貞、娘の万引きと受験
さらには、その娘の生い立ちへの引け目…………
サラリーマン(中間管理職)の悲哀を只只書き連ねました。
少しは人生いいことあるさ!みたいなー話。
読み易いけどね。まぁ、面白いけどね。。。てな作品
あぁ哀しき中間管理職・・・死語か?
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「管理職」とは、一体何であろうか。
<仕事の業績>として評価される。
どう売り上げのばしたか?
新しい顧客を確保したか?
新しい技術を開発したのか?
何時の新しい状況をもとめられる。
このような激しい時代であれば、
維持することさえ困難であり、
それにどのように対処するかということである。
ある建設メーカーよりすさまじい値引きを要求された。
ライバル社が、値引き攻勢をかけて
きたことによる。
それをどう維持するのか?
結果として値引きをしてしまうことによって、
維持をしたが、利益がなくなってしまった状況が、
評価の対象となる。
それを課長が、部長、次長を飛び越え
店長に直接あたり、事を進めてしまう。
→この問題は、本当に難しい問題であり、
「コストダウン」という課題と複雑に結びついている。
「物流」の困難性であろうと思われる。
*リベート問題
リベートと個人との関係
難しい問題となってきている。
リベートイコール賄賂である。
日本のセールスの中で、日常的に起こっている問題であり、
その中から、どのような方向性を
引き出していくのかが重要となってくる。
リベート問題は、管理者「津川」氏が、
管理的なところで弱さがあったように思える。
加藤という男と同行すればよかったのだと思う。
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老若男女、誰しも何かしら抱えながら、一喜一憂、それでも日々は進んでく。腹の探りあい、嫌味ヒガミ丸出し、それがサラリーマンなるもの。
良いこともあるから悪いこともある。そうだよねぇ、良いだけの人生なんて深みがない。きっと。
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一見幸せに見える家庭も家庭内では色々とドロドロなことがあると言うことがよく分かる小説。
時代設定は少し古いですが、現代でもこのような家庭はごまんとあるんだろうなと。
会社と家庭どちらが大切なのか?両立はできないのか?狂い出した歯車を元に戻すことは不可能なのか?
正解はないんだろうがその時その時の最善と思われる選択をしていってその点を結んでいったものが人生。
最近はSNSでいかにリア充な投稿をするのかということが競われてるように感じますが、その裏はどうなのか分かりませんね。