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エマ 5 (Beam comix) みんなのレビュー
コミック 第9回文化庁メディア芸術祭 受賞作品
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紙の本
心とともに近づく距離
2005/04/04 23:39
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一夜の夢がエマとウィリアムの距離を近づけてしまう。
お互いの立場や地位をわかっていても、募る思いが二人を近づける。
まあ、ぶっちゃけ言うとウィリアムが死ねば全て丸くおさまると思うんですよ!!
奴さえいなくなればエマもエレノアもウィリアムの事を美しい思い出にかえられるじゃないですかっ!!ってぐらいウィリアムの事が憎くて仕方がありません!
エマがお屋敷に戻ってから明るく振舞っている姿に胸が押しつぶされそうでした。ウィリアムが行動を起こしたのは良いのですが、それがどういう事になるのか、この先の事を考えるとまた胸が押しつぶされそうです。もうこれ以上エマを傷つけないで下さい。イギリスは紳士の国なんじゃないのかよっ!!
次巻の予告を見て「キャンベル子爵、居なくなればいいのはウィリアムです!そうすればお嬢さんも傷つかずにすみますよっ!」と余計なアドバイスをしそうでした。
紙の本
切なく胸に迫る身分違いのロマンス
2005/06/13 22:49
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かめりあ - この投稿者のレビュー一覧を見る
19世紀の英国舞台でタイトルが「エマ」だったので、てっきりジェーン・オースティンの名作『エマ』を漫画化したのかと思い興味を持ったのが出会いだった。もちろん勘違いでしたけど(笑)
でも、オースティンの『エマ』に負けず劣らず、いえ、それ以上に素敵なロマンス物語に、心は突風が駆け抜けたようにあっという間に奪われてしまった。
舞台は19世紀末ヴィクトリア朝時代の英国。上流階級に名を連ねるジョーンズ家の長男ウィリアムは、久しぶりに訪ねた元家庭教師の家でメイドのエマと運命の出会いをする。けれど、それは決して恋してはならない相手だったという身分違いのロマンス。上流階級の跡取り息子とメイドの恋……階級という壁が厚く立ちはだかる時代なので、二人の恋の道は険しく、とにかく切なくてもどかしくてたまらない。
5巻の前半はウィリアムの両親の若い頃の物語。古くから根付く貴族階級の中で、父リチャードは上流階級の仲間入りをしたとはいえ社交界では成り上がりと見なされ、苦い思いをしてきた様子が描かれている。そして母オーレリアとの出会いと彼女の苦悩、そしてその彼女の苦悩を見守ってきた彼の様子も。読んでいるこっちがきりりと胃が痛みそうだった。そんな社交界の厳しさを知り尽くしているからこそ、息子の恋には賛成できない……それもまた彼の苦悩の一つなのだろうと思う。
後半は通常通りエマとウィリアムの物語が展開される。その中でも、二人が手紙のやり取りをする場面がとても素敵だ。こんな静かで確かな恋をしたいなと憧れてしまう。この漫画の魅力はそういうところなんだと思う。二人の恋は困難な道ではあるけれど、その純粋な想いだけを胸に一歩一歩大切に進んでいっているところに心が惹かれてしまう。この巻の最後で見せた、ウィリアムの何かを決意したかのような表情は何を物語っているのか、今後の展開が気になって仕方がない。
シリアスだけど笑える部分も結構あり(あとがき漫画も最高)、そして何より絵も含めて作品作りがとても丁寧。産業革命による転換期の英国の様子が、人々の思惑も含めてよく伝わってくるところにもこの作品の質の高さを感じる。
最終的にはハッピーエンドになると信じているけれど、大きな壁を前にこれからウィリアムとエマがどういう戦いと絆を見せてくれるかおおいに期待したい。
紙の本
別人に
2020/07/12 16:01
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
再会して気持ちを確かめ合って別人のように明るくなったエマw
恋は人を変えるなぁw
彼女が人前でウィリアムに駆け寄って抱き着くなんてw
紙の本
メルダース家(2)
2015/09/07 19:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
メルダースの集団生活で、「変わった人」ぶりを発揮するエマさん。
(親より年上の女性に仕えていて、同世代との交流がなかったからだと思う。)
彼らが読者側に近い反応をするほど、ああ、やっぱりエマさんて独特なんだなぁと
思わせるのが巧い。
紙の本
続きが続きが気になって
2005/05/28 11:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アプロ16th - この投稿者のレビュー一覧を見る
■何気なく1巻買ってみて、またたく間に5巻まで揃えてしまいました。ハマります。■話はヴィクトリア朝のイギリスが舞台。上流階級のお坊ちゃまとメイドの許されざる恋、とゆーべったべたにお約束の話ですが、続きが気になって気になって。■『お約束』と書きましたが、この5巻では意外なシーンがありました(見開き2P使ったシーンです。まさかエマの方から・・・とゆーのは予想外の情熱でした♪)。ラスボス(笑)みたいな方もお目見えして、ますます楽しくなりそうな予感に包まれて次巻へと続いてきます。
※余談ですが、2巻まで買った時点で、3巻は旅先で買おうと飛行機に乗りました。しかし着いた場所にはどこにもありません。東京では「アニメ開始」と書かれた帯が巻かれ、大体の本屋にあるので油断してました。思えば「アニメ化」されても放映されない場所もたくさんあるんですよね・・・。
紙の本
浮かれるエマさん
2017/01/04 17:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウィリアムとラブラブで浮かれるエマさん。こんな彼女は珍しいですね。
ウィリアムパパとママの過去話も。
この巻読むと、むしろウィリアムパパよりエレノアパパが厄介そう…。
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