紙の本
ようでけた話なんですが
2005/05/22 18:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちょも - この投稿者のレビュー一覧を見る
若だんなシリーズで人気の畠中恵さんの新作は以前読んだ百万の手に続いて現代を舞台とした作品としては2作目。新宿伊勢丹そばにあるという”酒場”という人をくったような名前のお店が舞台。近くの百円ショップに売っていると言う”とっても不幸な幸運”と書かれた空き缶の封を切ると必ず何か事件が起こる。短編連作になっており全部で6編(に加えて序章と終章)が収録されている。
時代物でも現代ものでもそうなのだが、この方の作品は一言で言うと”よぉ、できた話やなぁ”という感じ。この言葉をひっくり返すと”作り物感”が強く感じられると言うこと。百万の手の感想でも書いたが少しご都合主義が感じられる。本作は百万の手に比べるとそのご都合主義への違和感は小さかったが。やはりこの方が書く”物語”はリアルを感じさせる現代劇より時代物のほうが似合っているように思う。
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新宿に古くからある「酒場」という名の酒場が舞台。
マスターの洋介と常連たちと「とっても不幸な幸運」という妙な名前の缶が引き起こす物語。
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男達の友情を描いた小説として読んだんで、結構満足。サイコから刑事小説まで多彩なジャンルミックスも楽しい。
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「しゃばけ」シリーズの作者が書いた「酒場」という名の酒場を舞台にした現代の物語。出てくる人たちがキャラが立っていて面白かったです。特に店長さん!純喫茶マンハッタン(ドラマ「マンハッタンラブストーリー」)の店長さんに次ぐ個性的な店長さんで、とても好きになりました。ただ、お話自体は「缶」にこだわりすぎな感じがしてイマイチなものもあったのが残念。でも、続きがあったら読んでみたいです。
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新宿にある『酒場』という名の酒場に集まる常連が入れ替わり主人公になる連作短編集。100円ショップで売っている『とっても不幸な幸運』と書かれた不思議な缶を開けた人間は、不幸の混じった幸運を体験する。『のり子は缶を買う』『飯田はベートーベンを聴く』『健也は友の名を知る』『花立は新宿を走る』『天野はマジックを見せる』『敬二郎は恋をする』
缶にとらわれて不自由になっているので謎解きのおもしろさは半減。酒場に集まる個性的な常連達の、男同士のゆがんだ友情を楽しむ本。
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ひとつのバーに寄り集まる登場人物それぞれの短編。お話全体としては繋がっていて、不思議な缶の役割が面白いです。
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新宿にある風変わりなバー『酒場』を舞台にした連作ミステリ。「とっても不幸な幸運」と書かれた100円ショップで売られている缶をあけると、いつでも開けた人の過去が詰まっている、というちょっと不思議な話。けれど一番好きなのは、最後の店長がまだ若かった頃の話。そしてこのバー、酒飲みにとって魅力的。出てくる料理も美味しそう、モルトの趣味もいい!ここの店に受け容れてもらえたら幸せだろうな、という店の描写が魅力的です(もちろん常連客たちもね!)。
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「酒場」という名前の酒場での話。100円ショップに売っている「とっても不幸な幸運」という缶詰を開けたことで起きる出来事をちょっと変わった店長や常連客が推理したりする。
料理がおいしそうで食べてみたいなーと読んでいて思いました。あと、こういう関係の常連客になってみたいと思いました。
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買った人は最期まで読むかも知れないが,借りた人は最期まで読まずに放り出すかも知れない。最後まで読まないと分からないの残念。
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新宿のビル地下一階にある『酒場』で、「とっても不幸な幸運」という名の缶がもたらすのは…?連作短編。ミステリーにしては話は軽いし、話が短くて残念なところはあるのですが、店長と客が作る店の雰囲気が楽しい。実は「しゃばけ」よりこちらの方が好みなので、もっと練った続編が読みたいです。
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・テンポがよくてさくさく読めて、ふふっと笑える。素晴らしい連作でした。こういう不思議系アイテムを使うのはやはり抜群にうまいですね。続編があったら是非読みたい。・『酒場』を舞台にしたものがたり。登場人物のキャラがとてもいい。
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新宿の酒場に持ち込まれた「とっても不幸な幸運」という名の缶。中から
現れた不思議な物が常連客たちにもたらしたものは、幸せ?それとも…?
「しゃばけ」シリーズで絶大な人気を得た作者が贈る、現代版ファンタジック
ミステリー!
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酒場に集まる人々は職業もさまざま、一筋縄ではいかないおじさんばっかり。それぞれに抱えた問題を、本人自身で解決していく手助けをしていないようでしている、そんな仲間の関係が素敵。
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友人のオススメで読みました。若旦那シリーズが好評な畠中恵です。新宿にある“酒場”という名の酒場。ちょっとひねくれていて、喧嘩っ早いけど、情に厚い料理上手な店長がいる。
そんな酒場に「とっても不幸な幸運」と書かれた缶が持ち込まれる…。不幸と幸運が同時に運ばれてくる不思議な缶。それをきっかけに、様々な複雑な問題が持ち上がってくる。深刻な問題なんだけども、店長と常連達が賭けがてら、親身になって取り組む姿勢が微笑ましい。キャラクターの個性も際立っているし、短編集だから読みやすいのでオススメ。シリーズとして続けていって欲しいなぁ。
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出版社 / 著者からの内容紹介
新宿の酒場に持ち込まれた「とっても不幸な幸運」という名の缶。中から現れた不思議な物が常連客たちにもたらしたものは、幸せ?それとも……?「しゃばけ」シリーズで絶大な人気を得た作者が贈る、現代版ファンタジックミステリー!