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アメトーークで紹介され、気になって読んでみた本。著者の妻も夫(著者)に看取られて幸せだったろうと感じる、温かい話だった印象。小説も短い話であるが、一つ一つの文章が丁寧に綴られていて長い間連れ添った夫婦の愛情やそれを読んだ妻が笑ってほしい、病に倒れても暗くならないで明るく過ごして欲しい気持ちが感じられる。看病というのは世話することだけでなく、著者のように小説という形で闘病中も暗くならずに前向きで過ごして欲しいという小説も闘病の支えだろうと思った。話からも、著者から妻への思いが沁みる小説。
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自分にはとても出来ない。
著者は余程奥さんのことを愛していたんだと思います。
毎日書き続けたラブレター。
素敵なお話でした。
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筆者が何と言おうとこれは愛のなせる技であると思う。私はパートナーに「また一緒に暮らしましょう」と最期に言えるだろうか、あるいは言ってもらえるだろうか
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芸人の紹介で最近売れてるらしいが、奥さんが数年前に買ったのが家にあったので読んでみた。
1778話めの最後の話は、そうきたか、という感じで流石だし、深い愛情を感じる。全体を通しては、もっと泣ける話かと思ったらそうでもなかった。
ショートショートもいいが、それ以外のエッセイの部分がよかったように思う。
しかし、この著者はやはりSFがいいかな。
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グッとくる部分はあります。
夫婦の形はいろいろあるなあと思いました。
ただし、評判のような感動とか、泣くみたいなことは
なかったです。
ただ、奥さんともう少し話をして、いっしょに何かをしようと思いました。
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2018.2nd
帯に吊られて購入しました。夫婦愛を感じる一冊!ですが、泣ける名作かというと個人的にはそこまで感動はしなかったかな。
でも、オススメの一冊ではあります!
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最後、泣きました。
眉村さんがどれだけ奥さんのことを想っていらしたか、そしてお二人がどれだけ望ましい関係であられたかがよくわかりました。
一日一話の物語をすべて読んでみたいです。
単純に眉村さんの書く話がおもしろいと感じました。
この本に収録されているものの中では、「ある書評」「書斎」「秒読み」などが読んでいてとてもワクワクしました。
読んでいる途中はSF作家なんだ!ぐらいに思っていましたが、読み終わったあとに気がつきました。
眉村卓さんは「ねらわれた学園」の原作者なんですね。
現代版のアニメ映画しか観たことありませんが、設定がおもしろい作品だなと感じたのでいつか原作もチェックしてみたいと思っていました。
いいきっかけになりそうです!
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眉村先生と奥様は、固い絆で結ばれていたのだなということを感じました。
新書でも読みやすかったです!
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アメトーークは観てないけど、話題になっていたので手にとってみました。
余命が明らかな妻のために1日1話の短編を書き続けた作者。独自のルールを設け毎日書き続けることはいくら作家さんでも大変なことだったと思うし、奥さまへの深い愛情を感じます。
「泣ける!」という宣伝文句が目立ち過ぎ、美談が先行してしまっていますが、ドラマチックな感動ストーリーとはちょっと違います。短編を書くことになった経緯、物語の注釈などをはさみながら構成されています。
愛する人が死にむかうとき何ができるだろうか、考えさせられます。
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ガンに冒された奥様との最後の日々を描くエッセイ部分と,その奥様のために5年間毎日1話ずつ書き続けた1778話のショートショートからの抜粋が交互に配置された,何とも不思議な構成の書.「エッセイとはしない」という縛りがあるにもかかわらず,ショートショートの内容は次第に日常を色濃く反映するものとなってゆく.
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番組を観ていたので、
とにかく最後のページが見たくて見たくて、
それを我慢しながら読むのがつらかった。
がっつり短編集かと思いきや、
そうではなく、
夫婦の在り方が淡々と書いてある。
うちの両親もお互いに癌が発覚し、
見舞いに行っている間は
いろいろなことを思っていたのだろうな。
今、二人とも健在で
一緒に出かけて行く姿はまさに奇跡だな。
泣いたかと言われれば、泣かなかった。
だからといって、感動しなかったわけではない。
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癌になった妻のために、筆者は“何か自分にできることはないだろうか”と考え、“毎日、短い話を書いて妻に読んでもらうこと”を思いつきます。“癌の場合、毎日を明るい気持ちで過ごし、よく笑うようにすれば、体の免疫力が増すーとも聞いた”(p9)からでした。
病気の妻を読者としたため、書くものには制約を設けました。エッセイではなくお話にする、商業誌に載ってもおかしくないレベルを保持する、読んであははと笑うかにやりとするものであることなどです。
病気の妻に捧げる話と聞いて、もっと深刻で哀しい話なのかと勝手に想像していましたが、初めは病気とは関係のないショートショートでした。病気だからこそ笑える話を、という発想が素敵でした。そして妻はそんな筆者の協力者であることに自負心と誇りを持っており、理想の夫婦だと思いました。
最後は“病気の変化と進行には無関係ではいられなかった(p13)”、“ナマの気持ちを表に出してしまっている作品(?)(p182)”ですが、その話の変化に胸が苦しくなりました。
話の変化から筆者の気持ちの変化を感じましたが、泣ける話というよりは、夫婦のお互いへの思いやる気持ちを感じて、憧れるような物語でした。
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泣ける! 悲しい! というよりは夫婦の良さが伝わって来る一冊だった。
作品を時に褒めたり時にいちゃもんつけてみたり。
ノルマである物語ではなく、作者が書きたかった物語、作者そのものを表す作品が読みたかったんだなぁ。
特に、最終話なんて、二人にしか読めない一話なんだと思う。
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作者がガンを宣告された妻のために毎日書いた小説のうち極一部が紹介され,それにまつわるエピソードなどの据えられている.
自分はやはり小説は苦手なのかもしれない.新書を一冊読んだ満足感がない.テレビで話題になったわりにはという感じ・・・
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作家 眉村卓が闘病する妻に一日1作品短編のお話を綴った。その時の様子と作品集。
私的にはご夫婦の様子が目に浮かんで、小説のように感じられた。お互いを信頼しあい、なんでもないやり取りが愛おしく感じる。
短編の話は 好きなものあり、???の物ありであったが、「最終回」は 目頭が熱くなった。
きっと 作者の頭の中にはちゃんと話があって、それを語ると 奥さんはにっこり笑って うなずいて、「完成したね」なんて労って・・・
妄想入りました。ごめんなさい。