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宮城谷氏の小説は、他の中国歴史小説と比べると、展開が淡々とテンポよく(テンポよすぎる?)、文章もドラマチックではないので、それがちょっと・・・という人もいるかも。
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遂に秦最後の名将、章邯も楚に下り、秦は滅亡へ・・・項羽は秦朝を倒すが、動乱は収束へ向かわず、さらなる動乱が続く・・・ 面白いです。
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秦の不敗の将軍、章邯に包囲された絶体絶命の魏王を救うべく、田儋率いる斉軍は、臨済へと向かった。秦軍は、20万、迎え撃つ魏斉連合軍は10万。田儋は、章邯の自在な用兵、精緻な機略の前に苦戦を強いられる。田横は義を以って楚に援兵を乞い、楚の勇将項梁は、項羽・劉邦・黥布らを率いて、章邯の大軍と激突する。楚漢戦争前夜、帝国秦の終焉を圧倒的迫力で描く、驚天動地の第三巻。
(本書・裏表紙より)(本書。裏表紙より)<著・宮城谷 昌光>
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途中、少しだれます・・・;;
田横があまり出てこなかった印象を受けたからでしょうか。歴史は大きく動いているというのに。
そして蘭まで・・・!?と驚愕しました。
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二世皇帝の最期・・・
ここにかかれているように、このとき彼が
2人の暗殺者を高位につけるから趙高を
誅せよと言えば歴史はかわっていたかも。
かわいそうな皇帝だ。
劉邦のカゲがうすいのがウケる。
こうやって1つの国から見ると、戦国時代
に逆戻りした感じだったんだなぁ。
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★2010年45冊目読了『香乱記<3>』宮城谷昌光著 評価B+
臣民に異常な圧政を強いる秦の二世皇帝胡亥と宦官趙高は、唯一の支えとなった常勝将軍章邯にも見捨てられ、とうとう自滅にいたる。また、乱戦の中から頭角を現した項羽と劉邦は、次第に群雄を取りまとめて勢力を増していく。また、斉で勢力を確立する田氏は、将軍田横を中心にその声望を高めていく。
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秦が滅び、各地で立った王もそれぞれの思惑で争っていく中で、もともと斉の王の血筋の田兄弟も斉を立てていきます。
項羽や劉邦といったよく知る名前と歴史を別の視点から見れて読みごたえがありました。
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いよいよ楚漢戦争に田横も巻き込まれていく。
楚漢戦争を別の視点から見てみると違う中国史が見えてきて面白くなってきた。
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秦の始皇帝の時代。秦の悪政下において各地で反乱の火ぶたが切られていき、楚漢戦争が勃発、帝国秦が終焉していくまでの話。各国の将軍たちが登場するなか、主人公は斉の田横。前半は田横の様子がよく描かれていたが、後半は楚の項羽と劉邦や秦の章邯が多く登場し、田横の話というより猛将たちの話という感じだった。立場は違えどどの人物も志高く、熱いなと感じた。
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「孔孟の教え」と孔子と並び称されるのが孟子で、「性善説を主張し、仁義による王道政治を目指した」(Wikipedia)。仁は儒家が最も重んじるテーマで身内への愛情を意味する。これに対して義は多くの人々を博(ひろ)く愛する精神のこと。東アジアが家を重んじるのは仁のゆえ。「日本というのは、あらゆる組織、あらゆる集団が、血縁を拡大した擬制血縁の原理で成り立っている」(岸田秀、『日本人と「日本病」について』1980年)のも儒教の影響であろう。
http://sessendo.blogspot.jp/2016/01/blog-post_7.html
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目まぐるしく戦況が変わるなかで、項羽のいる楚がじわじわと出てくる。秦の二世皇帝も斃れ、秦も滅ぶ。新たな時代に向かって歴史は動く。では四巻へ。
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最後の秦将・章邯の描かれ方は(司馬遼太郎の『項羽と劉邦』を読み慣れすぎたからか)物足りなさもある。もちろん、主舞台の斉国内や田横周辺の書かれ方は緊密だから、それだけ主人公がまだ歴史の中心へ近づいていないということなのだろう。
今巻で秦も滅亡し、物語が高潮する途上にあるのを感じる。