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これはリーダーとしての運営のノウハウが結構柔軟に記されている。社員や取引先との無駄な時間をつくらず、迅速に進行するかなど 人物の行動を如何に読取対処するかなどわかりやすく書かれています。
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チェック項目18箇所。どん底からの東大復帰の勉強プランは逆算で。すべてゴールを明確にして必要な情報を得て勉強する。バイトとしては破格の月70万円の条件を断って起業。100%完璧な仕事において、納期に間に合わせるのは絶対条件。デキル営業マンとつながるとデキル営業マンの知り合いが増えていく。相手の記憶に印象付ける・・・カジュアルな格好で印象付ける。自分の話に酔わない・・・たまには録音して自分を見直す。お酒の席はやっぱり大事・・・飲みすぎない程度。家族との関わりも大事・・・仕事に没頭したいのならある程度の割り切りも大事。ダラダラ会議は経費のムダ。10人参加、一時間の会議・・・時給1000円でも1万円の経費。ショートカットキーを活用。仕事の質は「集中力×時間」。一日の集中できる限界を超えて仕事をしていても質はどんどん落ちる。車の中で感性を磨く・・・最新のヒット曲にふれる。睡眠8時間で鋭気を養う。週に最低1日は休息を取る。ムリしてでも休暇をとる。コスト削減で利益をあげられる。儲けやすい商売・・・3kの職場、地味な商売、ニッチな商売。人間の存在意義・・・感動し続けられるような挑戦をしていれば考える余裕すらない。
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最近、メディアには出ていないホリエモン。
サイバーエージェントの藤田氏の著書が小説風なら、堀江氏のこちらはビジネス書。
至極、真っ当なことが記されている。
今時というか、これからの人という感を凄く受けた。
良い悪いは別にしてね。
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少々古い本であるため情報がとにかく古いが、基本的に合理主義的な考え方に貫かれているのでためになることも多かった。
ホリエモンのもう少し新しい著書も合わせて読み、彼の考え方とアップデートされた情報を追ってみたいと思う。
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ホリエモンの人生哲学が少しと、ビジネスでのtipsがたっぷり書かれている。
tipsは具体的なソフトウェアの使い方だったりするのだが、いかんせん10年も前の書籍なので内容が古くなってしまっている。
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・自分のセールストークやアポ、ミーティングなどは録音、録画して改善する
・1日数時間数十分集中してインターバルをとってまた仕事をする。
・仕事は集中して出来るだけ早く終わらせる、寝不足や徹夜は意味がない
・目標と期限を決めて没頭する
(目標30万、期限一ヶ月)
・週に1回はリフレッシュ日を設ける
・しっかり寝る
・オンライン問屋、アスクル、ヤフオク
・人件費は1番大きな固定費であり成果報酬型がベスト
・使用済みテレフォンカードでNTT料金を払いコスト削減する
・シュリーマンは考古学者になる前に事業家になり資金を作り発掘に成功した。もし事業家にならなければパトロン探しに奔走し夢を諦めてた可能性が高い。売れないミュージシャンと一緒
・財務諸表、キャッシュフローさえ正しければ確実に儲かる
・不確定要素が多いギャンブルや恋愛より確実性のあるビジネスが簡単
・常に基本を押さえる、何があっても惑わされない
・自分は失敗してはいけない!失敗してきた人達のケースを学べ
・常にシビれる人生を歩んでいたい
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ブイブイ言わせていたコロの本
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歴史に学べ
商売人はかなりの数の失敗や成功のパターンを経験している
それを学ぶことで私たちは失敗を予防し~
バブル経済はその典型だ
歴史を学んでいない人日がそのたびに失敗を
繰返していく様は、見ていてかわいそうにも思えてしまう
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値切りは相見積もりから
相手が泣きの言葉を出してきてから
さらに1~2回値切る
そして「端数を無くしましょう」と交渉する
人件費は一番大きな固定費
成果主義で切り詰める
MSのオフィスは非効率
アポイントは1に紹介、2にしつこさ
いまとなってはちょっと古臭いか
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意外だったのは、無気力な大学時代の話。
ホリエモンはハードワーカーなイメージだったのですが、本書を読むとテレビなどでは見えない一面が見えて面白いです。
本書ではヒト、ジカン、モノ、ジョウホウ、カネと章が分かれていてそれぞれに対し大事なことが書かれています。
以下面白いと思った内容をまとめます。
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◆ヒト
主に人脈について。
できる営業マンはできる営業マンと友達であることが多いので、できる営業マンと繋がれ!
