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1月上旬、1日で完読。休みで暇だったので。
表題作ほか、3編収録。表題作は何年か前に(2、3年?)、週刊少年マガジンで、短期集中連載で、コミック化されていたものだった。あー読んだ読んだ。
何だか凄く、のっけから読書なんか止めにして、ラーメンを食べに行きたくなる記述がある。
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今回は特にマコトが書いているコラム風な印象を受けました。一作目と比べたら短編集みたいなのでちょっとがつんって威力はなくなっているように感じました。
でも、なんていうかマコトがちょっとづつ成長しているんだなと伝わってくる内容。登場人物もおなじみのキャラもいれば、新キャラもいるし、でも以前みたいにむちゃくちゃなことをしでかす事件ではなくて、どこかしんみりとしたバカ騒ぎの後のちょっとした静けさの中の出来事みたいに感じました。
それが良いのか悪いのか。どっちだろう? 私は嫌いではないです。こういう時間もあるからこそ、マコトって人物が生きているようにも感じます。
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?東口ラーメンライン
石田衣良のオシャレなファッションと
ショールームみたいに生活観のない自宅
(多忙のあまり自宅で取材を受けることが多いため、
写っても恥ずかしくない家を作ったという)の写真を
見るたび、
(このヒトってラーメンとか食べなそう)
と思っていたのだけど、
思わずラーメン食べたくなっちゃうくらい、
美味そうに書いていることに驚き。
?ワルツ・フォー・ベビー
死んだ人間のことを取材してパブリックな雑誌に載せる。
遺族の思いをちょっとでも考えたら、こんな思いやりのない
行動ってカンタンにできないと思う。
マコトは情にモロいイイ奴だと思っていたのに、
なんだか今回の話は神経が一本抜けているとしか
言い様がない。
?黒いフードの夜
古典派の音楽家では一番好きなベートーヴェンの曲を
チョイスしてくれていることだけで、★4つあげたくなってしまう。
「晩年じゃなくて初期や中期のベートーヴェンがいい」
なんて、20代の青年の批評にしてはマニアックすぎる。
解説で千住明が触れている通り、よほどジャンルを超えた
さまざまな音楽を聞き込んでいるんだろうな。
「今どきジャンルで音楽を分けるやつなんて、
みんなイモだよ」
というトワコのセリフは作者の主張まんまなんだろう。
素直にカッコいいと思う。
さて本編について。
「単純な暴力と死ぬほどの精神的恐怖とは、
どちらが悪いのだろうか」
というマコトの自問。
「おまえはただしいと自分が信じることのためなら、
どんなやばい手でも平気で打ってくるな。
危ないやつだ。…あの黒いフードだが、身体を
拷問でいためつけるより、おれには残酷に思えた。
軍事政権の手口を利用するなんて、おまえの
悪知恵にはあきれたよ」
池袋の氷の王様の答え。
正義とは、人が人を裁くとは、ドウイウコトナノカ?
いつも時代劇の勧善懲悪モノを見て思うこと。
水戸黄門は悪者を殺さない。
副将軍という公的な立場にある人だから、
トラブルをまとめる調停者として相応しいし、
「ご公義からの沙汰を待つが良い」
最後は司法の裁きに任せると言って終わる
安心設計。
いっぽう、浪人者が主人公のいわゆる
チャンバラだと、けっこうカンタンに人を殺す。
「こんな奴死んじゃえ」
と誰もが思うような、いかにも悪い奴を
バサ・バサ斬ってくれる点に視聴者は
カタルシスを感じて満足しているのだから
深くは考えなくてもいいのかもしれないけど、
「人を裁き、イノチを奪う権利がアンタにあるのか」
と正義の味方にはいつも問いたくなってしまう。
やっぱりソレは神様の仕事ではないのか。
居候の浪人は神になれるのか。
映画化もされた『デスノート』は、
「自分は新しい世界の神だ」
と開き直って犯罪者を殺しまくり、結局は自分も
ただの殺人鬼になりさがってしまう男の話だった。
警察も法律もアテにしない。
イケブクロの事件はイケブクロの法で裁く。
イケブクロ自治区。
?電子の星
うっかり読み過ごしていたけれど、いつから携帯電話や
MacのPC、ネットワークや悪質サイトなんてものが
小説に取り込まれるようになったのだろう。
それよりも、インターネットにアクセスするのが
ハミガキと同じくらい日常化したのはいつからだったか。
「おれたちの心の半分は、もう電子の世界を生きている」
という書き出しには、
「王様は裸だ」
というくらいのインパクトがある。
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IWGPシリーズの4作目。
おもしろさは保証済みです。
石田衣良自身クラシックが好きなため、よく色んな作品中に出てきます。
その使い方が主人公の心情を表現していて、良い使い方していると思います。
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・東口ラーメンライン
・ワルツ・フォー・ベビー
・黒いフードの夜
・電子の星
読みやすい、、、けど、話に無理があるというか、スムーズでない。
4作ともいまいちでした。
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この回はあまりお気に入りの話がなかった。
ラストの人体解体ショーも元ネタがあるのだろうか?
