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関ケ原決戦―徳川方についた伊右衛門は、この華々しい戦でも前線へ投入されたわけではない。勝ち負けさえわからぬほど遠くにあって銃声と馬蹄の轟きを聞いていた。しかし、戦後の行賞ではなんと土佐二十四万石が…。そこには長曽我部の旧臣たちの烈しい抵抗が燃えさかっていた。戦国痛快物語完結篇。
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NHK大河ドラマ原作。
豊臣秀吉の家来山内一豊の物語だが嫁の千代が主人公だと思う。
千代は理想の女性だと思う。
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特別でない男が、土佐一国の主になるまでの話。
そうと思いきや、それをした男を支えた特別な女の話。
司馬 遼太郎のリズミカルな短文と、
教訓めいた最期。
すばらしい。
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2009年09月18日読了。
全編の感想。
堅実な武将、山内伊右衛門一豊。そしてその妻にしてこの物語の主人公千代。
織田から豊臣、そして徳川まで続く戦国の時代を、夫婦二人三脚で駆け抜ける歴史小説。
こういう夫婦いいなあ。ラストでええええって言ってしまったけど。
戦闘にしろ何にしろ、この夫婦の主観メインだから読みやすかった。これはたまらん。
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Kodama's review
関ヶ原。戦功は皆無でしたが土佐24万石の国主となり…。
(06.1.26)
お勧め度
★★★☆☆
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関ヶ原の戦いを経て、ついに一豊も国主に。
興味深いのはその後。
人間、目標に向かってまい進しているときはいいけど
目標にたどりついたとき、どう振る舞うか?
ということが、実はむずかしい。
そんなことを考えながら、本を閉じました。
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千代はとても頭のいい人。世の儚さも愚かさもよく知っている。
何かに期待しすぎたり、物の二面性を忘れて偏った物のとらえ方をしたり、そんな事くだらないと教えてくれた。
誰に対しても誠実な夫婦。
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女ってすごい。おんな。わたしはまだなれてないなぁ
わたし自身はむしろ一豊とかぶってみえるよ。ほら愚直さとか。
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ラストは残念。千代から、世の中の先を読む力、相手の考えの先を読む力をもつことが大切なんだなあということを学んだ。何事も徹底的に調べて現状分析してから先を読み戦略を練る。現代でいうなら仮説力やロジカルシンキングにあたるのだろうか。
実力以上の地位が与えらると、人は身の保身に走って力で人を抑えようとしてしまうのかな。何にせよこの本で戦国時代に興味をもった。
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伊右衛門は関ヶ原の戦いにおいて無難な働きで終わる。但し家康からは軍事功名より政治的働きを評価され土佐24万石を手に入れる。主君にも恵まれ伊右衛門と千代の夢が果たされめでたし、めでたし…で終わって欲しかった。ここまではおもしろかった。しかし、夫婦二人三脚の歩みは後味の悪い結末で幕を閉じる。伊右衛門は大国を得てから謙虚さを失い、悲しいことに旧長曾我部家の一両具足を平和的に押さえる器量がなく、幕末まで続く土佐藩の身分制度の引き金になった種崎事件という惨劇を招いてしまう。最後以外は美しい夫婦愛に溢れた物語だった。
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誠実な男ってステキだな、と思いながら読み終えた全4巻。
明快な千代に親しみを覚えたけど、その一方、賢すぎる女って大変だなとも思う。
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人には人それぞれの身の丈があり、それを無理に越えようとしてはいけない。あなたには、あなたなりのやり方があるはずだから。そのあたりを認識するかしないかで、選択肢とその結果は大きく異なる。
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天下が統一されて、山内一豊は土佐24万石の国主となった。律義さと思いやりだけがとりえでここまで這いあがってきた一豊が国主になった途端、変心してしまう。
自分の目指したものになり、それになったときに人は何を考えなければならないか?そんなメッセージを感じました。
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最終巻。家康の世となり、一豊は一国一城の主に。夢を現実のものにし、本来なら盛り上がっていくところだけれど、どんどんテンション下がります。妻の千代が夫一豊の無能さを嘆き、やはり大名としての器がないことに悲しむ。
土佐という特殊な国で、一豊の政策が幕末にまでいたる上士と下士の制度を生むんです。そして、山内容堂や坂本竜馬が登場するんです。
なんというか、ホント器のない人にやらせてはいけないんですね。。。教訓になりますょ。
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とっても読みごたえがあって、一気に読み終わってしまいました!
わたしも千代を目指して!?がんばります!
(これのおかげで超一豊ファンになってしまい、大変です(笑))