紙の本
文体とキャラクターの乖離
2007/06/15 19:00
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
辻褄あわせに忙しくて虚無感も浮遊感も跡形もないですね
まるっきりクサナギの一人相撲で、他のキャラクターに魅力が感じられない
クサナギ自身もこの文体に似合うほどの空気をまとっていない感じで、乖離した印象があります
設定資料以上には成りきれていないストーリーでした
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スカイ・クロラ2作目。飛行機に乗りながら、飛行機を落とす本を読む、という面白いことがしたくて、空港で買いました。
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スカイ・クロラの続編。こっちの方が面白い。相変わらず表現(Not But Air = ナバテア)は独特ですけど。
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『スカイ・クロラ』の続編
始まりの80ページ程は、『スカイ・クロラ』との時間関係を伏せていて、主人公の「僕」が誰なのかが分からない。
それでも十分に楽しめ、主人公が誰なのか、他の登場人物と『スカイ・クロラ』とのつながりがどうなっているのかなど、楽しめる内容だった。
人による戦い方の違いや、周囲の人との関わり方、考え方の違いなどが細かく描かれており、より『スカイ・クロラ』シリーズを楽しめた。
『ダウン・ツ・ヘヴン』が楽しみである。
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<内容>
地上で生き、大空で戦う人間たち。空でしか笑えない「僕」は、飛ぶために生まれてきた子供―大人になってしまった男と、子供のまま永遠を生きる「僕」が紡ぐ物語。「スカイ・クロラ」シリーズ第2弾、満を持して登場。
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前作「スカイ・クロラ」からどう続くかと思ったが、まさかこう来るとは。
相変わらずの美しくもずっしりとした世界観で、一人ひとりが丁寧に描かれている。前作と違い、主人公にはっきりとした心情の移り変わりがあり、その点もじっくりと描かれていて感情移入しやすい。
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図書館より拝借。
一人称が(僕)だったので、しばらく誰のことなのかわからなかった。
笹原が余計に混乱させたんだよ!笑
スイトの過去が見えて、少しだけ1巻の伏線がわかってきたかも?
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(適当に少し書いとく^q^あとで暇あったら真面目に書くからね!^^)
さすがに文庫も、単行本も買ったので
これのバージョンも買うと、ちょっとって思うけど(笑)
これは日本語のじゃなくて
翻訳本の買った
台湾からの出版社で…単行本の装丁はやっぱりお金かかるからこっちのほうに翻訳本として出したかもしれないw
でもわたしにしても好都合^^
ちょっと挿絵も気になったので
表紙はイクリプス以外はあまり好きじゃなかったけど
中の挿絵はまあまあよかった
あまり自分の想像していたクサナギと違うけど
こっちのもアリかな、と。
ちなみに翻訳はいくつかのミスがあるように思う……
肝心なところなのに(はいはい、ナバテアの全文はもうわたしにとって肝心w)
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新境地「スカイ・クロラ」シリーズ第2弾!
読了日:2006.02.05
分 類:長編
ページ:340P
値 段:1000円
発行日:2003年7月発行
出版社:2004年6月中央公論新社
2004年10月発行
評 定:★★★+
●作品データ●
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主人公 :草薙 水素(くさなぎ すいと)
語り口 :1人称
ジャンル:異世界ファンタジー
対 象 :一般向け
雰囲気 :暗め、飛行機、マニアック
カバーイラスト:鶴田 謙二
カバーデザイン:福田 功+しいばみつお(伸童舎)
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---【100字紹介】---------------------
森博嗣の新境地「スカイ・クロラ」シリーズ第2弾。
飛ぶために生まれてきた僕は、今日も空で戦う。
大人になってしまった男と、
子供のまま永遠を生きる僕が紡ぐ物語。
自由な大空へ飛び立ちたくなる異世界ファンタジー
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ミステリ作家と一般的には認知されている森博嗣が、新境地を拓いた前作「スカイ・クロラ」に続くシリーズ第2弾。世界観は異世界で、ジャンルとしては特にこれ、というものはありませんが、あえてカテゴライズするならファンタジー。SF的にも見えますが、サイエンス「フィクション」と言い切るほど無根拠かつ実現していないというほどでもないので菜の花としては、SFとは分類しませんでした。