「できる営業マン」は自分のセールストークに酔ってしまい、独りよがりになりがちなので、録音、録画して自分のトークを点検せよ!
ホリエモンとほぼ同期の起業家についても述べられています。
サイバーエージェント藤田普さんが麻雀好きで雀鬼会の大会で2回連続優勝している話は初めて知りました。
◆ジカン
会議はレジュメに沿って進め、議論の必要があるときのみコンパクトに議論を行い、その場で結論を出す。
車の中などは、若者の流行について行くための音楽を聞いたりする。「若者の完成についていけなくなったら終わりだ」と著者は言う。
◆ジョウホウ
会社の目的はシンプルに金を稼ぐこと。お客第一主義などもお金を稼ぐための副次的なもの。複雑に考えると迷走する。
メールなどのジョウホウはその場で頭に叩き込む。残らないものは重要ではない、と考える。
郵便受けは迷惑メールを除去してくれないので効率化できないと著者は言う。徹底した効率化を図って来た著者ならではの視点で面白い。
◆カネ
サラリーマン根性は捨てよ。会社の利益から自分の給料も出ているのだから、会社の金をできるだけ使うという発想は違う。
値切り術は、事前の相場を調べるところから始まる。
相手が泣きの言葉を入れてからさらに1,2回は値切る。
「端数を無くしましょう」が話をまとめる合図だという。
値切りは有史以来行われている正当な商行為だから、気後れせず堂々と行え。
人件費は最も大きな固定費だが、この人件費のコスト削減は徹底した成果主義の導入だという。売り上げが上がれば固定費が増えても相対的な比率は変わらないから。
アイデア次第でコスト削減は可能。
当時テレホンカードは電話代が1割り引きだったので、テレホンカードで電話代を支払うことで10%も削減する例もあった。
ーーーーーー
最後に。
人間の存在意義などない、と著者はいう。
常に刺激を受け、感動し続けられるような挑戦を続けていればそんなことを考える余裕はない。
だから走り続けるだけだ、と。
ーーーーーー
本書を読んで思ったのは、「ビジネス書なのに疾走感がある」ということでした。
シンプルで直球な意見は、まさに時代を駆け抜けていったホリエモンならではの1冊という感じで面白かったです。
結構迷走しがち!という方に特にオススメです。
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これが発売したばかりの頃に読んでいたとしたら、仕事を効率化する点において非常に為になったのだろう。
それについてはさすがホリエモンで、色々と試行錯誤しながら時間を大事に使っていることがわかる。
今になっても使えるワードとしては、歴史の失敗に学べ。ということ。
失敗をまとめている本もあったと思うので、参考にしていきたい。
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2005年。筆者が32歳の時の一冊で、まだ可愛げがある文面で好感が持てる。もちろん自信家の片鱗というか、表現は多い。メールの重要性を妙に語っている。16年前なら少し先を行っているが、今となってはそりゃそーだ、という感じで、常識的な部分も多い。おもしろかったのはマイクロソフトのオフィスばなくとも仕事ができる、というところ。仕事の効率化については自分と同じような考え方も多く共感できた。
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2021年1月31日記述
100億稼ぐ仕事術
堀江貴文氏による著作。
2005年2月25日初版第1刷発行。
堀江貴文氏の事を日本の世間が広く認識するようになったのは2004年にプロ野球団の買収で名乗りをあげた時だったと思う。
その時から1年後ほどの著作ということだ。
だから時代、特にメールソフトに関してとかCDにバックアップ取らなきゃとかいう話を読むと非常に懐かしい思いがした。
他にも当時のPC画面関係とか見ると余計にそう感じた。
本書の表紙に乗っている堀江貴文氏の写真を見ると非常に若い。
肌とか見ているとそう思う。
メディアに堀江貴文氏が登場することはちょこちょこあるのであまり普段意識しないけれども、こういう昔の写真を見るとみんな少しずつ年齢を重ねているんだという当たり前の事実に気づく。
