紙の本
世間に入れない人間の日記
2005/10/05 14:50
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nory - この投稿者のレビュー一覧を見る
あー、これめちゃくちゃおもしろかった。この著者のダメ人間ぶりに笑わせてもらいました。80年代に青春を過ごした人にはたまらんと思う。
歌人という肩書きや、名前の印象、新聞の書評の文章から、すごいおじさんなのかなーと思ってたけど、1962年生まれなんですね(十分おじさん?)。
いっかげん(一家言)ある空気のお店では、本当にこの食べ方でいいのかとパニクり、十年間通ったスポーツジムではとうとう友達ができず、陰で「修行僧」と呼ばれる。この世間に入りたいけど、どうしても入ることができない感が哀しくておかしい。
著者はオークションもやっているらしく、「キムタク着用」で検索したら、347件も出てきたらしい。その中には「キムタク着用?」なんかもあったりして。ちなみに「穂村弘着用」の検索結果は…。本人の名誉のためにもここには書かないでおこう。
紙の本
リハーサルから怒濤の現実へ
2006/01/22 21:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萩原非出来 - この投稿者のレビュー一覧を見る
白馬に乗ったプリンセスが
現れないかと待ちに待った
人生リハーサル男、穂村弘さんの
おもいっきりエッセイ。
自分でダメダメ男だと自称しているけれど、
彼は自分の言葉を着実に自分の者にしていく人。
ダメさ加減が共感できるんですよ。
片端って生きる必要なんてないんだ。
安心できる。
自分のダメの部分をひけひらかして、
それでいて、
嫌みじゃない作家だ。
いつかうまくいくに違いないって、
妄想だけは広がっているんだ。
穂村弘さん自身は結婚されて、
これから、
どういったエッセイが出てくるか、
楽しみです。
なんてったって、
日本の歌集を買えちゃった人だからね。
興味津々。
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20050820
全く自意識過剰で、よくあることなんだろうが、「私と同じこと考えてる!」て共感すること多し。
返却前に共感ポイントをメモしておこう。何のために?はて。
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ものすごく共感できてしまう自分も悲しいなあ・・・。でも、ほんと読んでるとむなしくかなしくなってしまうなあ。
私も同じだな、同じになるんだろうな、なんて思ってしまうから。なんてネガティブ思考な。
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40年間生きてきて、今の自分はまだリハーサルなんだと言っている彼にエールを送りたい。
わかる・・・わかるよおいらもその気持ちっ!
でもいいかげんリハーサルはやめようYO!
10年間通ったジムで一人も友達ができず、バーベルを上げたり下ろしたりするばかりで「修行僧」とあだ名がついた彼。
・・・・人ごとじゃないかも・・・
わし!わしも友達いないYO!ジムで延々泳いでるYO!
そのうちわしも「修行僧」と呼ばれるんだろうか。
この本、抱腹絶倒だとか評判がいいようですが、素直に笑えない自分にOTL。
.
スネに同じ傷を持つモノとして読んでいて少し寒かったです(凹)。
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穂村弘のエッセイ。結婚以降になるのか?なんか、ちょっと面白くなくなってきたかも。だんだん自意識が強くなってきた。自意識の揺れが面白かったのに。世界音痴&現実入門に比べると、ちょっと落ちる。
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老夫婦のキスの項。泣ける。ファンが多いんだろう。辛らつな意見多し。私は初めてなので、ちょっと面白いかな、と。
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穂村氏の最近のエッセイ。いきなり嫁さんができてるあたり「あれ?」となるけれど、でも説明しなくても許されるような雰囲気がこの人にはある。脈絡があるようでなかったり、サラリといいこと言っていたり。なんというか、かっこいいおじさんではなくダメなおじさんということでありのままの自分を書いてる穂村さんがすごくステキ。はっとさせられます。
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2011.05.
2006.05. もう、穂村さん好き!本職(短歌)の方は全然読んでないんだけど、エッセイがすごくいい。読んでて、あ〜これは誰が読んでもきっとおもしろいって思うやろう、とまで思ってしまう。★5つ
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1年ぐらい前にエッセイを2冊読んで、メチャ面白かった!
私にとっては3冊目のこの本も面白いです〜。
今の自分は本当の自分じゃない、まだリハーサルなんだと感じていた作者がある日、気づいたのは…
文章は前に読んだ物よりも端正な気がする…字体や装丁のせいもあるかな。
内容はいかに風変わりで世間知らずでモテないか、みたいな話なのはいつものことですが〜時々ぷっと吹き出してしまうことがあって、幾つかは当分忘れないでしょう。
30まで電車の中で平気で「オリーブ」を読んでいたとか。
嘆いていると「うじうじしてて可愛い、って人もいるわよ」と慰められたりとか。
そんな息子にお母さんの寄せるとんでもない夢とか…
小学生の時にあだ名が付いたことがなく、中学では長い夏休みにすることがなくて、連日本屋で6時間立ち読みするなど、ちょっと子供時代の孤独はすごいものがあります。
でも今は「ミック・ジャガーと僕のどこが違うんだろう」と口走ったら笑ってくれた友達もいるしね、大丈夫だよね…と見守る気分に入ってしまうわ。
ところが、いきなり「妻」が!
熊が出てきたら僕を守ってくれるような理想の女性を見つけたのかしら?
全体としてある意味、一つの詩のようにも読めて、さすが才能ある人なんだわ〜と感動。
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そのときどきに現れては消える沢山の常識やルールのなかで、一体、何を信じればいいのだろう。
(P.98)
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この人の書く本は常に私の「立ち読みしてはいけない」リストの上位に食い込んでなおかついつまでもランクが下がってゆかない。ふしぎだ。
これもやはり例外ではなかったが、うーん、やっぱり立ち読みはよした方が懸命。もちろん、褒め言葉です。
ただ面白いだけでなく、視覚情報としての文字というものにもこだわっているのだな、というのが目に見えてとても興味深い。
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最高にヘンで笑える恋愛&人生考察エッセイ。
人生はまだリハーサル。いつか素敵な自分になって誰かに丸ごと愛さ
れるはず。そう思ううちに老眼の四十男に。「本番」は始まっていた
のか!? 恋愛と人生にぐるぐる悩む臆病歌人の独白的エッセイ。
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しまった。読んだことあった。最近に近づけば近づくほど自意識が過剰になってきているので空想もののほうに特化したほうがよい。2007.1.4
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結果的ハチミツパン…これだけでも友人たちに読んでほしい。
友人たちのホムタン(こう呼んでます)レベルを知りたい。
ホムタンの運転する車に乗ってみたい…