あるのなら、恐ろしい話だ。
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2008/6
石田衣良の好評なIWGPシリーズの第4作。
外伝と言うわけではないのだろうが、冒頭の一作目の脱力感にいい意味で虚をつかれた感を強く感じる。どんどん高いレベルのエピソードを求めている読者に対し、適度に力を抜かせてくれる作品集。ますます次回作以降に期待が高まってしまう。
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池袋ウエストゲートパーク第四弾!
池袋周辺で起きる問題を毎回取り上げるのだけど、かなり深刻なものからグロイものまでいろいろあって読んでいてきついものもあります。でも主人公マコトが単純に正義とかをふりまわすのでなく、相手の気持ちになって問題を解きほぐしていきます。タカシに言われるけどホントやさしいですね。
題名の電子の星は、切断ショーの話ですが、地方の若者の現状が書かれていました。引きこもりたくて引きこもるのではない。ニートになりたくてニートになるんじゃない。現代の病がここにありました。
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ちょうど夕方に読み始めたのでラーメンが食べたく
なりましたw
暗い話が多い中、東口ラーメンラインが一番楽しめたかな?
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あ、まこっちゃんも、
私達と同じで年とっていってるんだな…と感じる。
だんだん年齢を重ねていって、
社会には自分達より新しい若い世代が出てきて、社会も変わっていって、
それを見る視線が自分の視線と重なります。
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表題作はとにかく熱血!まあもともとこのシリーズは熱血傾向だけども。枠にはめて最初から諦めるんじゃなくて、とりあえず全力でやってみよう、って。小さいころは自然にしてたことが、できなくなってく。怖いことです。
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2009年01月 5/5
最近、ブックオフで見かけたら買おうと思っている石田衣良さん。
IWGPは流行に対する真の持つクラシカルなスタイルとの対比が心地よい。
ラーメン屋さんの話と電子の星がお気に入りでした。
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2005年発行のはずなのに、今まさに問題になってるネット中傷の話とかがあってちょっとびっくりした。
今免疫のない人たちが増えてるだけであって、この問題自体はネットが普及し始めた最初からあったんだよなあ。
1と2の評価が高すぎて他の評価が低いのは納得いかない。どれもみんな面白いじゃないか。
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一気に読破したIWGPシリーズにおいても一番良かったかもしれない今作品。
この作品の最後の書評(?)で初めて一冊に春夏秋冬のそれぞれの話しが載っていることを知る。
マコト、サル、タカシそれぞれが成長し活躍しているのを見ていると何だか応援してしまう。やっぱおもしろい。
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マコトの活動範囲は池袋だけじゃ狭すぎる?!
少年少女の頼みとあらば、上野だって浅草だって事件解決のために駆け回ります!
なんかあらすじ紹介がどんどんと適当に…(こら
この本は割と切断とかグロテスクな話が多くて読み進めるのに苦労しました。
いくら麻酔したって痛いものは痛いんです笑
最近、マコトのおとり役、増えてませんか?
電子の星が怖かった><