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7月28日購入。同日読了。さらっと読めてしまいました。が,うーん,あわない。厳密に言うとニシノくん主人公じゃないんだけど,なんか違和感を感じちゃって駄目でした。
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ニシノユキヒコ、会ってみたい、見てみたい。わたしは彼のタイプじゃないと思うけど、わたしは彼が気になってしかたないと思う。
彼に関わる女達は、みんな立派で感情に負けず、孤独に強いのが、気持ちいいくらい。
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この本の装丁がたいへんに好き。同じ装丁のまま文庫化されていて、そのミニチュアな感じにはますますときめいた。もちろん中身もいい。ひたひたのぬるい水の中でまどろんでいるような、さびしさのある物語。主人公はニシノユキヒコだけれど、恋の底にある、超えられない孤独の淵を覗いてしまうのは、さまざまに彼とかかわった女たちだ。こういうのも、魔性の男ってやつか。
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プレイボーイのニシノ君を取り囲む10人の女性の回顧録。女性を本当には愛さないから愛されないニシノ君。切なくてもどかしくて面白かったです。
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人を好きになることに理由なんてなくて、突然なものであるように、人を好きではなくなる瞬間もある日突然、理屈なしにやってくる。
そして、恋の終わりは、想像以上に確固とした瞬間にあり、後戻りすることは非常に困難だ。
だだをこねずに、恋の終わりを受け入れられるようになるのは大人だからなんだろうか。
いろんなことをあきらめられるようになるからだろうか。
恋の上手になりたいなあ、と思いながら読んでみたけれど、ニシノユキヒコも、モテはするがいずれも実らない。
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ニシノくんの存在がしんしんと寂しい。でもわたしは彼と一緒にいる女の子たちになるより、ニシノくんになりたい。
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赤ちゃんを失ったお姉さんか誰かの母乳を飲むところが印象的。
川上弘美の男と女の物語は下品ではないけど色気がある。
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むしろ興味深かったのは、ニシノユキヒコを取り囲む女性たちの、恋愛に対する冷静さでした。ニシノユキヒコ。、、、あのヒトに似てるなぁ。
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良かった。さくさくっと読めた。ダメ男についつい捕まってしまう私としてはニシノくんの空気がたまらない。
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「どうして僕はきちんと女のひとを愛せないんだろう。」と書いてある帯に惹かれて買ったけど、面白かった。ダメ男、なのかな。ニシノユキヒコにも魅かれるけど、出てくる女の人たちにも魅力的だったなぁ。
(06/08/14)
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言うことなしなのに、最後には相手に振られてしまう男、ニシノユキヒコ。彼の中学時代から死ぬまでの恋愛を彼女たちの目線から綴った短編集。
構成は面白かったけど、最後が今ひとつだったので星4つです。
それにしても、こんな人が周りにいたらどうなんでしょう?
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短編集かのようなつくりで、実際出てくる男は、ニシノユキヒコという同一人物。中学生だったり死んでしまったり、女性も呼び方がニシノ君・幸彦・ユキヒコくんとさまざまになる。このつくりが面白かった。1つ1つの話が完結しているのもかかわらず、絡んでいたりする。小説として面白い作品でした。
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わたし、こういう人と付き合って、ずるずると、やられちゃいそうな気がするぅ、って思っちゃいました。おそろし。
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ニシノユキヒコという男性を付き合った女性視点から紡いでいく物語です。
男の僕から見てもちょっと困ったやつだなぁと思いますが、魅力的なんですよね。
本当に人を愛したことのないニシノユキヒコはいろいろな女性と関係を持ちますが、最終的には女性から別れを告げられます。
少し僕と似てるような気がしました。そこまでモテたことはありませんが。
なんとなくスタンスとか価値観とか通じるところがあるような。そんな気がします。
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ニシノユキヒコと関わりを持った10人の女性が語る‥という章立て。川上さんは短編がうまいな、といつも思う。川上ワールドを堪能しつつも切なくもの悲しくなる(でも決して暗くはない)連作集。