紙の本
いいやつ出てきません。
2014/06/05 20:45
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投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
出だしから悪やつ登場です。
主人公からの視点で物語っており、その馬鹿さ加減(?)がおる意味滑稽にすら思えてくる。
「そんなに単純な考えでいいのか?」と浅はかすぎる主人公に、ドキドキしてしまった。
昭和40年代?ころの時代背景を考えると、その辺の思考回路は当たり前の範疇だったのかな?
終盤に差し掛かると悪い奴だけではなく、題名通り「やつら」が登場してきます。
なんとなく予想はついていたが、主人公の強気?(ある意味馬鹿?)な考えには頑張れ!と声援すら送りたくなった。
古い時代の小説だが、携帯・パソコンが登場しないだけで、内容は現在でも有り得る・通じる物語だと感じた。
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あまりのダメっぷりに、なんだか心配になってくる。
追い詰められ方もちょっとやりすぎじゃ。。。なんて、思ってしまう。
最後まで、主人公目線なので、
最後にすべてのなぞが解き明かされるわけではないけど、コレはコレでよい。
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ようやく、逆転劇が始まるのですが、結局戸谷の想像の域を出ないので、少々スッキリしませんでした。
弁護士の下見沢が一番良い立ち回りをしたのも不満の一つ。どうせなら戸谷に振り回された女達にもう少し救いが欲しかったな。
でも全体的には面白かったです。
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松本清張の本。1966年。この作品で、医者の死亡診断書という存在を知った。確かに完全犯罪になるのだろう。医者の道徳心に期待する。
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医師としての地位を利用した完全犯罪が、ちょっとしたきっかけから崩れていくのがスゴク衝撃的であった。
誰が一番わるいやつなのか、それは人によて異なるであろう。
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下巻途中で多少ダレてきたようです。もう少し短くした方が臨場感があるのでは?とも思います。最後のオチには脱帽。
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一気に読んでしまいました。
あぁードラマ微妙にしか録画してなかったのがもったいないわ!
人間ってきたないね。
おもしろいね。
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おもしろくて、一気読み。
戸谷がおいつめられていく様がすごい。
戸谷、さようなら。
そして…本当に悪党だらけだねぇ。
おもしろかった!
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上・下巻まとめて。
女の価値を、お金でしか計れない、色と欲に翻弄される、哀れな男が主人公である。
何とも自分勝手で、周りが見えなくなっていて、最後には、痛いしっぺ返しが待っている。
周りをうまく騙して回しているつもりが、結局、誰からも、愛されず、悲しい結末となる。
自業自得とはいえ、可哀想な男である。
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妻と別居中なのをいいことに愛人を二人もつくり、その愛人から金を巻き上げては槙村隆子というデザイナーにいれこんで
、面倒事を友人に押し付けていた。
そんな中愛人から夫殺しを依頼される その頃から歯車が狂い始める
女達の逆襲がスカッとさせてくれる
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やっぱり本当に悪い奴は主人公の他にいました。
悪い奴が主人公というのは犯罪者の心理を好きなだけ描くことができるので、いいと思います。
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途中で結末がわかってしまい、なかなか進まなかった。読んだあと、「わるいやつら」の「ら」の意味がよくわかった。説明しすぎてないところが想像できてよい。
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最後の一行まで、ぐいぐい引き込まれてしまった。
トリックや仕掛けは分かりやすいのだけれども、この本の真価はそういうところではなくて、
人間の持っている個人的理由による悪を、読んだ人がどう捉えるかだと思う。
ボクは不覚にも、戸谷に感情移入してしまった。
「わるいやつ」を気取りながら、結局は
“ふつうの人間のふりをしたほんとうの「わるいやつら」”にはめられていく様、そして
地位やプライド、つかみかけたものすべてが滑り落ちていく様は、
読んでいて、かなりドキドキものでした。
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上にもまして下はもっと面白い。
こんな展開になるの?なんて読みながらびっくり。
ちょっと想像できない展開。
悪い主人公なんだけど、頑張れなんて応援したくなる場面もあり
最後の刑事の種明かしは寝るのも惜しいくらい
一気に読みました。
米倉涼子さんのDVD見たくなりました。
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おもしろかった。
映像化されたときの戸谷役は誰だろうと調べたところ、
ドンピシャな俳優さんでした。
ドラマもみたいなあ。