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2006年8冊目。2006/02/17-02/18
読んでも、そこまで違和感がなかった。反論したいところがないわけではないが。
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著者が数学者だけに論理的で読み易い文章である。ただし、著者自身は論理を主張して物事を進めることを批判している。日本人の情緒や武士道に至るまで明快でわかりやすく書かれた文章に惹かれ、2度読みしてしまった。
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日本が本当に品格のない国家であるかどうか、私にはわからない。しかし昨今の様子を見るに、少なくとも「世界に誇る、品格ある国家」でないことは悲しいが認めざるを得ない。なぜそんな事態に陥ったのか、どうすればいいのか、著者は「武士道」の復興がその答えを導く鍵だと説く。数学者らしく、論理についての考察なども書かれており勉強になった。
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話題の新書だったこともあり読んでみた。さらりと読めるが、なかなか考える部分もあった。ロジックだけでは成り立たないものもあり、なぜ人を殺してはいけないかといえば、いけないものはいけないのだ、とダメだからダメと説明せよと言う。しかし、これは正しいように思う。ただ、ではダメだからダメとする項目は何なのか。本書では武士道を挙げて説明する。この部分は連綿と続く日本文化に答えを探すしかないのであろう。日本という国をもっとよく知らなければいけないと思った。真の国際人を目指すならば。
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「国家の品格」とはどのような国家のことか。
品格のあった日本は、今どうなってしまっているのか。
日本が誇れるもの、今の日本に必要な物など、日本を見直すきっかけを与えてくれる本です。
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日本人を批判するのでは無く、人生の指針と社会の規範を甦らすための提言の書。
数学者でありながら科学万能信仰と論理の重視を否定し、情緒と形と言う人間性にこそ、日本ひいては世界を救う道があると、論理的に説いて居られます。
新渡戸稲造先生の「武士道」をもう一度、熟読しようとする気持ちにさせてくれました。
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いまこそ武士道、礼、わびさびなど日本の古来の伝統を復活させるべきだと主張。んで西欧式システムを批判。個人的に嫌いじゃないけど、この本がベストセラーになっている日本に若干危機感を覚えます。
むやみなナショナリズムとか外国人の排斥につながらなければいいなーと思ったり。
日本人の良さってのを知ること、再認識することはいいことだと思うが、できれば文化とか精神面のみで留めておきたい気持ちがある。政治体制と絡めたり、他国と比較することは若干の危険性をはらむと思う。
そういう思いは、心に忍ばせておいて、他国への対応は柔軟性を持って・・ていうわけにはいかんのだろーな。
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日本の現在の姿に嘆いているおじいちゃんが、口を酸っぱくして言いたかった、けれどそんなことを男がぐちぐち言うのは醜くて、また、なんて言っていいかわからず、どうせ誤解されて変にとらえられるだけだと口をつぐんできた、そういった事が全て書かれている、そう思いました。おそらく、古き良き日本を生きた方々は落涙の思いで同感なさるのではないでしょうか。部分的には誤りや、良くも知らないことを浅く批判しているだけといったところもありましたけれど、その思いは本当に伝わった。武士道、人間はお金よりも命よりも大切なことがある。立ち上がろう日本人。私も生き方をもう一度考え直させられた。
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あらためて日本のことが好きになるとともに、自分にできることをちゃんとしよう。そう考えさせてくれる本です。
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日本人であることの誇りや気持ちを教えてくれた気がします。
お金よりも、地位よりも、名誉すらよりも大事なものがある。
岡潔やラマヌジャンの本も読んでみたくなりました。
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論理の世界の作者が、論理だけでは説明できないことがある。「駄目な駄目でいいんだ」と言い切っているのが面白くまた共感できる。堅苦しいタイトルですが読みやすくオススメ☆
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筆者の「言いたいこと」には納得できる部分も多かったけど、「書き方」が極端すぎて馴染めなかった一冊。同意できるけど苦手、そんな感じでした
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最高です。
日本が大好きな人は読んでください。
親や教育者もこれを読んで、子供にこの意味を伝えるべきだ!
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「近代合理精神」だけを盲信することなく、日本の「情緒と形」も重んじていくことの大切さについて述べられていた。武士道精神を基にした日本情緒(自然に対する感受性、無常観、もののあはれなど)をもしっかりと身に付けていくことで、人間の総合判断力は十全となると記述されていた。日本情緒の奥深さが具体的に示されており、著者主張に納得ができた。特に「論理だけでは世界が破綻する4つの理由」においては、「論理」を磨くことばかりに執着することへの警句が得られ、収穫だったと思う。
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市場経済原理主義者への警鐘。日本人として大切なことを学ぼうというようなメッセージで多少穿った見方のような感はありますが、それはあえてデフォルメしているのだと思うとなかなか読み応えのある一冊です。特に日本のことを知らずに国際人だといって海外に出て行く人を批判するくだりはなるほどなぁと思いました。まずは日本を知ろうと思いました。