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紙の本
節分の夜のお化け
2015/12/10 20:39
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は「幽霊譚」ではないので、ご注意を。
第一部では、京都の様々な祭り(伏見稲荷の初午祭、今宮神社やすらい祭、壬生大念仏狂言、祇園祭の神幸祭、下鴨神社の御手洗祭、愛宕山千日詣り、六道参りと送り火、六地蔵めぐり、地蔵盆、赤山禅院へちま祭、了徳寺大根焚き、六波羅蜜寺かくれ念仏)を「厄払い」「除災招福」をキーワードに掘り下げており、京都の深淵に触れることができます。
第二部が「お化け」です。節分の夜に、「お化け」と言う名の仮装パーティが、京都の花街でひっそりと行われているとは、全く知りませんでした。この風習は、少なくとも江戸時代まで遡ることができ、高度成長期までは町中でも行われていたようです。節分は江戸時代までは大晦日にあたり、新年を迎えるにあたり、鬼を払うための仮装が「お化け」です。悪霊を追い出すハロウィンにも似ていて、京都の奥深さに驚きです。
学術本の香がする本ですが、女性ならではの読みやすい文体ですので、安心してください。名所や食の案内だけの京都本では物足りない方や、四季折々の様々な京都の祭りに関心がある方には、お勧めします。
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