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金曜ナイトドラマで深夜にやっていて、面白かったので買いました。私も朝晴さんみたいなお父さんが欲しいっ!
朝晴さんと雨ちゃんとの掛け合いが本当にかわいくてニマニマします。
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ドラマも見ていないのですが、この小説、現在放映中のテレビドラマの原作なのですね。
帯には『柳 美里 初の怪談!』の文字が踊っていました。
でも、柳美里を未読の私には他の作品と比べようもありませんでした。
それで、怪談だと思って何の予備知識もなく本書に突入。
ほんとうに何とも比較しようがないのですが、ただ『怪談』を期待していた私には、最初、かなり期待はずれでした。
少女の独白が大部分を占める文体は読みやすいものです。
どんどんと先へ読めるけれど、作中に出てくる昔話のように、かなり早い段階で話の先が見えていました。
この先に何が起こるのか、といった期待感、恐怖感はともに限りなく低いのです。それなのに、後半部分は作中にどっぷり引き込まれてしまっていました。
限りある日々の中で綴られる父と子の愛。
少女の救いようのない孤独がとても悲しい。
父と子の愛情深ければが深いほど、少女の孤独も深まっていく。そんな悲しさが透明感溢れる筆致で描かれていました。
少女が持つ父親のイメージはフォーレの『夢のあとに』。
『さみしい』と心を開いて打ち明けられる人間を、ただの一人も持たない少女の孤独と悲哀が胸を打ちます。
この作品、『怪談』という言葉を帯に使って欲しくなかったですね。
ラストの三行が、少女の位置を的確に表現していて秀逸でした。
――ここに在るものと、ここの無いものの只中に、
知ることと、知らないことの只中に、
少女はたったひとりで立っていた。――
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ドラマがきっかけで購入した。ドラマとは別のお話。文学的香りもするし、イマドキの小学生の話もする。だけどこの作品の一番根底には小学校6年生の雨ちゃんが持つ、これでもかというほどしんとした孤独だと思う。秀作。
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今まで読んでるのと違って現代の話です。読書感想文の為に読んだけどなぜかなけました。(感動ではないですが)
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ドラマを見て気になったので、放映中に買いました。ドラマとはまた違った内容だったけど、なかなか面白かった。ちょっと切ない気持ちになりました。
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ドラマがおもしろくて、気になって読んだけど、ドラマとは違う面白さがあり、読んでいて楽しかった。死ぬのはこわいけど、この本は楽しくよめた。
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2005年4月〜6月にテレビ朝日で放送していたドラマ「雨と夢のあとに」が面白かったので、柳美里による原作を読んでみました。
台湾で蝶の写真を撮影中に事故で死んだ父(桜井朝晴)が幽霊となって娘の(桜井雨)のもとに現れ、幽霊とは知らない雨は父親が帰ってきたと信じ一緒に生活するという設定は同じですが、原作では朝晴はカメラマンが本職でコントラバスが趣味、ドラマではジャズベーシストでカメラが趣味、雨は原作では小学生だけどドラマでは中学生、雨が思いを寄せる北斗は原作では同級生、ドラマでは雨の幼馴染で大学受験に失敗し、ライブハウスで手伝いをしている、など、人物設定はだいぶん違います。ドラマには原作にない人物も多く登場します。
何より違うのは、父・朝晴の存在理由でしょう。
ドラマ版では死んでもなお娘・雨を守るという思いのために幽霊として存在しているのですが、原作で最後のほうに明かされる理由はあまりにもあっさりとしています。
ドラマ版では幽霊が見える人/見えない人、成仏できずにいる幽霊という原作にない設定を置くことにより「幽霊がこの世に存在すること」によって引き起こされるエピソードがたくさん登場します。テレビドラマ的にはこの辺が面白いところでありました。
原作のほうは12歳の雨が、短期間に起こるさまざまな変化(父親の死、出生の秘密、初潮、思いを寄せる北斗の転校など)の中で自分の認識と現実との折り合いをつけていくことに悩み、雨自身が現実から遊離しかかっている(父の存在がつかめないように)ということにテーマがあります。ちなみに現実世界に幽霊という異質なものが入り込んでいるという客観的な判断を下す人物は原作にはなく、「あちら」と「こちら」の境界はきわめて曖昧です。いちばん最後の6行、雨が現実に降り立った描写が個人的に秀逸だと思いました。
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2006年夏にキャラメルボックスで舞台化された作品の原作。舞台は父親の朝晴視点でしたが、原作は娘の雨ちゃん視点です。
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ドラマ見て毎回涙してました。設定は違えどこちらも○「ひとりにしないで」と叫ばれてる感じ。愛にあふれてます。
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台湾で蝶の撮影にきた父が不慮の事故で死んでしまう。だけど日本にいる娘を忘れられなくて父は幽霊のまま帰り、娘を守りきろうとする。父の愛、隣人の優しさ、柳美里さんの初の怪談小説と読んでみたものの、凄く感動してしまうお話。ドラマも見て欲しい。ドラマで泣くのは滅多に無いのですが、これは泣きます。
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同名ドラマを見て、原作も読んでみようと思い立って読んだのだけれど。唐突に話が飛躍するわ、主人公の心理描写が粗末だわで、途中でついていかれなくなります。全体的に、粗い印象。発想自体は、悪くないと思うのだけれどね。それだけに、色々と伴っておらず残念だった。
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ホラーですが怖い感じがなくて新鮮です。
独特のリズム感のある文章が凄く好き。
最後に大泣きしました。
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ドラマ見て感動して、読んだ。ドラマとは基本的な設定も違ったから、飽きないで読めたし、なによりドラマより感動した。涙とまらなかった。
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テレビと全然違うけど、これはこれで良いと思う。むしろ、テレビドラマと小説の違いがよくわかる。よくあると言えばよくある話なのだけど、死ぬってことが単なるキレイごとじゃなく表現されてるところが他と違う。怖いです。いろんな意味で。
携帯メールが多用されてるけど、10年後読み返したとき時代を感じてしまうのでは・・・と心配。
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深夜のドラマから入って、面白かったので……と原作が後だったような。
柳美里さんの作品は初めてだったので、どんな作風の人かもよく分からず読んで衝撃。
ページいっぱいに広がるひらがな、ひらがな、ひらがな。そのまま切り取ったみたいな描写。
この人には世界がどんな風に見えているんだろうと思って、作詞した奥田美和子さんの曲も聞いてました。