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みんなのレビュー714件

みんなの評価3.7

評価内訳

690 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

品格を謳う割には品がない文章

2021/11/14 15:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る

社内研修の課題図書なので、今さらながら初めて読んだ。
卑怯は恥ずべき振る舞いをすべきという惻隠や、美しさを貴ぶ心が必要など、頷けるところもあるにはあるが、それ以上に例えが大げさだったり下品だったり、つまり、文章に品性がなく(著者も触れているが、だからといって受け入れられるものではない)、課題図書出なかったら途中で止めていたと思う。
また、欧米を徹底的にこき下ろして、武士道や情緒を持ち上げるというスタンスもわからなくはないが、やり過ぎて贔屓の引き倒しという感じを受けた。

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紙の本

文章のうまさに酔わされるたびに内容を鵜呑みにしていたのでは身がもたない。

2006/09/04 01:03

17人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 いまに至るまで、世界には強者が弱者を虐げてきた歴史が厳然と存在している。その過程において、虐げられた側には様々な不幸や様々の苦渋があった。ちなみに私は日本が大好きだ。そんな私は提言する。これから日本人は確信を持って日本が世界の強者たらんと努力邁進していくべきであり、(そして、これまでの歴史とまったく同じ轍を踏んで)世界をリードし、強者として君臨していくべきなのである‥‥。
 飽きのこない文章で綴られた非常に楽しい一冊ながら、内容をかいつまんで要約するとこのようなことにしかならない。ただ部分的には本当に楽しく読める。「楽しく読めたから良い本だ」とは必ずしも言えない、そのことをとてもよくわからせてくれるという意味では非常に素晴らしい本である。
 無知と偏見と誤解に礎をおいた「論理」を文章の勢いだけで読ませようとするのだが、矛盾や誤謬に気付けば頭の中が「?」でいっぱいになりそのまま読み進めることは苦痛にならざるを得ない。しかし「すべてを是とは受容せず批判的に読み、わたしとの議論を楽しんで欲しい」という著者の真のメッセージを読み取ることができた気がしたので苦痛にも何とか耐えられたのだろう。逆に、文章の表面的な勢いに完全にやられてしまうと、何の批判もなく、最初から最後まで楽しいだけで読み終えることもできてしまう、らしい。
 本をけなしておいて言うのも変な気がするが、しかし著者の語り口のなめらかさとウィット、洒落っ気には驚かされた。これは著者が新田次郎氏とあの名著中の名著『流れる星は生きている』の藤原てい氏との間の息子として二氏の薫陶を受けた結果なのだろうか。(しかし文章のうまさに酔わされるたびに内容を鵜呑みにしていたのでは身がもたない。)
 この本は大ベストセラーになった。つまり多くの人が非常に楽しみながらこの本を読み終えたはずである。なお、著者の「論理」にしたがえば大衆の大多数は愚か者であることになる。その事実を重く重く受け止めたい。

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紙の本

脳内で勝手な敵を作り出しては吠えまくり自滅した藤原正彦という哀れな存在。本書が売れているそうだが満つれば欠けるの諺どおり、藤原の人生は本書をピークにあとは転落するだけになるのではないか?

