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笑犬樓にしてはおとなし目か。本当に役者稼業が好きなのが判る。役者根性のサービス精神が筒井さんの根底にあるのだ。
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「新しくて生き生きした芸術は必ず人を苛立たせます。苛立たせるのをやめて、快いものになってしまったら、その作品はもう、おしまいです」
ガートルード・スタイン
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江藤淳はなぜ自殺したか、ミレー「鵞鳥番の少女」所有してた、蜷川幸雄から大役のお呼びが、その他興味あるネタ満載って書いていて、わしは筒井康隆作品が好きなのではなく実作者本人が好きなのではないかと気がつき始めた。そうなのか?
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筒井康隆 「笑犬楼の逆襲」
スキャンダル誌?「噂の真相」に連載したエッセイ集。
社会問題に対する意見は極論もあり、ブラックジョークと誹謗の境界線の表現も多い。今なら言語的にアウトかもしれない。著者だから許されたのか、スキャンダル誌だからスルーされたのか
断筆解除直後のエッセイなので、小説の中の差別語批判(ことば狩り)に対する反論も掲載。差別語の中に 日本語として価値のある言葉があるなら、著者の言い分はもっともだと思う
*差別語であろうと、ことばを抹殺することは、成熟した文化とはいえない
*小説の中の差別表現に害悪があるかどうかは、文脈や作者の意図から判断すべき
著者の異端さや反骨精神を裏付ける名言「作家というのは 本質的に反国家の立場に立たなければならない」
作家だけでなく役者までこなす多才さを裏付ける言葉
「いやな仕事を断り〜我儘放題していると 老化が激しく〜馬鹿になっていく。人間は苦労がなくなった時に人生が終わる」
正しいかわからないが説得力あった言葉「自民党が世論を気にして金持ちの味方でなくなった時から世の中おかしくなった〜金持ちに恒久減税すれば景気対策になる」
実際こうならないと思うが、政府批判するだけより、代替案を提示する方が問題改善に向かうと思う
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・百万男についてのエッセイ目当てで時々読む
・表現規制について、戦争について、喫煙についてなどなど「今」この本を読むべき
・丸谷才一 『輝く日の宮』の評、百回読んでも読み足りない
・筒井康隆を読まずに一生を終える人もいるのは、あまりに惜しい