まあ、芸能人とかでもそうだ。
2004年とか2005年くらいのPC、ネット環境を思い出す。
当時はまだクラウドという言葉も無かった。
Googleは出てきていたけれどまだ検索サイトだけ。
hotmailとかyahooメールとかWebメールもそういう世界観だった。
ネットの変化の大きさ、速さは他の世界の変化とは根本的にスピードが違うということを改めて実感する。
本書の始めの方に東大受験に成功した所として英単語を頑張って覚えたとかそのレベルの話しかないが、ここはあまり鵜呑みにしない方が良い。
英単語も覚えないといけない。しかし急に得点力が伸びない人も多い。
(徐々の伸びるが・・)英作文とか文法もあるし、速読スピード、英語以外の数学はちょろっと書いているけれどもセンター試験、2次試験の科目の多さに対応することは簡単な事では無い。
ホリエモンの資質、能力の高さを逆に感じる。
あと名刺の整理法について色々試したと書いている箇所がある。
これだけは相手の人事異動もあり、2~3年で名刺情報が陳腐化することを考えるとこの名刺情報の整理、打ち込みそのものをしない方が良いのだと思う。
野口悠紀雄氏も名刺は整理できない。時間順にコピーなどを取るくらいしか対応の方法が無いという。
この名刺の扱いは今も大きく状況は変わっていないと思う。
印象の残った所
顧客から頂いている仕事を100%完璧に仕上げる事だけを考えた。
喜んでもらえれば、追加の発注が来る。さらに、顧客から顧客を紹介して頂ける。
人脈ゼロ、営業活動ゼロ、それでも、1つの「信頼」が次の仕事を生む。
今でも創業以来お付き合いしている顧客がいるのは、最初から手を抜かずに仕事をしていたおかげだと思っている。
さらに100%完璧な仕事において、納期に間に合わせることは絶対条件である。
たとえ途中で仕様変更が入ろうが、関係ない。
「デキル営業マン」はデキル営業マンと友達であることが多い。
つまりデキル営業マンと友達になることが、得意先を増やしていく重要な手立てになる。
相手がデキル営業マンかどうかを見分けるポイントは、やはり数字である。
どれだけ利益率の高い商品を売り上げたか、それに尽きる。
プロセスなどは実は関係ない。デキル営業マンほど、5時きっかりに帰社していたりする。
アポイントは「紹介」
アポイントの取り方だが、アプローチは電話からの方がいい。
私は仕事をメールに集約しているが、最初のアプローチは、たとえ名刺交換した
相手でも拒否される可能性が非常に高い。
一度や二度断られたぐらいではあきらめない。
重要なのは熱意、もっと言えば「しつこさ」だ。
営業とは「自社の商品だけでなく他社の商品ですら、営業としての手数料が
きちんと頂けるのであれば売り込む」くらいの気概が必要である。
自社の商品の中で、相手の会社に必要とされている商品は何かを調べる
何かを売り込めるように、安価な「フック」商品を用意しておくことも大事だ。
アポイントを取ったら、とにかく一つでも製品・サービスを売ってくる!という決意を持って臨むことが大事なのである。
商談の時にネタに詰まっても、話をスムーズに展開するための「引き出し」を常に用意しておくことは非常に大事である。テレビや新聞などの時事ネタを
収集しておくのもいい。商談相手とはいえ、人間であることに変わりない。
自分の趣味の話題や業界の話には興味があるはずだ。引き出しが多ければ多いほど、思わぬつながりから、大きな商談に発展することもある。
一期一会という言葉がある通り、初回の面談は非常に重要である。
自分を相手に「印象付ける」こと。これは、例え今回の商談がまとまらないとしても重要なことである。
初回面談に全精力を傾け、把握できる限りの情報を駆使して、最高のセールストークを披露しなければいけない。例え相手の方が知識がありそうだとしても、何とかボロを出さないように、ハッタリをかますくらいの気概が必要だ。
私は常にセールストークの為の「イメージトレーニング」を行っている。
考える時間はいくらでもある。通勤途中や寝る前、客先への移動、食事中など。普段無為に過ごしている時間も、セールストークのイメージトレーニングに使えば有効な時間となる。
顧客の前に出て何をしゃべるのか、常日頃から練習をしておけば、本番で戸惑うことはあまりなくなる。
