紙の本
H26.5.27読了
2014/06/07 08:15
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投稿者:竹匠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物、皆々、良い人。当たり障りのない新聞連載小説。毒がない。
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これぞ宮本輝の世界!!
あくまでも私の中での宮本輝さんのイメージですが。
久々に大満足。
特別哀しいできごとがある訳でもなく、ごく普通の日常(多少のゴタゴタはあるけど)が描かれてるだけなのに、なんだか泣けた。
読み終わって幸せな気持ちになれた。
もしも10年前に「10年後、地図の場所でお待ちしています。ぼくはその時、あなたに結婚を申し込むつもりです」なんて手紙をくれた高校生が自分の目の前に現れて、しかも今でも想い続けてくれてたら、それってすごいドキドキだよなぁ。
いい年して私ってばまだ「白馬に乗った王子様」思考があるのかもしれない。。。
宮本輝さんは「日本という国の民度がひどく低下している」って感じてこの本を書いたそうだ。
だから登場人物がみんな、優しくて誠実で大人で愛に溢れてるんだ。
こんな人たちに囲まれて生きていけたら幸せだなぁって思った。
んま、まずは自分が、優しくて魅力的な人間にならなくちゃね。
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10年前に「10年後、地図の場所でお待ちしています。ぼくはその時、あなたに結婚を申し込むつもりです」という手紙を高校生の男の子から渡されたところから、年月を経て偶然再会を果たすところからストーリーは、展開される。ありがちな話しだけど、全く嫌じゃない感じでした。最後の終わり方が好き。大人の美しい恋愛話。
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上下巻一気に読める。
話自体はすごく面白いわけでもない。でも引き込まれる。
蜘蛛って空飛ぶんだ。
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壊された懐中時計の持ち主を探す桂二郎。あの手紙を出した人のこと、知りつつある留美子。・・・二人とも自分の人生を必死に、でも大切に生きているなって感じた。留美子さんには是非、俊国と仲良くしてほしい(笑)少し難しかったけど「新しい傑作」っていう言葉がぴったりだと思った。
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『約束』をしたくなる、守りたくなる。かかげたくなる。叶えてあげたくなる。
安易な約束であろうとなかろうと、それを守る、掲げる、叶える…その意思こそが約束をするということの本質なのじゃないかなと思う。とにかく登場人物の実直で不器用な生き方ほほえましい。
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すごく面白かった。保存版ですな。コレは。
ちょっと失敗だったのが、あまりにも面白くて、下巻に入ったときに、amazonでカスタマーレヴューを見てしまった事。
なんで、そんなタイミングで?という感じだが、「あまりにも面白かったから」としか言い様がない(-_-;)
そこには、私が一番楽しみにしていた部分について結末・・のようなものが書かれていたので、
?(゚∇゚|||)げーっ;; 見ちゃったよ。見ちゃったよ。
と、かなり慌てました。そして、知ってしまった事で、急に読む気がしなくなり2,3日放置。
結局、再び読み始めて、そしたら止まらなくなっちゃって、
「あ〜読んで良かった♪」ってことになりましたけど(笑)
レヴューは、読む前だけにしておきましょうね(^_-)-☆
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てっきり最後は、総社で蜘蛛が空に飛び立つシーンでの感動のラストを
想像していたら、結構あっさりとしたラストだったので採点は少し辛め。
でも十分楽しめた作品。
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2000年10月から2001年まで1年間『産経新聞』に掲載され、2003年に単行本として出版された作品。
主人公の留美子は22歳の時、7つ下の少年から10年後の結婚を申し込まれる。10年の歳月を経て、かつての少年とその家族との付き合いがはじまっていく。
率直に言って、前半にふくらませたストーリーを後半で回収しきれていないように感じた。進めば進むほど話が拡散し、何を言いたいのかつかめないまま終わってしまった感がある。無駄な描写よりはストーリーの構築の方に力を入れて欲しかった。
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8月25日~29日
壊されたパテックの懐中時計の持ち主を探す桂二郎の前に、妖艶な中国女性が現われる。そしてもう一人、桂二郎を訪ねてきた若い女性は、昔別れた恋人の娘だった。一方、留美子は謎の手紙の主について、次第に手がかりを得ていく―。人は何を拠り所にして生きていくのかを問う、宮本文学の新しい傑作。
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主要登場人物、ほぼすべてが同じ思想。たくさん登場人物がいるのに実は一人の人間しかいない。読んでいて気持ち悪さを感じた。
ストーリーは美しかった。
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ちょっと意外な結末。少し物足りない終わり方。
でもやっぱり、宮本輝さんの作品の世界観と人物はとても好き。
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上巻同様、桂二郎と留美子の語りで進みます。
桂二郎の大人の対応、蘊蓄の深みなど、ダンディーな社長さんを思わせます。
ゴルフで、あばら骨を痛めちゃうところは、おちゃめですが…。
留美子と手紙の主との劇的な展開を期待しますが、ちょっと肩透かしな感じもありました。
全体を通して、素敵な大人の会話を楽しめました。
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読み終えたとき、自分の持てる力を出し惜しみせず、一生懸命生きろ、と言われているような気がしました。宮本作品を読むと、随所随所にハッとさせられるセリフが出てきて、自分が悩んでいたり困っていることを見透かされているような気持ちになります。
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ラスト、2人が
「俊国」
「留美ちゃん」
と呼び合っていたのが意外。
でもよいと思いました。