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USAカニバケツ 超大国の三面記事的真実 みんなのレビュー

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11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本

バケツから見上げるアメリカ

2004/12/11 23:11

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KOMSA - この投稿者のレビュー一覧を見る

「底抜け合衆国」で、トホホなアメリカを暴いた
町山智浩の新しいアメリカ風俗論である。

ここでの町山の視点は
アメリカ一市民の目線でいることに自覚的だ。

「カニバケツ」とは、
カニを沢山バケツに入れておくと、
外に逃げようとするカニを他のカニが引きずりおろす為、
カニが外に逃げ出さないという事象を指す。

かつての「アメリカン・ドリーム」は
もはや幻想でしかなく、貧富の差が広がり続けるアメリカを
町山は冷徹に見据えている。

アメリカは徹底的に勝ち負けにこだわる。
だが人生の上での勝利をつかみ取るという行為が
アメリカ市民はもう絵空事でしかない事に気づいているのだ。

これからアメリカはどこに向かうのか。
町山の重ねられたコラムに答えはない。
だが、アメリカ市民はもがき続ける。
何かが自分をバケツの中から拾い上げてくれると神に祈りながら。

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紙の本

掃き溜め話の中に、キラリとひかるアメリカが混じっている不思議な書

2005/09/18 07:46

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

冷戦後唯一の超大国となったアメリカ。政治・経済・文化の中で頭抜けた地位を占めるこの国についてはどうしても華やかな面ばかりが強調されて伝わってきがちです。本書は、その国の薄汚く、常軌を逸した人々をこれでもかという具合に取り上げたワイドショー的一冊です。一日で読める頁数とはいえ、気分のふさぐ話が続くので一気に読むのは憚れます。

 例えば、視聴率至上主義のテレビ業界のあきれた番組「フィア・ファクター」。素人が様々な我慢ぶりを競い合うという内容ですが、「400匹のネズミ風呂に入る」「ボウリングで倒せなかったピンの数だけ生きたカブトムシを食べる」といった悪趣味ぶり。

 またアメリカの保守層の教条主義的な側面を伝えるアーカンソーの事件。8歳の少年が殺され、犯人として高校生ダミアンが逮捕されます。しかし彼が犯人であるという確たる証拠はなく、調べていくとどうやら彼が保守層の反感を買うような、黒Tシャツを着てメタリカを愛聴するGOTH少年だったことによるつるし上げの様相を呈してきます。裁判はダミアンに不利なまま進み、彼は今も獄中にあるとのこと。

 それでも、痛ましさの中にもアメリカの力強さを感じさせるエピソードがいくつか紹介されています。
 義父にレイプされ、10代でホームレスとなったフィービー・グロックナー。彼女は18歳の時に「このままではダメだ」と一念発起し、持てる絵の才能を生かして奨学金を得てカレッジに進学します。やがて自己の体験をもとに醜いものも隠さない冷酷なリアリズムに満ちた「ある子供の生活」というコミックで世に出ます。機会があればぜひ読んでみたいものです。

 また、「スプラッシュ」や「ブレードランナー」などに出演した女優ダリル・ハンナの復活に至るこの10年のお話も、ちょっといかれた女の子だと思っていたハンナが急にとても愛らしく見えてくるエピソードとして興味深く読みました。

 清濁あわせてアメリカ社会を複眼的に見ることの出来る、奇妙な魅力をもった一冊です。

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2006/07/20 22:25

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2006/08/04 22:15

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2007/04/11 11:42

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2009/11/07 22:47

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2011/02/22 18:40

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2011/10/06 23:23

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2012/03/22 06:55

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2012/08/21 09:31

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2015/11/08 01:45

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