たまには自分のセールストークを録音・録画してみて、改めて見てみるとよいだろう。
かなり恥ずかしいが、自分の欠点がすぐに分かる。
簡潔にしゃべっていない、同じことを何度も繰り返している、
「えーっと」「あっと」という言葉が多すぎる、視線があさっての方向を向いている、資料ばかり見て説明している・・・・
営業トークをしている自分の話し方を、たまには客観的に見つめてみたり同じ会社の人同士でロールプレイングをしてみると、改善点を見つけやすい。
また、商談をしているときは、できるだけ相手の顔を見ながら話をしよう。
目を見て話をすると真剣に見えるという効果もあるのだが、何より相手が自分の話に対してどのような反応をしているのかが、一目瞭然に分かるからである。さて、ここで相手がつまらなそうにしていた場合はどうするか。アドリブを入れるのである。
「アドリブ」として一番有効なのは、時事ネタである。
デキル営業マンの中には、礼儀や接客態度、格好がなっていない人間は意外に多い。彼らがどのようにして営業成績を上げているかという種明かしは「顧客と仲良くなる」という一種の才能である。
顧客と「趣味」が合うのだ。特定の趣味にのめり込んでしまうと、
その世界での知識や能力の高い人間を、ある種尊敬のまなざしで見ることになる。
営業に行くと言いながら、単に趣味の話をしに行っているだけだとしても発注につながっていたりする。
専門知識に秀でる「オタク」と、人当たりの良い女性営業マンを組み合わせて
営業に行かせたのだ。量販店の店舗はどちらかというと体育会系で男性が多いので女性の営業は歓迎されるのだが、そこにさらにオタクの知識が加われば無敵というわけだ。
部下にとって、上司とは常に先を行く存在である。部下よりも大きく明確なビジョンを持って仕事ができないと意味が無い。
職制も時価評価され、実力のあるものが上司に抜擢される。しかし安穏としてはいられない。抜きつ抜かれつの競争は永遠に続く。安住できるのは引退した後だ。
自分より能力が足りない人間が部下である。部下が自分のように仕事ができると思ってはならない。足りない部分を常にリードしてあげるのが上司の仕事である。
自分の仕事だけに没頭せず、最低でも意識の半分は部下のマネジメントを心がけなければならないのだ。うまく導いてあげれば自分の仕事の大半は彼らに任せることができ、結果として仕事をスムーズに進めることができるようになる。
上司は小さくまとまってはならない。常に自分と周りのモチベーションを高め、手本となる存在であるべきだ。以前のように、先輩だ、古株だからといって自動的に上司として認められることはない。文字通りの「上司らしさ」が求められている。
部下とうまくやっていくには、まずは「仲良くなる」ことだ。
昼ごはんに誘うのもよいし、一緒に打ち合わせに行く時に会話するのも良いだろう。
1人でマネジメントできる部下の数は、せいぜい20~30人と言われている。
新人や転職したての部下がいた場合には、特に注意が必要だ。彼らに仕事をどんどん振っていかないと、自分で仕事を見つけられず、ボーっとしているかと思ったらいつの間にか辞めていたということにもなりかねない。そうならないために、常に「目配り」をすることが大事なのだ。
メールを上手く利用すると、マネジメントが楽になる。
例えば当社のある一部門のマネジャーは毎週月曜日に、今週やるべき事を部下にメールさせている。
その全てのメールに、彼は丁寧に返事を出している。
たったこれだけの簡単なことなのだが、彼はしっかりと部下の動向を把握している。
インターネット時代の新しいマネジメント手法である。
それ以外にもあいさつ代わりに、出社時と帰社時、トイレで一緒になったとき、打ち合わせで一緒になった時など、ちょっとした言葉をかけるだけで彼らの動向がわかるようになる。
忙しいからといって手を抜いてはいけない。このやり方も1つの工夫である。
30人くらいまではパーフェクトにマネジメントを��きるようにならないと、現場の第1線で働けなくなった時につぶしがきかなくなる。
辞表を出した時点で、その人の意思はかなり固い場合が多いので、覆すのにも
相当なパワーを要する(大抵の場合は、その場で慰留できたとしても、数カ月後には
同じことになってしまうのだが)。経験的には、その場で辞表を受理した方が
