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今読んでる本。
ひらたく説明すると多剤耐性菌がどんだけ怖ろしいかを書いた本医師薬剤師向けだなこりゃー。一般人が読むにはちょっと専門的すぎるかも。著者氏は薬学系の微生物学者。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に唯一適応のあるバンコマイシンが効かなくなったらどうするつもりだろう…日本の医学界は…最近は新薬の研究も伸び悩みだしね〜この本を読んでいると、“人類の滅亡する日は近いかも?”そんな気分になります。
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抗生物質や抗菌剤の多用が、耐性菌の広がりを生み出している。MRSAや究極のバンコマイシンさえ効かなくなっている。
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[ 内容 ]
抗生物質が絶大な効果を発揮したのはもはや過去の話。
菌は次々と耐性を獲得し、その結果、肺炎で死ぬ人は増加の一途。
簡単な手術でも、手術後の感染に化膿止めが効かず死者が出たりと、細菌感染に対する備えは戦前レベルに逆戻りしつつある。
薬の専門化である著者は、こうした耐性菌跋扈の恐るべき現状を明らかにし、菌が耐性を獲得する仕組みを解説するとともに、抗生物質や抗菌グッズの使用制限など、効果的対策を提言する。
[ 目次 ]
序章 今や周りは耐性菌だらけ(風邪をこじらせて死ぬ時代;新型肺炎サーズはなぜ恐ろしいか;我々は肺炎を起こす細菌に囲まれている;耐性菌製造の責任者たち;増大する感染症の危機)
第1章 抗生物質はどう神通力を失ってきたか(抗生物質開発小史;細菌の正体;感染症は変貌する)
第2章 抗生物質はいかにして細菌を抑えるか(微生物の基礎知識;抗生物質はどのように作用するのか)
第3章 抗生物質はなぜ効かなくなったか(耐性菌に化ける三つの方法;抗生物質を無力化するメカニズム;抗菌グッズは国を滅ぼす)
第4章 では、これからどうしたらいいか(求められる意識の転換;国がとるべき対策;個人でできる効果的な対策)
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