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村上さんの作品では一番好き。
なんの関係もなさそうな二つの物語が交互に進行していき、後に関わりが分かっていく。
現実のようでそうでない独特な世界観と登場人物たちが魅力的。
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○2008/03/11
すげー。
タイトルが気になってて選んだんだが、なんだか見えないものに振り回されて掻き回された気分。はじめはなんだこりゃみたいな感じだったけど、読み進めてるうちにずんずん話に引き込まれて。
ちょっと説明的な部分は読みづらかったけど、でもこの人の文ってわたしが書きたいというか一番好む文体に近いのかもしれない。
後半あたり、描写する文が出てこないとついうっかり舞台が日本だということを忘れてしまって焦った。
これが20年以上前に出版されてたなんて、すごいよ。リアリティがありすぎる。
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独りで知らない世界へ行ってしまったかのような世界観がある。
もう何回読んだわからない作品。
もちろん文庫も持っています。
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私が今まで読んだ小説の中で、最高の小説だと思います。
文庫本での上下巻が読みすぎでボロボロになったので、新装版を購入。
その新装版もボロボロになってきた。
何度読み返しても面白い小説。
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二つの物語がパラレルに進行し、やがて融合していくという実験的な構成は、後年「海辺のカフカ」にも用いられたが、この作品は豊かな物語性と、ラジカルな表現が拮抗したスリリングな魅力にあふれている。「小説にはこんなことができるのか」という驚き。
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これはけっこう前に読んだ。
村上春樹、まともに読んだのがこれがはじめてだったけど、
何だか訳のわからない衝撃を受けた。
あんなにも異世界を作れるって、凄い。
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一角獣の頭骨を叩く音がどんな音か、わたしにはわかるような気がする。
そして意識のジャンクションはわたしの近くにもきっとあるんだと思う。
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高校生の時に学校の図書館で出会った小説。
「世界の終わり」という名前に魅かれました・・・思春期ってそんなもんでしょ。
彼是15年位の付き合いになります。
繰り返し読むたびに味が出る作品です。
機会があれば是非一読をお勧めします。
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■結構好きくない春樹の中では面白いかなー
2つの話が1話ずつあって途中で主人公が同一と気づくし、そうわかりだしてから面白いと思ったけど最初は意味不明すぎたり、ピンクばっかの太った子はなんか我が強いし積極的すぎるし。図書館の子はやさしいし良い出会いしてるけどなんか変わってるし・・でもほかの作品よりエロが少ないし世界が異様すぎないし結構いいかな。
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今まで読んだ春樹作品の中で一番好きです。
長いけど、読みやすいほうだと思います。
感覚的に、こういうことかなーと感じることは出来たのだけど、
言葉では言い表せない。もやもやしたままで消化し切れてないのだけど、好きです。
明らかな希望ではないけれど、希望はある、ように思いました。
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楽しい。
少し難しいけど、だんだんと謎が解けてゆくまでのあいだの見せ方が相変わらずすてきだし、春樹には珍しく?最後にはすっきりできるお話でした。
なんとなく、ベルリンの壁をイメージしてた。
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読んでいる間中「暗い世界だな・・・」とずっと感じた。
そして読後、すごく疲れた。
ミステリに感じる、『スリル的に読むのがやめられない』のではなく、
この世界観が途中で放棄するのを躊躇わせる。
途中で断念するのは勿体ないほど世界がすごい。
表現するのが難しいけれど、新しい感覚を知ったような感じ。
しかし、一度でこれを理解するには足りない部分がまだまだ沢山ありそうな気配。
色んなメッセージをそこかしこで読み落としてしまったかな。。
個人的に性の描写…というか、それに対する会話などにかなりひいた。
こんな直接的な会話絶対無理だろうよ・・・;
余計なお世話かもしれないが、ピンクのスーツ女の言動・考えは知識面においては堪能ではあるが人間的には妙に頭でっかち。
こういう人、好きじゃない。
10年ほど経った頃、再読してみてその時にどう感じるのか楽しみでもある。
だけど、とりあえずしばらくはこの人の本はいいや。。
ハマるってほどではない。現時点の自分にとっては。
【1985年06月版古本購入】
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文体も、キャラも、世界観も全く別の、ハードボイルドワンダーランドと世界の終りで物語が交互に進行していく物語。
世界が2つに割れていた時代にハルキが書いた小説。どうやって2つの世界が共存するのか、巡り会うのか、会わないのか。いろんな角度から楽しめる。
おもしろい。初めて読んだハルキ作品がこれ。地図がちょっとこわい。 けいた
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春樹さんの世界に完全ノックアウトされたきっかけがこの一冊。
獣-けもの-と呼ばれる一角獣が住み、周囲を決して誰も越えられない-壁-に囲まれた世界「世界の終り」。
そして、計算士、記号士と呼ばれる人々が拮抗しあい、時に血も流すような事件が起きる「ハードボイルドワンダーランド」。
全然異なる二つの世界が、ばらばらになりながらも同時進行する..という。
初めて読んだのが確か16歳くらい。
何度も何度も、気付けば読みたくなって読み返す。
不思議な吸引力をもつストーリー。
そういえば、この本がきっかけで「司書」という職に惹かれました。
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2009/1/18(〜p22),21(〜p333),22(〜p382),23(〜p618終)
最近ハマり始めた村上春樹の作品。
村上春樹の作品をたくさん読みたいと思った私は、彼のオススメ著書をいろいろと検索し、
ほとんどの方が当著書をあげていたため読んでみました。
本を手に取った瞬間の印象はあまりの分厚さに「・・・・え」でした。(文庫がなくてハードカバーだったので)
二つの物語が交互に広がっていき、読み始めの頃はこの二つの物語にはどんなつながりがあるのだろうとなんともいえない不思議な感覚が私を包みました。ハードボイルド・ワンダーランドに生きる主人公は日を追うたびに事件に巻き込まれていき、世界の終わりに生きるもう一人の主人公は自分と自らの影を守る為、村の謎に迫っていく。
読んでいくにつれてどんどん引き込まれました。
私はとっても好きな作品でした。