2006/04/02 12:34

36人中、32人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

言いたいことはわかる。私は山本夏彦の崇拝者であるが故、山本夏彦さんに見出され評価された藤原正彦さんに敬意を抱いている。藤原さんの著作も大半は買った。その上で言わせてもらうと本書は藤原さんの著作で最低の出来栄えだ。なぜ、最低なのかそれは本書が「酔っ払いオヤジの愚痴」とほとんど変わらない非常に程度の低い文章で構成されているからだ。これほど突っ込みどころ満載の本も珍しい。以下突っ込みどころをピンポイントで攻撃させてもらう。
◆「論理」だけでは世界が破綻する(P.35)
アメリカを引き合いに出して論理」だけでは世界がギスギスし破綻すると吠えているが、そもそもアメリカは「論理だけ」の国ではないし、世の中一般で論理「だけ」を通そうとすれば角が立つのは夏目漱石が古くから指摘している通りなのである。ありもしない「論理だけで世の中を渡ろうとする」バーチャルな敵を作り出して藤原さんは何を吠えまくっているのか?
◆自由、平等、民主主義を疑う(P.65)
なんか藤原の議論を聞いているとアメリカは「自由、平等、民主主義という美しい論理」で世界を騙し、また世界はこの「美しい論理」に酔ってしまっているが、本当はアメリカは自由でも無いし平等でもない、騙されるな!ということになるのだが、世界の人々と言うのはそんなに馬鹿なのだろうか?だいたいアメリカという国がそんなに不自由、不平等で過酷な搾取を行なう弱肉強食の国なら、アメリカに暮らす大半の人は「弱者」だろうから、「こんなひどい国にいられるか」と雪崩を打ってアメリカからの亡命、脱出をはかろうとするだろう。ところが事実は全く逆で「アメリカに移住したい」「アメリカに亡命したい」「アメリカの大学で学びたい」という人は世界中に溢れている。このペースでアメリカへの移民が続くと2050年にはアメリカの人口は5億人を突破してしまうという。繰り返す。アメリカというのはそんなにひどい国なのか。そして人生をかけてアメリカに移住することを希望している世界中の人々はそんなに馬鹿なのか?藤原は一度アメリカに移住を希望する世界中の人たちに聞いて見るといい。己の世間知らずを棚に上げて勝手に吠えるな!といいたい。
◆武士道精神の復活を(P.116)
先日、爆笑問題の太田さんがいいことを言っていた。「武士道、武士道っていうけど、日本は武士の国じゃなくて農民百姓の国だったわけでしょ。日本人の大半は武士道とは関係なく生きてきたわけですよ。それに確かに戦後の民主主義はアメリカに与えられたわけだけど、それが我々は好きなんであって武士道なんかよりアメリカ文化の方が我々には近い存在になっている」まさに言い得て妙である。山本夏彦さんも過去の日本をあまり美化するなといい、以下のような指摘をしている。「戦前が良かった良かったなんて過去の日本をあまり美化するものではない。今の日本が昔より遙かによくなったことの一つに大人の男がそこら中で立小便をしなくなったことを指摘しておきたい。昔の東京では裏通りなんか臭くて歩けなかった。今の東京ではこういうことはなくなった。それだけでも大きな進歩だ」
◆日本が目指すべきは「普通の国」ではなく異常な国だ(P.179)
おいおい、藤原、馬鹿も休み休み言えよ。普通の国=アメリカみたいな国になることと藤原は勝手に決め付けているが、「普通の国」とは小沢一郎が「日本改造計画」で言い出した表現で、要するに憲法9条にからんだ非武装中立論を克服しようという話であって、アメリカみたいな国になることが普通の国になることだ、なんて誰も言っていないんだよ。ここに藤原の議論の破綻が凝縮されている。もう少し勉強し、推敲を重ねてから本を世に問うべきだった。風呂の中で勝手に吠えているのなら害はないが、公共の場で発言すると、それは後々までついてまわることになる。

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紙の本

よくこんなひどい本を…

2006/03/07 08:59

34人中、32人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぱんくぽんく - この投稿者のレビュー一覧を見る

まあここまでひどい本をよく書けたものだ。
正直言うとあきれ返って口もふさがらないのだが、
一点だけ。
著者は「論理」が戦争を引き起こし、「情緒」があれば戦争は防げるという。だから日本の「情緒」を世界に広めるべきだとも。
だとしたら、日中戦争は?太平洋戦争はどうなるの?
あの戦争の当事者だった当時の日本の指導層のどこに「論理」があったの?国民も一丸となって「情緒」だけで(何の合理的計算もかなく)、戦争に突入し、「情緒」だけで立案した特攻作戦とか玉砕を繰り返し、敗北。
だから戦後、情緒ではダメだ、やはり論理的でないということになったんでしょ。
著者が西欧的な「論理」を嫌う気持ちは理解できる面もあるが、日本的な「情緒」だけでもこの国はまたダメになるだろう。
今、「情緒」を強く訴えることは、そういう気分でなし崩し的に増税、改憲などの悪政を強行しようとしている一部指導層に利用される可能性が高いことを著者は分かっているのだろうか。
それとも著者も同じ穴のムジナ!

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2011/06/12 19:23

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2005/12/29 23:13

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2011/09/05 21:03

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