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初めて角田さんの本を読んだ。ラブリーな題名と表紙でほんわかした話かと思っていたら、、ドロドロじゃないかーっ。小泉今日子がお母さん演るのかな?合いそう。。
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隠し事をしないということが決まりになっている家族。そして、それを守っているようお互いに見せているのだが、実はそれぞれが秘密を持っている。
だけど、その秘密には家族の誰かしらとからんでいるという話。お互いが同じ時間を過ごしていても、感じることは全く違っていたり、相手のことを思うがゆえに気持ちを上手く伝えらないこともあるんだと思う。
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角田光代の本を読んだのはこれが初めて。 すっごく、よかった。。響いて響いて、しかたなかった。似たような境遇に自分があるからかもしれないけど。「家族」のどろっとした部分を正確にえぐりとった作品でしょう。 「頭では分かっているのに、この女と話していると、私はまるで10代の少女のようにあっさりと傷つく」絵里子さんが、違う側面では夫に「絵里子は会話したつもりになっているらしいところがそもそも、コミュニケート不全である。」と思われている現実は、とてもとても痛々しい。でもだからこそ、とてもリアルだった。誰も悪くない、そう、そうだ。でもだからこそ、辛いのだ。
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「何ごともつつみかくさず」という平和でオープンな一家は、実は誰もが秘密のないふりをしながら幸福な一家を演じているだけだった。作者はこの一家の不調和を、一人一人が主人公になった短編を描くことで執拗にあらわにしていく。全体に軽い文体でありながら空気は重苦しく、団地とショッピングセンター(ディスカバリー・センター)を中心とした狭い生活圏のなかで何層にも重なる物語に息苦しさすら感じるなあ。
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一見普通の幸せな家庭で、ありがちな風景なのに、その奥に潜んでいる秘密やダークな部分をありありとさらけ出し、家族という言葉が壊れていくさまを素敵に描いてると思う。謎が残らず、一つに収束するので後味も◎。
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角田光代の空中庭園を読みました。読んでいるうちに胸が悪くなってくるような、バラバラの家族の物語でした。「秘密のない家族」がモットーであるはずなのに、家族のそれぞれが秘密や問題を抱えていて家族を裏切っているのでした。書かれているエピソードがリアルで、ちょっとしたホラーより怖い物語でした。
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レビューはブログにて。
http://tempo.seesaa.net/article/8209426.html
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秘密をつくらないという掟を持つ一家。その掟を作ることによって平和な家庭を築こうとする母をはじめ、結局はみんな秘密を持っている。家族のそれぞれの立場で物語が分かれていることで、そのアンバランスさ、本音と建前、そして、やっぱり家族は守るべくして守られているということに気づかされます。家庭はシェルターでもなんで、もなく、一人一人によって成り立たされている脆い箱なのだなあ。
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人は誰しも秘密があり、それを隠そうとする。
知られたくないヒミツ、ばれたらまずいヒミツ、決して知られたくないヒミツ。
大事なヒミツは墓まで持っていく。
家族とは?
どこまで自分を押し殺して、自分のヒミツをまもり、自分の大事なモノを守れるのか?
押し殺す、っていろんな意味が含まれているよね、と思った。
自分的にすごく共感できるところが、結構あった。
タイトルと微妙なギャップというか、表と裏、というところが、なんか、自分的には好きというか、
いい感じだな、と思った。
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なんだかずしーんときた。家族ってこういうものだよなーと思う。こういうことも、内包しているというか、そうできちゃう、不思議なのに当たり前の関係性。
☆☆☆☆
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「何ごともつつみかくさず」という京橋家のモットーがこの物語の一番中心に存在し続けています。
それがとても恐ろしい・・・。
一見幸せそうな家族の裏に横たわる恐るべき真実を知った時、わたしは思わずぞくっとしました。
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小泉今日子で映画化(主題歌がUA)ってのに興味持って読みました。構成がおもしろい。読んでて飽きない。現実味ありすぎてせつない。
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前に「まどろむ夜のUFO」という角田光代さんの本を読んだことがあるのだけど、その時とだいぶ違った印象を受けた。家族の一人一人が少しずつ軋むようにずれているんだけれども、それでも因縁のように繋がっていて心に残ってしまう話。
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「何ごともつつみかくさず」平和に暮らす家族それぞれの秘密、それぞれの視点。人間が集まって、どろどろしたところなしに暮らせるものだろうか。
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「何ごともつつみかくさず」という京橋家のモットーがこの物語の一番中心に存在し続けている。それがとても恐ろしい・・・。一見幸せそうな家族の裏に横たわる恐るべき真実。その真実を知った時、わたしは思わずぞくっとした。この物語は、ミステリー小説に近い。わたしもどんどんこの物語の独特な世界に引き込まれていいった。/映画化。父・貴史役の板尾創路はハマリ役。