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これはむちゃいいです。
私がMOTに興味のある人に最も薦める本は、たぶんコレ。
たぶん3回目くらい読みました。
なにがいいって、
・起業を成功させる10の法則
-有利な産業を選ぶ
-価値あるビジネスチャンスを発見する
-テクノロジーの進化を制する
-本当の市場ニーズを発見し、それを満たす
-購入者の意思決定と、市場の力学を理解する
-既存企業の弱みにつけ込む
-知的財産を管理する
-イノベーションの利益を専有する
-最適な事業体制を取る
-リスクと不確実性に対処する
と、タイトルだけでは「それをどうやってするねん!」という感じですが、
それぞれに対して
「コレはやってはいけない集」
を提示することによって、逆説的に処方しているのが非常に実用的です。
各章ごとにチェックリストがあるのも嬉しいですね。
しかし、「知っている」ことと「理解している」ことは本当に大きくかけ離れています。
私自身、事業計画を書く際に上記内容が十分に考慮できておらず、改めて勉強不足を感じました。
腹落ちさせるのって難しいなぁ。
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■起業を成功させる10の鉄則
1.有利な産業を選ぶ
2.価値あるビジネスチャンスを発見する
3.テクノロジーの進化を制する
4.本当の市場のニーズを発見し、それを満たす
5.購入者の意思決定と、市場の力学を理解する
6.既存企業の弱みに付け込む
7.知的財産を管理する
8.イノベーションの利益を専有する
9.最適な事業体制をとる
10.リスクと不確実性に対処する
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起業を成功させる10の鉄則
第1の鉄則 有利な産業を選ぶ
第2の鉄則 価値あるビジネスチャンスを発見する
第3の鉄則 テクノロジーの変遷を制する
第4の鉄則 本当の市場ニーズを発見し、それを満たす
第5の鉄則 購入者の意思決定と、市場の力学を理解する
第6の鉄則 既存企業の弱みにつけ込む
第7の鉄則 知的財産を管理する
第8の鉄則 イノベーションの利益を専有する
第9の鉄則 適切な事業体制を構築する
第10の鉄則 リスクと不確実性に対処する
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(2007/1/10)
よくある起業本とは一線を画し,「起業する」ためではなく「成功する起業をする」為の本.
今まで,知財の事を調べたり,診断士の勉強をしたり,起業の思考実験をして,培ってきた自分の考えとかなり重なる事が書いてあり,
「やっぱりそうか!」と思わせる点が8割.
そして,あと2割で新たな視点を頂きました.
例えば,大学発ベンチャーというと,すぐ短絡的に「特許」と考える人が多いのですが,果たしてそんな戦略で生きていけるのかと!?
なんというかメディアや行政主導のきれい事では無くて,リアルな世の中のダイナミクスとしての社会学的,
経済学的事実に基づいて起業するなら,そんな,最先端技術=絶対神みたいなやり方じゃ潰れるだけです.
特許の取得なんてのが取得コスト,維持コスト,訴訟コスト,回避されるリスク(最近は無効審判リスクも)などを考えると,
戦略のオプションの一つでしかない事は前も書いていたと思うけど,「知財戦略」的な本には,カナリ取ること前提で書いてあることが殆ど.
この本はその当たりもカナリ現実的な視点で書いてありました.
好感,持てました.
経営戦略も組織論も,起業の規模のような内部環境や業種などの外部環境によって適した形は自ずと変る.
世の中の経営戦略本的な本は殆どが大企業的な巨視的な視点で書かれている.
本書はまさに,アントレプレナーにとってのリアルが書かれた本でした
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・大きな夢と熱いハートとクールな頭脳。クールな頭脳で失敗率を下げられる
・既存起業との優位性はリスクをとれる、柔軟性、既存事業のしがらみ
・ベンチャーの柔軟性を損ねてはいけない
・転嫁できるリスクをとってはいけない
・キャズム越え
・大企業のすきをつく
・成長市場狙い