よい場合が多い。しかし、仕事上どうしてもその人が必要な場合は、悩ましいのだが
慰留してしまう。辞職を考えている人は、辞職の兆候を数ヶ月~数週間前から出している。
これが、上司にはなかなか伝わりにくいのである。
従って、常日頃から社内に情報ネットワークを張り巡らせて(時には部下と飲みにいくなど)仕事に対する不満などをあらかじめ情報収集しておき
予防措置を講じることが大事である。
とは言え、会社もある程度は新陳代謝をしていかないと成人病にかかってしまうので割り切りが必要な場合もある。その時は情を捨て、合理的な判断をすべきである。
マネジャーや経営者にとっては、会社の利益を追求することがミッションである。
ビジネスをしていると、必ずトラブルは起こる。特に金銭的な部分でのトラブルが一番多い。「請求、支払い絡みのトラブル」である。言った言わないのトラブルがほとんどなので、必ず書面での契約書を交わすべきである。
儲かっている時は、危ない勢力から狙われることもある。一見マトモそうに見えるのだが、少しでもトラブルがあると、痛い所を突かれたりする。
私の部下も一度監禁されかかった事がある。ちょっとでも危ない取引先だと思ったら、儲け話だとしても不用意に乗らないことである。
一定の金額以上を取引する場合は分割で支払いをお願いしたり、民間信用調査機関を使って与信調査をするなりの厳格な対策を取るようになった。
企業経営では当たり前なのだが、仕事はお金を回収して初めて仕事として成立する。
経営者の感覚としては当然だが、マネジャーや社員レベルでも当然認識すべき現実である。
1日8時間の睡眠を心がけている。睡眠時間の平均が少ない週は、土日にできるだけ休養を取る。睡眠や食事は、健康の維持に一番大事なことだ。私が、健康上の理由で会社を休んだのは、8年間のうちで1日だけである。
効率的な会議の流れ
会議の目標を持つ
↓
議題を用意しメーリングリストで共有
↓
出席者は10名以下
↓
仕切る人を作る
↓
結論を出す(目標を達成する)
↓
実行に移す期日を明確に決める
↓
会議後、議事録をメーリングリストに流す
最小限のメンバで会議を行う必要があるのは・・・
目安として10名を超えるあたりから会議で全く発言もせず、積極的に議論に参加しないメンバーが出てくるからである。
内容を事前にやり取りしておくと、問題点も先に洗い出しができ、解決策を持ち寄って打ち合わせをすることができる。電話ではなかなか都合がつかない事も多いので、こういうときにメールは非常に役立つのである。
打ち合わせ場所も、メールで「地図」と一緒に送っておくと迷ったり忘れたりしないので、リマインダーの代わりになる。
私も打ち合わせで実際に(顧客に)会う前に必ず、話す内容を先方とメールで詰めるようにしている。
中途採用の面接でも、私はいつも時間短縮を心がけている。
採用面接は、やる気と経験、見た目、人柄あたりがポイントで、短い時間話しても長い時間話しても結果は同じである。驚くほど短い時間 平均すると5分程度で私の面接は終了する。それ以上の時間を使うのは、単なる雑談モードになったときである。
打ち合わせも同様で、相手があっけにとられるほど早く終わることがある。
打ち合わせの趣旨の部分よりも、最初の雑談・時事ネタの方が多いくらいだ。
打ち合わせというのは、次の「新しい商談」を生む場だ、くらいに考えておいた方がよい。
会議と同様、「自分のペース」で進めるのは当然である。
会議よりも打ち合わせは少人数で行われることが多いので、自分のペースに持ち込みやすい。
打ち合わせ以前に、ある程度戦略を練るのも重要である。
相手がどのような手を打ってくるのかを想像しておけば、対策を立てて出席者を納得させられる手を打つことが可能である。
このようなシュミレーションをしてから打ち合わせに臨む人は意外に少ない。
戦略を立てていると、すぐに自分に有利なペースに持ち込むことができるからだ。
逆に対策を立てていなかったり、相手のペースに巻き込まれると最悪だ。
商談の内容も相手に有利なものになってしまうし、せっかくの打ち合わせが惨たるものになってしまう。
そうならないためにも、私は常に打ち合わせでは自分のペースに相手を引きずり込むことにしている。
声を大きい方が強い、というのは本当である。
私に場合、自分のペースでないと、眠くなってしまうというのもあるのだが・・・