飛行気乗りが主人公のお話、という点は前作から変わらず。前作で秀逸だった飛行場面も、ふんだんに盛り込まれています。キャラクタも主人公と、整備工の笹倉は再び出演。
物語は主人公が、ある基地に赴任してきて間もないところから始まります。周りはよく知らない人ばかり。読者と同じような状況です。ただひとり、前回の基地からともに転任してきた整備工の笹倉だけは、よく知っているし信頼できる人物。笹倉は飛行気乗りでないせいか、メインの話に食い込むほどのキャラではないかもしれませんが、前作からすでにいい味を出していました。本作では序盤から中盤にかけ、何気ない魅力をいかんなく発揮してくれています。
中盤で更に新しいキャラが転任してくると、物語が大きくふくらんできます。本作はキャラにストーリーを先導させているイメージがありますね。
主人公は、つとめて冷静な人物で、情緒的でなく、あまり大きな感情のゆらぎがないような「非人間的」タイプなのに、気付くとひどく動揺していたりします。ここでいきなり、人間性の豊かさに読者は気付かされるのです。そこに至る道筋はとても滑らか。森博嗣は、この手のギャップのある人物描写が自然で巧いと思います。
全体としては、前作の方が佳作だったと感じましたが、前作を愉しみ、更にこの世界で遊びたいと思っている読者にとっては嬉しい1冊ではないでしょうか。興味のある方は是非、「スカイ・クロラ」読了後にお読み頂きたいですね。
●菜の花の独断と偏見による評定●
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文章・描写 :★★★★
展開・結末 :★★★���
キャラクタ :★★★+
独 自 性 :★★★★
読 後 感 :★★★
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菜の花の一押しキャラ…笹倉
「なにも気にすることはない。
昨日や一昨日は、もう来ない。来るのは明日ばかりだ。」
(相良医師)
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初めて読んだときは飛行機の動きがとにかく「???」だったのだが、今回は辞書やネットで言葉の意味を引き引き一端目を通して、それから改めて読むという手法をとったせいか臨場感が出て、戦闘シーンは終始鳥肌がたちっぱなしだった。
全体的に淡々と、粛々とストーリーは進む。しかし終わりには何かが大きく変化している。不思議な浮遊感が心地よかった。
水素と笹倉のコンビが好きなんだけど……この二人は永遠に交わらない平行線だからこそ愛しく思えるような、でもロマンスがあったっていいような…。
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読了 前作表紙絵とかで騙されて始め主人公と間違えた 草薙が主役 時代は少し戻りいくつかの謎があかされる。にしても 前作と主人公の性別違うのに 語り口調かわらないんだ…(..;) さて次はどうなるのかな?
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スカイ・クロラに続き、一気に読んだ1冊。
ずっと前作の直後の話と思って読んでいたため、主人公が女性、しかもあの草薙水素だと知った時は驚いた。
誰より軽く空を舞う彼女には、「水素」という名前が相応しい。
前作の謎に少しだけ答えを返してくれた作者の手腕は見事。
続編も読んでぜひとも真実をしりたいと思ってしまう。
草薙の無愛想で不器用な可愛らしさには、思わず魅了された。
また次巻を購入しなくては!!
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スカイ・クロラシリーズで時系列が一番最初とのことなのでナ・バ・テアから読み始めました。専門的な言葉はわからないけど森博嗣を読んでてそれはいつものことかな、なんて。戦闘シーンは美しく映画スカイ・クロラの空の映像を思い出しました。わたしも空にひとりで行きたい切ない気分に。次はダウン・ツ・ヘヴン。
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「僕」と「ティーチャ」、子どもと大人の物語。スカイクロラシリーズ第二作。
自分が墜とされないために、明日も飛ぶために、僕は敵を撃墜する――。
空中で「踊る」ときの高揚感が前作よりも格段に増しています。
そして、一見するとクールでスマートな態の主人公が、他者との関わりに辟易しながらも否応なく巻き込まれ、自らのウェットな部分を晒していく様子が秀逸でした。
反発と未練、相反する感情を持て余しつつも、「ティーチャ」との関わりを経て最終的にふっきれるところが良い。
「子ども」は、空を飛ぶために生まれてきた…!
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”僕”という一人称で呼ばれる主人公(名前は伏せておこう)が淡々と一人で語られる作品。一見、荒唐無稽な作品に見えるかもしれないが推理小説家らしく、ミスリードが絶妙。後半に進んでいくと作者が伝えたかったこと、この物語の本筋が見えてくるが、それまでは少しつまらないかもしれない。