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それぞれの家庭には秘密があり。それを構成している家族個人個人にも秘密がある。いまいち、全体としてまとまりなかったような・・
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都市郊外に住む家族の不安定な家庭が露わにされた作品。作品全体に空虚感が漂っていて、現実味がある。実際、家を出る前に感じていた我が家の家族ごっこと深く重なる部分があり、胃のしたあたりが締め付けられた。家族の在り方について、本音を暴いた作品だ、と思った。
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内容は家族がテーマで非常にどろどろしたものなんだけど、意外にもあっさり読めてしまう。角田さん特有のドライな感じの文章のおかげだと思います。おすすめです。
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映画化ということで読んでみた。
出てくる人、一人一人を順番に書いていく短編集。
どんな人も心の中じゃいろいろ考えているってことなんだけど、特に驚くことも感動することもなく、字を読んだという感想しか残らず。
やっぱり私は角田さんとは合わないらしい…。
ちなみにこれは角田さんの本では「対岸の彼女」の次におもしろいほうかな。
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家族で「何事もつつみかくさず」ということをモットーに掲げながらも、実際は嘘で塗りかためられている、というお話。つくづく思うのだが、「何事もつつみかくさず」ということを好むのは女性の最大の特徴ではないだろうか?むしろ、男性のほうが、「踏み込んではいけない領域については慎む」ということを理解しているような気がする。そして、この小説を読み終えた後に、象徴的なイメージとして思い浮かぶのは、舞台となっている郊外の集合住宅、唯一のレジャーであるショッピングモールである。狭い世界。そこに安住してしまうと、ますます視野が狭くなっていき、生活が破綻していくということを暗示しているようにも思えた。
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誰にでも、他の誰かには言えても家族にだけは言えない秘密ってあると思う。団地に暮らす父母姉弟+母の祖母、弟の家庭教師の6人の視点から見たお話。4人家族は互いに秘密事を作らないって約束だけど、互いに秘密だらけ。皆が暖かい家庭・仲良しを演じてるけど、皆が互いを冷めた目で見てる。一番許しあえる集団で一番憎しみあえる集団って家族だなぁって感じる1冊。
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ある団地に住む一家の、ダークで奇妙な物語。角田さんの本はほんと何ていうか、痛い。おめでたい家族愛の話とは対極を行く、普段私たちが目を背けてしまっている部分を惜しげなくさらけ出している小説です。短編集かと思いきや、すべてのストーリーがリンクしてる。徐々に文章が進むにつれ、「隠し事をしない」なんてルールが少しも守られていない、むしろ秘密だらけだという事実が浮き彫りになってきて・・・痛いなあ・・・。人間ひとりひとりの胸のうちはものすごく遠いんですね。それが例え家族でさえ。うーん、どろどろ。『対岸の彼女』などに比べて、ラストに救いがないです。
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隠し事のない、バラバラな家族。でも個人的には、最後のシーンで、家族が繋がっている気がした。角田さんの小説で一番好き。
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家族の話を各人の視点よりオムニバス形式で語っていて、とりたてて事件もなく身近な話なのに、凄く引き込まれた。ほのぼのな感じかと思ってたら、かなりのグロさ。対岸の彼女とはまた全く違う
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家族だからって全部知らないし、隠したいこともある。ごくありふれたことなのに一つ歯車が違うとガタガタと崩れ落ちていく危険性を常に含んでいるということをみんな知らずに居る
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ドロドロした母子密着部分の壮絶さも痛快までに罵声を浴びせられるダメ男(父親)『チョロ助』のおかげでさっぱり読めた。振り返らずに最後まで読める。
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おすすめということでお借りして読みました。
ダンチと呼ばれる住宅地に住むある家族の話。
この家庭の決まりは、なんでも話すこと。
しかし、当然それぞれに胸に抱えるものはあるもので。。。
話が進んでいくと、不思議な視線から家族というものが見えてきます。
当たり前のことだけど、個人があって、
家族という集団があって、なんだか面白い!!
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確かに角田さんの本おもしろいわ。構成がいい。引き込まれる感じ。おかんに「良かった」って薦められたんよなぁ。確かに良かったが、うちの家庭にもなにかあったのかと気になってしまったぞ。(笑)
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一家族のお話。おもめです。一人一人の設定とか、思いとかが、すっと自分に入ってくる。考えさせられる作品です。
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とにかくハマります。
一見平凡な家族のドロドロ人間模様。
人って薄い皮膚一枚下にはとんでもない
顔が潜んでるんですね…こわっ