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クジラについての解説書でもあります
2019/01/27 18:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
グレゴリーペック主演の「白鯨」をテレビで初めて見たのは、遠く中学生のころだったか、ひょっとしたら小学生高学年だったかもしれない。とにかく乗組員の迷惑顧みずただひたすら白鯨に復讐を誓っている男の汗臭い映画だったと記憶している。この小説は上中下3冊に別れている長編で、「わあ、延々と執念深いエイハブ船長とお付き合いしていかねばならないのか」と覚悟をしていたのだが、中にクジラの豆知識コーナーに留まらないクジラの生態から処理方法、甲板の掃除のことまで網羅されている捕鯨のあらゆる知識が挿入されていて、船長の汗臭さを中和してくれている。また日本の開国まで予想しているメルヴィルの博識に脱帽する
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新訳だとこんなにも読みやすいのか
2023/12/24 19:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて新潮文庫版で挫折したのを新訳で再挑戦。最初のクジラについての文献拾遺からして読みやすく、丁寧な解説にくだけた訳文まで加われば面白くないはずがない。エイハブの狂気の片鱗とモビー・ディックの神秘的な獰猛さにぞくぞくする。
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・鯨骨の義足をがつがつならして白鯨モービーに気持ち悪いまでの執念を燃やす船長とそんな船長に内心ドン引きしながらもなんとなく逆らえない仲間たちの話。・STARBUCKSCOFEEのスターバックスはこの作中の登場人物、コーヒーだいすき一等航海士スターバック副船長にちなまれている(スタバのマークのモチーフは、船の舳先についているセイレーン像。店内も航海モチーフ)・数ある白鯨の日本語版では、このカバーが雰囲気でてる、すき
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パトスとロゴスごたまぜで、たっぷり大盛りいっちょうあがり! キャラ立ちすごい。流れだけでなくうんちくも面白い。
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この作品は語り手、イシュメールによる物語の部分と、鯨学など学術的な部分、そして劇の部分に分かれています。それが見事に融合して、白鯨という得体の知れない海の怪物を追う者たちの姿が見事に描かれているのです。白鯨への復讐に全身全霊をこめるエイハブ船長、それを引き止めようとするスターバック(スターバックスコーヒーは彼の名前からきています) 荒くれ者だけどロマンチストな面もあるスタッブ、勇敢で心優しい人食い人種のクイークェグ。あらゆるキャラクターが一つの船に乗っていて楽しい。
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内容(「BOOK」データベースより)
「モービィ・ディック」と呼ばれる巨大な白い鯨をめぐって繰り広げられる、メルヴィル(一八一九‐一八九一)の最高傑作。海洋冒険小説の枠組みに納まりきらない法外なスケールと独自のスタイルを誇る、象徴性に満ちた「知的ごった煮」。
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大学の時レポートのために読まされた笑。
教授が解説してくれたけど、ぜんぜん理解できなかった。
私には難しすぎる世界・・・学部選びを間違えたなと思った瞬間。
そのせいかなぜか強く印象に残ってる作品。。。
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岩波文庫の訳は阿部知二訳と八木敏雄訳のものがある。最近のは八木訳であり、阿部訳は絶版で、入手するには古本屋を探すか、amazonのマーケットプレイスで探すしかない。
八木訳は捕鯨船の図解や、捕鯨の専門用語にルビが丁寧にふってあり、親切で読み易いが、古めかしい独特の言い回しが特徴の阿部氏の訳の方が個人的には好きだった。
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ズバリいうと、読みづらいです。作品は。捕鯨と航海をテーマとしています。
話はイシュメイルという青年が語り手となり進行していきます。殺ばつとした船員の会話は、きっと、斬新な刺激となるハズ
PS.「反捕鯨」をテーマにした「ザ・コーヴ」とは全くの別物です。
(長崎大学 学部生)
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何度読んでもよくわかりませんが、なにかは学べます。
古い本なので読みにくいことこの上なしですが、ぜひご一読をお勧めします。
ちなみにスターバックスコーヒーの名前はこの小説の登場人物から取られてます。(脇役ですけど)
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個人的にクイークェグが大好き。自分でも何故かわからない・・・。
白鯨という人間の手では捕らえきれないものをこの本で感じることができました。
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この巻は丸々導入部。主要人物の説明と目的と目標が語られる。
ボーの影響とシェイクスピアの影響がある。唾棄すべきとか名状し難いなどはラヴクラフトを読んでるよう。主人公と高貴なる野蛮人クゥイークェグの関係はファーマーのリバーワールドにおけるクレメンズとカズのようだ。
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「モービィ・ディック」と呼ばれる巨大な白い鯨をめぐって繰り広げられる、メルヴィル(一八一九‐一八九一)の最高傑作。海洋冒険小説の枠組みに納まりきらない法外なスケールと独自のスタイルを誇る、象徴性に満ちた「知的ごった煮」。新訳。
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鯨に特別な思いが無い為
鯨に関する知識のページ等は飛ばしました。
とても長いのですが
船に関することなど
緻密に書かれているので
海が好きだったり船が好きだったりする人は
ゆっくり想像しながら読めば
味わえるんじゃないかと思います。
私はせっかちなので無理でした。
人物に関する印象としては
スターバックは理性的で
偏執的化身エイバム船長に色々もっともなことを
言うけど一蹴されて
周りもなんだか乗り気で一人浮いちゃいそうだし
ちょっと可哀想だなーと思いました。
逃げ場が無い海でこのポジションは相当
きついと思いますね。
クイークェグが面白いので読めました。
先を読むかは決めてないですが
モービーディックが出てくるところは読みたいなと思います。
難しい本ですね。