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鏡は横にひび割れて みんなのレビュー
- アガサ・クリスティー (著), 橋本 福夫 (訳)
- 税込価格:1,078円(9pt)
- 出版社:早川書房
- 発売日:2004/07/01
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文庫
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紙の本
そうなのね
2021/05/26 18:58
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「なぜこの人が殺されたの?」というところから、動機は何なのか、と考えても全然わからない!
もちろんの事、作者の意図にはまりまくっていたわけですが、このだまされる気持ちよさ、クリスティですね。
紙の本
これは傑作です
2020/12/23 15:42
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アガサ・クリスティーの人気キャラクターの一人、ミス・マープルものの面白さは、執筆時期とともに主人公であるマープルも年をとっていくとともに、彼女の住むロンドン近郊の小さな村セント・メアリ・ミード村も次第に都市化していく点もその一つかもしれない。
1942年発表された『書斎の死体』の舞台となったバントリー家は、1962年に発表されたこの作品では売りに出され、その家を買った女優のパーティで殺人事件が起こるという設定になっている。
20年の月日でバントリー家の亭主はすでに亡くなっているが、奥さんが元気で、彼女はなんと殺人事件のあったパーティのその瞬間に立ち会っていたのだから、マープルも含めご婦人たちは元気だ。
しかも、殺されたのは新興の町に住む婦人で恨みを買うことは考えにくい。
捜査はやがて本当はこの女優を狙ったものの犯行ではないかと変わっていく。
徐々に明らかにされていく女優の過去。
そして、次々に新しい殺人が起こっていく。
ミス・マープルはすごいのは、この作品でもほとんど動いていないということだ。
すっかり年をとって、近所の人のお手伝いを受けたりしている。
あとは、近所の知り合いから情報を得て、謎を解いていき、最後はやはり現場に赴き、結論を得る。
事件の発端から謎とき、犯人の動機に至るまで、もちろんこの素敵なタイトルもそうだが、とてもいい作品だ。
紙の本
深い悲しみ
2019/09/17 13:27
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の言動が他人にどういった影響を与えるのか考えることが出来ない、他人が何を考えどう感じているのか知ろうともしない。ある人間はそう生まれついてしまうことへの深い悲しみを感じました。善意しか持っていないのに、取り返しのつかない悲劇を招いてしまうことに心底恐ろしさを感じます。ある登場人物の最後のセリフが余りにも悲しくまた美しく、いつまでも心に残りました。ミス・マープルシリーズの最高傑作だと思います。