当然ながら、打ち合わせは必ず議事録を取るべきだ。
この議事録が商談のいわば契約書に近い役割を果たすことも多い。
議事録を取っておけば、後で万が一プロジェクトがトラブルに巻き込まれた場合にもその解決の糸口になり得る。
以前、私の会社でも議事録をきちんと取っていないプロジェクトも多数あった。
大多数はトラブルもなく終了するのだが、たまにトラブルを起こしてしまうプロジェクトもあった。当社の担当者と先方の担当者、それとマネジャーである
私が解決に当たるのだが、議事録が残っていないので、言った言わないの議論になり決着するのに時間がかかった。
議事録を取るようになってからは、こちらに非があっても先方に非があってもトラブルの解決自体はスムーズに進むようになっている。
メールの処理と同じく、今日できることは今日中に全て済ますべきである。
これは仕事を効率的にこなす人の定番の仕事術である。今日中というより、今すぐといった方がいいかもしれない。
仕事というのは、たまればたまるほどやる気を無くす。
夏休みの宿題のようなもので、夏休みが終わっても、宿題は終わっていないことが多い。
結局中途半端にしかできず、学校で先生に叱られるはめになる。
(それは私のことです)
しかし多くの人は、今日できることを今日中に済ませることができていない。
そこから脱却するためにはどうするか。
まずは、毎日仕事をこなしてメールの受信ボックスが空になったり、片付けなければいけない書類棚が空になっていることの「快感」を味わうことだろう。
すぐにできる仕事は優先順位を無視してやってしまうべきである。
時間がかかる仕事だけ優先順位を考えればよい。
そう考えると、すぐに終わる仕事の割合が圧倒的に多いはずである。
従って、少量のタスクの優先順位を付けるだけでよくなる。
忙しいときには仕事を振ることすら、面倒な作業に思えてしまうかもしれない。
しかし、仕事を振るという作業自体は、前に述べた通りすぐに終わる仕事なので最優先で作業すべきなのだ。そのためには、普段から自分の仕事のキャパシティをきちんと理解し、渋滞状態に陥る兆候をつかむ準備をしておかなければならない。
仕事を他人に任せるということは、マネジメント能力を付けるための第一歩である。
人は機械と違って自分の思い通りには動いてくれない。
受発注や上司・部下の関係があったとしても、高圧的にお願いしてはやってくれないこともある。普段から人間関係ができていないと、スムーズに仕事を任せられない。
最新の音楽に触れるのは、自分の感性が鈍らないようにするためである。
いつの時代も、最新の流行は若者が作ってきた。消費の中心にいるのも若者である。
これからどんどん年をとっていき、若者の感性を理解できなくなった瞬間、商売のセンスも鈍くなり、結果としてビジネスで失敗することになるのである。
音楽を聴くというのは「感性を磨く」ための1つの手段である。
他にも感性を磨くためにすることはいくつもある。
特に自分より若い人とどんどん交流していくこと、いろいろなメディアに触れること、IT化で生じた情報洪水の中に自分の身を置き、そこで有用な情報だけを選べるような感性を、常に磨いておかなければならないのだ。
薬やサプリメントに頼るのもよい。過度に頼りすぎるのは禁物だが、風邪になりかけの時は、薬を早めに飲んでさっさと寝てしまえば、朝には治っていることが多い。
ビタミンBやCなどのサプリメント、胃腸を整える漢方薬なども、疲れているな、と感じる時には有効である。
私は睡眠が生きがいの1つなので、非常に重視している。
学生のころは時間もあったので、10時間睡眠を信条としていた。
十分睡眠を取ると、作業効率が目覚ましく上がってくる。
睡眠を十分取らない場合と比べると段違いである。
私はよく集中力があるね、と評価されるのだが、他人に比べて睡眠を十分に取っていることも大きな理由ではないかと思う。
徹夜をしてしまうと次の日は仕事にならない。
寝具に凝るのも一興である。「テンピュール」の枕は布団はかなり寝心地が良い。
週に最低1日は「休息」を取るべきである。
オフの日というのは決して空いている日ではなく、絶対に必要な時間なのである。
こまめに休息を取っていれば、そんな事態には陥らない。
少しでも疲労や不満がたまったら、すぐにリフレッシュしよう。
