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特盛!SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話 みんなのレビュー

  • 大森 望 (著)
  • 税込価格:1,98018pt
  • 出版社:研究社
  • 発行年月:2006.3
  • 発送可能日:購入できません

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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (4件)
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  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

それにしてもあの「あるいは牡蛎でいっぱいの海」って正しくは「さもなくば海は牡蛎でいっぱいに」だったのか

2009/12/21 11:25

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SnakeHole - この投稿者のレビュー一覧を見る

これがどんな本か,そんなこたぁお前の言を待つまでもなくすべて書名に盛り込まれているではないか,この書名こそ文字通りの「特盛」だぜ,と思うかもしれないが,あのベイリーの「時間衝突」からルーディ・ラッカーの「セックス・スフィア」,チャールズ・ブラットの「バーチャライズド・マン」,またラッカーで「ハッカーと蟻」,J・C・ハーツ「インターネット中毒者の告白」,コニー・ウィリス「リメイク」,グレッグ・ベア「ダーウィンの使者」,再びコニー・ウィリスで「犬は勘定に入れません」と……それほど熱心なSF読者でもないオレでもこんだけ読んでいるという面白本翻訳者・大森望がそんな額面通りの本など出すわけはないのである。

確かに最初の方こそそれなりに翻訳者のココロガマエとか名訳の実例だとか殊勝な(?)ことを書いてるが,読み進むうちニフティにはまって課金が月5万を超えたとか,Macを買ったら金がかかってたまらんとか,40代になって気がつけば後継者と呼べる若手が全然おらんとか,映画「フリージャック」がらみでミック・ジャガーにインタビューしたら彼はゴダールの「ワン・プラス・ワン」を観てないと言ってたとか……まぁともかく面白いこたぁ面白い本です。

SF翻訳家を目指している人,SFに限らず翻訳家を目指している人,別にそんなものは目指してないけど海外SFが好きな人,上記のどれにも当てはまらないけど,とり・みきが好きな人(挿し絵を描いてます)の人にはお勧めの本であります。それにしてもあの「あるいは牡蛎でいっぱいの海」(アヴラム・デヴィッドソン著)って正しくは「さもなくば海は牡蛎でいっぱいに(Or All the Seas with Oysters)」だったのか。知らなかった。

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紙の本

内容が古びてしまった文章もあるが、著者の達意の文章にひきこまれた

2009/12/25 07:13

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 SFを専門とする翻訳家・大森望が1989年から1995年までにSFマガジンに連載した原稿を中心にまとめた翻訳関連エッセイ本です。
 出版が2006年ですし、集められた文章の多くが10年以上も前のものですから、例えば翻訳ツールとしてのワープロやパソコンに関する細かな記述が時代の古さを感じさせるなど、今となっては精読対象とはならない文章も含まれています。

 しかしそれでも私は本書を堪能しました。
 私自身はSFに関しては熱心なファンというよりはごく普通に年に数冊読む程度の読者ですし、翻訳を生業にしようと考えているわけではありませんが、著者の軽妙洒脱な文章は読んでいて大変心地良いもので、倦むことなく頁を繰り続けました。翻訳家のように言葉についてとことんつきとめる難渋の日々を送る人の文章は本当に面白いものです。翻訳家のエッセイにハズレはないというのが私の経験知ですが、今回もその期待を裏切ることのない内容に魅了されました。

 翻訳家が経済的に余裕のある生活を保証してくれるものではないことは、金原瑞人の「翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった」でも読んだことがありますが、本書ではより詳しくその翻訳家の収入や印税生活の実態について綴られていて、大変興味深く読みました。

 それにしても本書によればSF翻訳業界には若い後継者がなかなか育たない実情があるのだとか。
 英語圏のSFの翻訳ですらそんな淋しい状況ですから、他にはわずかに東欧圏のSFが紹介されてきた程度の日本のSF翻訳業界で、今後アジアや中南米といった地域からのSF作品が紹介されることを期待するのは望み薄なのかもしれませんね。
 それは大変残念なことです。

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2006/07/01 19:10

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2010/02/19 22:31

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2006/12/17 18:49

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2018/09/09 18:14

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2020/10/09 15:31

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