紙の本
タイトル通り
2022/02/11 08:38
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投稿者:焚き火料理人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
海外・国内のタイトル通りのお話。面白い。韓国などは海外旅行が出来ない今は想像するしかないですが、国内は行って味わいたいですね。
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アジア突撃極辛紀行 韓国・チベット・遠野・信州編
久々の椎名節!?とでもいおうか。この人はやっぱり「紀行」のようなものが面白い。読後に、キムチを買って食べさせるだけの力のある文章であった。
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タイトル通り「辛さ」を求めて駆け回るオジサン一行の食べ歩き旅行記。韓国、チベット、遠野、信州。それにしてもよく食べる、食べる、食べる、食べる。どれも本当に美味しそうに書かれていて、読んでいてお腹が空いてくる(笑)韓国旅行食べ歩きガイドとしてぴったりの一冊かも…今では気軽に食べられるようになった「辛いもの」だが考えてみると、昔は日本にこれだけ「辛い」ものは滅多に存在しなかったような…以前に比べて家庭の食事が国際化して、日本人の味覚も変化しているような気がする。私も以前はキムチだのニンニクだの食べられなかったのに今じゃ大好物だ。また韓国に辛くて美味しいものを食べに行きたいなあ…
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「からいはうまい、うまいはえらい」を合言葉に、
椎名さん率いる極辛追跡探検隊が本場の辛味を求めて韓国、チベット、日本の岩手県、長野県を旅する。
椎名さんの旺盛な好奇心によって生まれたとても薀蓄に富んだ奥の深い1冊であります。
個人的に意外だったのは、
韓国キムチの歴史が予想以上に浅いこと。
トウガラシを使ったキムチが文献に登場するのに、
17世紀まで待たなくてはならない。
日本を経由して韓国にトウガラシが伝わったことも意外であった。
五千年以上の悠久の歴史を誇る韓国の伝統料理にしては、、(以下略)。
とても勉強になりました。
ちなみに日本の漬物が記録に現れるのは、天平年間(8世紀前半)の木簡らしい。
巻末の小泉武夫・東京農業大学教授による「辛味食文化初級入門塾」も必見。
韓国ほどトウガラシが広まらなかった日本の事情として、
オールマイティな醤油の存在が一因にあるらしい。
からいはえらいがしょうゆもえらい。
しょうゆにあうワサビもえらい。
地元のうめいトンカツ屋に辛味大根を使ったメニューがあります。
トンカツと辛味大根の組み合わせにピンとこなかったのだけど、
この本のおかげで俄然興味がわいてきました。
未体験なので、近いうちにチャレンジするつもりです。
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椎名誠が辛くて美味しいものを求めて韓国、チベット、日本を旅するエッセイ。
なかなか浅い食レポで、聞いてきたことを品良くまとめている感じなのでテーマに比してパンチが足りないという気がします。