この種のものは蓄積されると本当に体が悪くなってしまうし、寿命を縮める原因ともなる。
私も週に1日は最低でも休むことにしている。どんなに忙しくても、である。
大衆の意見は最大公約数的なものに集約される。多くの国が直接民主主義を採用していないのと同様、民の意見をそのまま受け入れれば、いわゆる「衆愚政治」のような状態になってしまう。最大公約数的な意見は、大半はちょっと間違っている意見であることが多い。
そういった意見に流されないためには、情報を収集して自分なりの基準・尺度を持ち、全ての事象を照らし合わせて考えるべきである。当然のことだ。
成功しようと思ったら、大事な所で人と違った決断をしなければいけない。
それが自分のオリジナリティになる。
普段の生活で常識的に行動することは問題ないが、人と差をつける局面で「常識」にとらわれていると失敗する。
保存したデータはすでに、付属的な資料程度の意味しかなくなっている。
収集したデータには賞味期限があるからだ。一度読んだ本を再度読み返すことはほとんどないのと同じである。
つまり、最初に集めて分類した時点で「記憶」に叩き込み、ある程度理解しないと、そのデータは資料の奥底に眠ってしまい、再度日の目を見ることはないのである。
できない人間に限って、会議でせっせとメモを取っている。
メモを取っていると、どうしても注意が散漫になる。
長い会議でも、メモに残すべきは多くても数個である。
私は極力、会議でメモは取らないようにしている。
短時間の会議で記憶に残らないことがあるのなら、それは重要なことではないのだな、と理解するようにしている。重要なこと、忘れたらまずいことは席に戻って、自分にメールすればよい。
人から学んだ「ナレッジ」は、今すぐ役に立たないことも多い。
そういう場合は、心の奥底の引き出しにそっとしまっておこう。
いつか必ず役に立つことになる。
すぐに忘れてしまうような人は、メモ帳に書き込んでおくのが良いだろう。
私は独立するときに、バイト先の社長から1つのアドバイスを頂いた。
「起業メンバーには、あまり仲の良い友達を入れない方がいいよ」と。
当時は軽く聞き流していたのだが、起業から数年たって、その意味を理解できた。
起業時にいたメンバー3人のうち、私を除いた2人は起業後3~4年で会社を去った。
社長の判断は、こういう場合ビジネスライクに下すべきだ。
大事な決断に私情を持ち込んではならない。
以前お世話になった社長から頂いた言葉が、起業メンバーの退職という事件にも心の準備という形で役に立ち、精神的にもあまり落ち込まずに済んだのは幸いであった。
特に近代経済史は現代に近いので、多くの示唆を私達に与えてくれる。
日本でいえば、明治・大正・昭和の経済史を学ぶことは必須と思えるくらいだ。
実際、日本の大企業はこの時代に創業した会社が非常に多い。
創業者の苦労の歴史は必ず商売に役に立つ。しかし、残念ながら、多くの人達は彼らが犯した失敗をなぞるかのように、同じ失敗を繰り返している��
商売をしていると、とかく売上を伸ばすことに目がいってしまいがちだが、商売の真髄は「コストカット」にある。それも日々の細かいコストの見直しである。
繰り返し繰り返し、日々行わなければならない地道な作業なのだ。
ここだけには気前良くお金を使うという局面は、商売に限ってはあり得ない。
少しでも景気の良い所を見せれば、搾取されるだけである。
値切るためには相見積もりを取ることから始める
相見積もりを取る先も「見直し」が必要である。
毎回同じ所で相見積もりを取っていると、担当者が故意にその業者へ有利な情報を流したりすることがあるからだ。
マネジャーや経営者は特に、こういった軽い癒着に気を配るべきであろう。
常に新規の相見積もりが取れる相手を探すことを、ルールに盛り込むべきである。
得意先と癒着していては、競争力をなくしてしまう。
私達も常に新しい顧客を開拓していき、価格競争力を付けていかなければならない。
忘れがちなのが、一番大きなコストは人件費だということ。
1件当たりの単価が、ひと月で確実に数十万円もかかるコストは他には無い。
つまり、採用には慎重すぎるくらい慎重になるべきなのだ。
何しろ人件費は、仕事の報酬が会社に入ってくるよりも先に、確実に支払われるべきものだからだ。
