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ストーリーがまさに疾走している感じ。シュウジの背負ったものはあまりにも重くて、もう戻れない日々がそこにあるだけ。
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いじめだったり、セックスだったり、殺人だったり…。
取りあえずリアルすぎ…。
重松さんの作品はいつもリアルですね。
何か、この本読んでると、ホームに入ってくる電車に吸い込まれてく時のような感覚に襲われるよ。人生への絶望?
下も早く買わなきゃ。
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主人公のシュウジのことを「おまえは」という語り口調がいまいちピンと来なくてリズムが掴めなかったけれど、ページをめくるごとに面白くなっていって、あっという間に上巻読了。ドラマ性があって、情景がパッと浮かぶ文章だ。兄シュウイチが「赤犬」になり、家族がバラバラになる過程は悲惨そのものだけれど、妙に冷静で中学生らしからぬシュウジにハラハラさせられる。個性的な登場人物達もそれぞれに魅力的。
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重い。苦しい。それでも生きていかなければならないのか。死ぬということは、こんなにも苦しい生より恐ろしいことなのか。
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テストで重松清さんの「ビタミンF」の文が出てきて、さらさら読みやすい、と思って重松さんデビュー。
思った通り読みやすく、すらすら読めます。
人間の本能や心の内を描くのが上手いと思います。
下巻はまだ未読。
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がらがらと崩れ落ちる日常。それなりに幸せだった15年間の人生が次第に暗みを帯びていく・・・。
まっすぐな少年シュウジの行き着く先は天国か地獄か。
下巻はさらに重くて痛い。
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周りの人が、自分の知らないものに、なって、わからないものに、なってどこかへいかないで、欲しいです。神様は、こずえは信じてないので、あんまりよくわかんないです。
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果てしなく重い。著者の作品にはどことなく希望の光が感じられるがこの作品にはそれがなかなか見つからない。
だからといってそれが悪いわけでもないが読んでいると苦しくはなる。
主人公の心理描写のなかに「自分にもこんな感情がかつてあったな」と感じる部分もあるものの、環境が違いすぎる故に感情移入はできない。ただ、最初にも言った通り、読んでいて暗い気分になるには十分すぎる。
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年初から衝撃的な1冊に出会ってしまった。普段、小説は1回読んで満足してしまうのだけど、この本は一言一言を噛み締めるようにじっくり何度も読みたい本。映画化されたのでそちらも観てみたい。
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シュウジの兄が壊れ、家庭が壊れる。シュウジは苦しみを一人で抱え込み、家を出る。苦悩が勢いのある文章で書かれている。
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少年犯罪、部落差別、一家離散、性・・・15歳の少年に降りかかる壮絶な人生の物語。
読み終わったあと、きっと重い何かが心の中を埋め尽くすでしょう。
でもそれが良いものと思うか悪いものと思うか・・、それはあたな次第。
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ジャケ怖い。落ちるトコまで落ちた。人間の果て?常に崖っぷち。そんなにも辛い想いをしてまで生きなきゃいけないんだろか。人、ましてや家族に裏切られるってそんな悲しいこと乗り越えなきゃいけないんだろか。哀しすぎて…冬。
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重松さんの作品で一番好き。
感情移入で泣けるのでは無く其処に存在する文字の羅列に切りつけられて痛くなる。
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いじめ、引きこもり、家庭内暴力、放火、一家離散、借金、殺人など、たった14, 15歳の主人公が背負った重い運命を第三者の立場から語ったもの。
上巻は、主人公が生まれ育った田舎で「ひとりぼっち」で過ごした生活が書かれている。
素直にすごく良い作品だと思う。
次から次へと暗く重いことが起こるため、引き込まれてしまって読者までもが寂しくなったり、人恋しくなったり、傷ついてしまうけれど、一度読み出したら手放せなくなった。
言葉の使い方にもすごくこだわっていて、国語の教科書にもなれるんじゃないだろうか?道徳の本でもいいかな?と感じる。
でも・・・あまりに過酷過ぎて救いようのない話だから、義務教育で使う本としてはちょっと無理かな。重松さんのはいつも思うけど年齢層が上の人向けかな。
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映画化の宣伝の帯と、上下巻で1つのカバーの絵に惹かれて買いました。
映画で、寺島さんが演じた鬼ケンはこの作品の中でも、唯一普通の「人」っぽい登場人物かもしれない。