紙の本
往復書簡集
2019/02/28 23:15
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
往復書簡集ということで、お互いのあうんの呼吸なところが良かったです。文章の合間に流れるものがある感じ。
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往復書簡のようで、それぞれが、それぞれの書いたものに応えすぎていないところがいい。それぞれの個の強さを感じる。しずかに夜中に手紙を書きたくなる。
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古本屋であり執筆家でもある松浦弥太郎さんと
料理研究家の長尾智子さんが、
2004年の夏から2005年の春までの一年間、
旅先などからやりとりした手紙をまとめたもの。
いや...やりとりという「言葉」は
あまり正しい表現ではないような気がする。
何故ならば、双方が思い思いに、
自分の身に起きた出来事、旅先での話、
ふと思い出した昔の話、仕事や日々の生活の中で
頭に浮かんだことなどを、相手に
「ねぇ、聞いて。」って語りかけている感じ。
そんな相手の語りかけに、もちろん相手はただじっと聞いて、
話の内容を受け止めてはいるはずだが、
その話に返事をする様子があまりない。
片方が語った話は、相手がその手紙を読み、
心の片隅に納められた時点で、「安住の地」を見つけ、
いつのまにかそこに 溶け込んでしまうらしい。
さらさらと自分の語りたい事を書き綴り、
すぅっと相手の話を受け止めて。
文章家は、旅先で読んだ本の話を。
料理研究家は、仕事先で煮たジャムの話を。
聡明で自然体な二人の大人が交わす
静かで、穏やかな手紙の旅。
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COWBOOKSの松浦弥太郎、料理研究家の長尾智子さんの往復書簡。タイトルの独白ニュースレターからわかるように、往復書簡でありながら各自の出来事や思いを綴っている。長尾さんの文章が素敵でした。
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長尾智子づいていたので、ネット買い。それに弥太郎。
本当に独白。往復書簡とはいえ、質問にも応えずに淡々と流れていく日々もあり。
「千人が並んだ店はおいしいと言えるのか」
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ゆったりとした毎日。いそいそとした毎日。その気さえあれば、毎日はステキに流れてゆくんだな・・そんなことを考えたなんだか優しい一冊。
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料理研究家の長尾智子さんとの手紙の交換のやりとりを綴った本。お二人それぞれが一人の時間を丁寧に過ごしているのがとてもよく伝わってきます。
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今の暮らしの手帖の料理ブレーンである(と思う)長尾さんとのやりとり。
長尾さんってすごく魅力的な女性だと感じます。
料理がすっぱりしていて。
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長尾智子という人物にとても惹かれた。高山なおみのエッセイを読んだときにも思ったのだが、料理家の発する言葉にははっとさせられるような味がある。それというのも、彼女たちにとっての素材が野菜や肉、魚だけではなくて、そのもの世界だからではないだろうか。広い視野、それでいてじっくり向き合う姿勢がたまらなく好きだ。手紙には相手が必ずそこに存在するということ。さりげない気遣いが、じんわり優しい。
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松浦さんと長尾さんの言葉のやりとりにほっとする。
この本を読んでから、この人に伝えよう、と文章を書くことを気をつけるようになった。
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松浦氏は本のこと、長尾氏は料理のこと。お互い自分の好きなことを書いているが、ちゃんとコミュニケーションは取れている。料理も芸術の1つ。芸術家同士が切磋琢磨されている感じを受けた一冊。(図書館)
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松浦弥太郎さんと、長尾智子さんの
あとがきの言葉を借りれば、
本とお鍋をそれぞれ持っての往復書簡
親密で、気分の上がり下がりがあって、
なんというか素直な本なので、
こちらも素直につられて、一緒に考えてしまう。