会社が倒産したときも労働債権と呼ばれ、銀行や取引先の債権よりも先に保全される。人件費を先に支払っている分、会社の運転資金が必要になってくる。
資金繰りのことを考えたら、中小企業でおいそれを採用を決めることはできないのだ。
成果を上げない社員に給料を支払うのは、お金を捨てていることにも等しい。
「夢を実現する」ためには、まずお金が必要だ。そして、お金を稼ぐためには事業をやるのが一番手っ取り早い。
例えば、トロイの遺跡を発掘したシュリーマン
もし彼が考古学者になっていたら、パトロン探しに奔走することになっていただろう。
商売をやるなら、儲けやすい業種にしよう。
他人が敬遠するような商売である3Kと呼ばれるキツイ・キタナイ・キケンな商売は儲かる確率が高い。
「地味」な商売にも儲けが潜んでいる。
メジャーでなく「ニッチ」な商売もよいだろう。
例えば外食産業のような誰もが考える安易な商売は、できれば敬遠した方がよい。
他人が「えーっ」と驚くところにこそ、儲けの種は隠されているのだ。
また元手がかからず、粗利益率の高い商売がお勧めである。
できれば物を扱わない方がよい。物を扱うと、どうしても在庫との戦いになるからである。
商売でのリスクは、もっと大きく成功しようと思って、体力以上に勝負をするときである。業績を大きく伸ばそうと強気の投資をしたり、運転資金に必要なお金以上に銀行借入れをしたりすると、リスクは大きくなる。
商売に失敗するのは、基本を押さえていなかったり、景気が良くなって基本を忘れてしまった場合が多い。最初はしっかり基本を押さえている人も好事魔多しというか、お金が集まるといい気分になってしまう。
そうならないためには「常に基本を押さえる」ということを呪文のように唱えるしかない。
当たり前の事を当たり前に出来なくなる瞬間というのは、周りの意見に惑わされているケースが多い。
「失敗から学べ」とよく言うが、自分は失敗をしてはいけない。
これまでたくさんの人たちが失敗してきたケースを学ぶべきである。
私の会社でも新規事業をやるときに考えるのは事業を開始する時期のタイミングと、リスクとリターンのバランスだけである。
よくこんなに新規事業を矢継ぎ早にリリースできますね、と感心されることがある。
簡単なことで、リスクの小さいものはあまり考えずに「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」的手法で、とりあえず始めているだけ
ビジネスマンが使うパソコンには、マイクロソフトオフィスあるいはその類似商品が入っていることが多い。
私は一切これらを使っていない。
理由は簡単。使わなくても仕事ができるからである。
ワードはただのワープロソフトである。印刷物を作る場合に多少綺麗に印刷できるという利点はあるが、メールソフトに付属しているエディタソフトで実は十分だったりする。
Excelに代表される表計算ソフトは業務効率を上げているようで
実は下げているソフトウェアである。10年前から表計算ソフトなるものは存在していたが、あまりメジャーではなく、みんな手計算で表を作ったものである。
面倒なので、必要最小限の表しか作らなかった。
Excelには魔力がある。表を作っていると仕事をしている気になってしまうのだ。
しかも、できた表は大抵立派なものである。
ますます仕事をした気になっていく。
そうやって、表作りに仕事時間の大半を使ってしまう人は多い。
無駄の極致である。
PowerPointに代表される、プレゼンテーションツールはさらに問題である。
Excelと同じく、作る作業で時間を浪費しているのに、一生懸命仕事をしている気になっているのだから始末に負えない。
ITの便利ツールというのは、実は時間の浪費に使われているだけというのが、真の姿なのだ。
私達はそんなツールに惑わされてはいけない。
「メールソフトとブラウザだけ」でも十分に仕事はできるのだ。
例えば、社員を集めての社員総会的な行事をやるときにアジェンダ(議題)を配ったりするのだが、シンプルなテキスト形式のものである。
また、プレゼンテーションは情熱を言葉で伝えるものである。
決して資料の体裁に頼ってはいけない。
メールで簡単な表を作ることもあるが、「-」「+」のような記号を並べて枠の代わりにしている。
ちょっとした表しか作ることがないのでこれで十分だ。